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文字数 279文字
◇徳富蘆花
「新撰組に紀州に薩摩…
ああ~
容疑者が多すぎて
頭が混乱しそうだ!」
・頭を掻きむしる蘆花。
◇勝海舟
「まあ実際
誰に殺されても
おかしくないだけの
理由があった」
◇勝海舟(声のみ)
「龍馬が夢見たのは
開国でも大政奉還でもない
もっとその先にある
日本共和国の建設だった
そうなりゃ幕府も朝廷も
薩長だって用無しさ
だがな…」
・海の水平線の向こうから、太陽が昇るシーン。そこに風に髪をなびかせる坂本龍馬の肖像がオーバーラップする。
・勝海舟ちょっと溜めて
◇勝海舟
「実は龍馬暗殺の犯人は
すでに捕まってるんだ」
◇徳富兄弟
「ええッ!!」
・仰天する徳富兄弟。