(一)-6
文字数 346文字
そんな中、小杉ムサシ君が資料を拾ってくれた。ムサシ君は同じクラスで生活委員&サッカー部だったので、今日の委員会にやってきたのだ。彼は「おい、資料を踏むなよ!」と他の生徒を大声で注意しつつ、資料を拾って、私の腕の資料の山に全部戻してくれた。そして落ちた資料の最後の一部を私が持っている資料の山に乗せると、ムサシ君は、何も言わずに教室に入っていった。
おかげで私は無事に教室に資料を運ぶことができた。そしてその後すぐに八島先生が来て委員会が始まった。
そんなバタバタのおかげで、私はムサシ君にお礼を言いそびれてしまった。
委員会が終わってから、その後部活が終わってから、ムサシ君の姿を探したが、結局この日お礼を言うことができなかった。
絶対明日、お礼を言わなくちゃ。私はそう心に決めた。
(続く)
おかげで私は無事に教室に資料を運ぶことができた。そしてその後すぐに八島先生が来て委員会が始まった。
そんなバタバタのおかげで、私はムサシ君にお礼を言いそびれてしまった。
委員会が終わってから、その後部活が終わってから、ムサシ君の姿を探したが、結局この日お礼を言うことができなかった。
絶対明日、お礼を言わなくちゃ。私はそう心に決めた。
(続く)