第38話 「の」号作戦・機器準備編
文字数 2,292文字
準備が続く。
配信において重要と考えたのが配信の安定である。そしてもう一つは配信に動きをもたせることであった。
youtube配信って時々ひどく不安定になりますね。あれは途中の経路のスループットもあるでしょうし、配信するPCのスペックも、またyoutube側の処理もかかわってくるので、確実にする方法がなかなか見つけにくいですね。
調べれば知恵って出るものですね。なるほど合理的で実際この通りにやればあちこちの負荷軽減できてスムースに行きそう。
ところが我が著者がこれに気づいたのは閉会後である。
だが、配信用PCと会議アプリ用PCを分けるとか、スイッチャーを使うというのは実際すでにやっておった。
低遅延モードを使うのも配信途中からやれた。チャットツールの活用もほどほどにできた。
OBSのハードウェアエンコードでの運用もかなり前の北急電鉄の鉄道模型ライブ配信でやっていた。
でも、配信スタッフと運営スタッフを分けることやモニタリング端末の確保は不十分であった!
ひいい、なんとかの知恵は後で回るじゃないですか! ひどいっ!
全然褒めてないのに変なところで照れないでください。
でも独力でこの知恵の半分以上にたどりつけたのはよかったですわ。
それよりまずググる知恵回ればもっとよかったのですけれど。
うぐう。しかし我が著者はこの配信機器の要であるスイッチャーを持っていない。
HDMI機器を切り替える機器なのだが、持っておらぬ。
高価なのだ。4万円近い。中古を探しても全く値崩れしておらぬので入手困難。
たしかにあれは中古でも劣化しない機械なので値崩れする理由がないですね。
これ、そのスイッチャーじゃないですか。どうしたんです?
HON.jp理事長の鷹野さんの私物であるが、それをお借りすることができたのだ。
液晶パネルがいくつあるんですかー! まるで宇宙船のコックピットだようー!
左側のラックのノートPCは会議アプリ受信用にしてある。これを借りたスイッチャー・ATEMを介して配信用PCに入力するのだ。ノートPCは2台あるのでうまく使えばかなりのことができる、はずであった。
次は配信PCの強化である。もともと使ってきた母艦と読んでいるPCはインテルのCore i7 2600にメモリ16Gの構成の自作機である。これまで幾多のCGや動画編集作成をしてきた機械だが、いかんせん2011年に組み立てた機体。老朽化・陳腐化が考えられる。
SandyBridgeですもんね。何かのメディアで書いてあったなあ。「SandyBridgeおじさん」って。
まさに我が著者はそれであるのだ。しかし今どきのPCに更新するにはお金がかかる。
これまでとちがい、バイト2連装で収入があるとしても新型機導入は難しい判断。
それゆえ、これまでずっと先送りしてきた。5月に新型機と思うておったのだが7月まで構成を考えたものの購入できなかった。
著者さんのTwitterにフーセンが……。著者さん誕生日迎えたんですね!
おめでとう言わなきゃ。何歳になったんですか、著者さん。
48歳であるのだ。しかしまったくその実は馬齢なり。48歳児とも言うべき幼稚さでもある。
ふぬ。著者など使い倒してナンボのゾーキンであるのだ。
また著者いじめするー。私たち非実在女子高校生は著者さんがいなけりゃどうにもならないんですよ。ひどいっ。
だが、ここで気づいた。そう、カードのポイントが誕生月は3倍つくのだ。
ええっ、ポイントめあてにPC買っちゃうんですか!!
どっちみちいずれ買うのだ。どうせそうならお得なときに買ったほうがお得であろう。
そりゃそうですけど、まだ世界的な半導体不足の影響でPCの部品、すこし高いかもですよ。
だがしかし! 値下がりを待っていてはいつまでも実施できぬ。
まして直後にイベントに投入することができるこの好機を逃すのは下策っ!
「ゆるキャン△」のコマをパクらないでください。またよその権利踏むんだから。ひどいっ。
パーツは通販で発注、著者宅で組み立てることにした。
グラボはGeforceにしたんですね。前の母艦PCと同じですけど、大幅にパワーアップですね。
CPUはCore i9 10900にしたんですね。CometLake、第10世代CPUだ。2020年発売。
コア数は前のi7 2600の8コア16スレッドに対して10コア20スレッドにもなるのだ。
もー! ふたりで色々言ってるけどぼくにはさっぱりなんのことかわかんないよー!
すまぬ華子。要は前の機械にくらべてこれも3倍近い能力であることを言いたいだけなり。それよりちゃんとわかんないという華子はわかんないことをそのままにせぬのは実に良い心がけ。えらいのう。
うむう。ともあれ次回は新母艦機のパーツ到着と組み立ての話であるのだ。
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