第13話 風の便り
文字数 428文字
桃太郎の出ていった村では、彼の母親の鬼嫁志摩がやってくる理由もなくなり、穏やかな生活が続いた。
「こんなことなら、もっと早く旅立たせればよかったですな。」
「こないだ行商人から聞いたんだが、やつはどこに行っても相手にされないらしい。で、動物を集めて曲芸一座をしてるらしい。」
それから、しばらくして、犬・猿・雉を連れた桃太郎は母親である鬼嫁志摩を訪ねると、
「こりゃうまそうな手土産だね。さっそく、鍋にでもしようかね。」
あっさり、3匹を差し出した桃太郎はちゃかり宴会の席に上がり込みとすっかり上機嫌。やがて、お決まりの大酒対決が始まると、以外にも、酒豪だった桃太郎。周りの連中が、バタバタ倒れていく中、志摩との最終対決に3匹そっちのけで大盛り上がり。一方、3匹は、たまったもんじゃありません。食われちゃたまらないってんで台所で大暴れ。
「誰だよ、こんな乱暴な獣たちを連れ込んだのは。え?志摩の息子。勘弁しとくれよ。引き取ってもらいな。」
「こんなことなら、もっと早く旅立たせればよかったですな。」
「こないだ行商人から聞いたんだが、やつはどこに行っても相手にされないらしい。で、動物を集めて曲芸一座をしてるらしい。」
それから、しばらくして、犬・猿・雉を連れた桃太郎は母親である鬼嫁志摩を訪ねると、
「こりゃうまそうな手土産だね。さっそく、鍋にでもしようかね。」
あっさり、3匹を差し出した桃太郎はちゃかり宴会の席に上がり込みとすっかり上機嫌。やがて、お決まりの大酒対決が始まると、以外にも、酒豪だった桃太郎。周りの連中が、バタバタ倒れていく中、志摩との最終対決に3匹そっちのけで大盛り上がり。一方、3匹は、たまったもんじゃありません。食われちゃたまらないってんで台所で大暴れ。
「誰だよ、こんな乱暴な獣たちを連れ込んだのは。え?志摩の息子。勘弁しとくれよ。引き取ってもらいな。」