第2話
文字数 513文字
IT業界では一流企業にあたるMS社も下請けとなると中小企業がほとんどだ。私はMS社が好きだったので、挨拶をしっかり、返事もキレよく行った。しかし元気はよくても仕事ができない私は「あたりが強くてもあいつなら大丈夫だろう。」という扱いに代わっていくのがわかった。次第に上司からの無茶ぶりが増え理不尽に怒られることが増していた。怒られる数が増えると恐怖でミスも増えた。仲の良かった同期は少しずつ辞めていくなかで、何とか一年耐え抜いた。
明日が段々怖くなり眠れない日が続いた。気づいたらあのような事故になってしまったのだ。
24年。私が生きた年数を何度も繰り返し想像した。初恋の淳也のこと、女子バスケに明け暮れた高校時代。バイトしながらブランド物を何とか買おうとした大学時代。そして会社員時代。私は目の前の人たちに比べてなんと若く物足りない人生を送ってしまったのだろう。最初は泣いていたが、150年を過ぎるとそれも飽きてしまった。
200年を過ぎた頃、地元メディアがよく集まってきたがどうでもよかった。私は愛されていたのだろうか?物思いにふけっていると春の暖かい風が吹いてきた。優しい桜の香りに安心して気づいたら私は眠ってしまった。
明日が段々怖くなり眠れない日が続いた。気づいたらあのような事故になってしまったのだ。
24年。私が生きた年数を何度も繰り返し想像した。初恋の淳也のこと、女子バスケに明け暮れた高校時代。バイトしながらブランド物を何とか買おうとした大学時代。そして会社員時代。私は目の前の人たちに比べてなんと若く物足りない人生を送ってしまったのだろう。最初は泣いていたが、150年を過ぎるとそれも飽きてしまった。
200年を過ぎた頃、地元メディアがよく集まってきたがどうでもよかった。私は愛されていたのだろうか?物思いにふけっていると春の暖かい風が吹いてきた。優しい桜の香りに安心して気づいたら私は眠ってしまった。