詩小説『8月31日、夏の日』3分であの夏。全ての大人へ。

エピソード文字数 463文字

8月31日、夏の日

眠気まなこで、寝癖の髪撫でて、ひんやりとした朝に。
通ってたな、近所の空き地に、夏休み、ラジオ体操。

団地友達は、おばあちゃん家だったり、旅行だったりで。
ひとりぼっちの、公園で。入道雲、蝉の鳴き声、アイス。
そう、そんな気持ちに似てる。

この気持ち、幼い頃に出逢ったことがある。
そんな、恋だった。

結局僕は、ラジオ体操、一度も休まずに、
首にぶら下げたカード、毎日もらった、シールが埋まる。

牛乳パックで作った、ロボットの貯金箱と、
終わりかけの夏休みに、残した淋しさ。
そう、そんな気持ちに似ている。

この気持ち、幼い頃に出逢ったことがある。
そんな、恋だった。

会うことも次第に少なくなり、
連絡を取り合う回数も減った。
別れようとはメールで告げた。

別れるということは、
もう、二度と会えないということ。
当たり前のことをまじまじと、
思い知る。

この気持ち、幼い頃に出逢ったことがある。
そんな、恋だった。

誰もいない公園。
蝉の鳴き止む時、吹いた風。
8月31日、夏の日。
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登場人物紹介

主人公はあなたです。それぞれの恋愛模様を『詩小説』で。

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