第71話 ありすとデート 全米が泣いた

文字数 7,398文字



 火曜の晩、皆で「半町半街」で紅白歌合戦を観た。
 水曜の晩、満月がパンケーキになった。
 で、今日は木曜日。夜、時夫とありすは「フシギシネマ」で映画を観る。

 沈黙する「ぷらんで~と恋武」の隣に建つ、シネマコンプレックス「フシギシネマ」。
 この町唯一の映画館に、ありすと時夫が到着したのは、すっかり日が暮れた頃だった。
 結局その日、ウーが「半町半街」に戻ってくることはなかった。ありすが、時夫とデートすることをウーは知らない。
 こんな風に二人で恋文銀座を歩くと、いつも臨戦態勢で見やっている町並みとは全く違って見えた。
「なんかこういう時間、忘れてたナ」
 ありすがそう言ったきり、お店から駅前に到着するまで、ありすも時夫も終始無言だった。別に、ありすの無言が時夫に移った訳でもないだろうが。
 こうして恋文銀座を歩いてきたが、この景色。そして道行く人々。
「ねぇ、この人たち。外を歩いている人も店内の人たちも、みんな砂糖の偽者人間になったのかな。目を合わせると、偽者達に俺たちの存在がバレるのかな。それとも、俺たちも砂糖になってしまうのかな」
「もう大丈夫よ。私達は。二人とも気づかない内に偽者だったとしても、もう雪絵さんみたいに、限りなくニンゲンに近づくことができて、もう偽者とは呼べない」
「そっか。そうだよな」
 すべてが白彩の煙突から吐き出された煙のもたらす飴によって、砂糖化したものだ。すべてが、一人残らず、作りものの人間だ。俺達は地下勢力に囚われている。
 -----だが、もうかまわない。
 木枯らしが吹いている。
「肌寒くなってきたな。ありすのそのゴスロリ服、暖かそうだけど」
「うん。でも私、冬好きなんだ。冷たい風が胸のこの辺りに当たると、ファンタジーを感じるんだよね」
「ふ~ん? ハハハハ」
 時夫はありすがおかしなことを言ったのでにやけ、笑った。時夫はファンタジーなら近頃散々感じていた。
「あははは」
 時夫が笑うとありすも笑った。時夫はなんだか二人で笑うのが愉快に感じるのだった。
「小さい頃は、何もかもが不思議で、楽しかった。それが、いつの間にかすべてがありきたりな日常に変わっていった……」
「そうだね……」
 ありすはガードレールの真横でしゃがんだ。
「こうして視線を落とすと、子どもの頃の記憶がよみがえるんだよ」
 時夫もありすの横に並んでしゃがんだ。
「ホントだ。街が新鮮に見える!」
 もっともこのごろは世界観の大変革を迫られている。
「この辺もずいぶん変わったなぁ。前は道端で傘を直してくれるおじいさんとか居たんだよ。手元にある道具だけで直しちゃうなんて、魔法使いかと思った」
 「いかけ屋」というらしい。
 ありすは再び立ち上がって歩き出し、「びわの歌」を口ずさんだ。時夫はそれに合わせて歯笛を吹いた。
「器用だね時夫」
 気分がよかった。
「サンキューありす」
 時夫はありすの頭をぽんぽんと撫でた。
「どうした?」
「ありすが今日は可愛くて」
「死ぬのか? もうすぐ」
「死なない!」
「熱があるの? どれ、漢方を処方してやろう」
「大丈夫だって」
 お互いに照れ隠ししながら、映画館に到着したのだ。

「サテ……何観よっか?」
 フシギシネマの正門には、等身大の自由の女神像が置かれていた。
 像の頭部をよく見ると、小さな自由の女神像が乗っかっていた。その頭部にも自由の女神が乗っている。「無限の女神」と題されていた。
 時夫はここに立ち入ったことはない。
 改めて見上げると、真新しい。
 もし敵基地だったどうするんだ? だがもう、そんなことは今更どっちだってよかった。もし敵基地だったとしても、その時は戦うだけだからだ。自分の部屋でさえ安心ではない今日の状況下、不思議と平静な自分が居る。
 女性の場合は開き直るというが、男の場合はブチ切れれば根性が座る。恐ろしさも、ある一定のレベルまでのこと。そっから先は、やるしかないという気分になる。
 幸いにして、ここに地下帝国の橋頭堡を示す「六角形に蜂の頭」のマークは見当たらない。映画鑑賞中、デートを邪魔される心配はなさそうだ。
「久しぶり、総天然色活動大写真か~」
 ありすが微笑んでいる。
「え? あぁ、映画のことか」
 壁に表示された、上映スケジュールを二人で確認していった。

 『ダーティーハマー』 アメリカ版あぶない刑事らしい。
 『ブレナイランナー』 ぶれないランナーの話らしい。
 『失敗ダーマン』 失敗したらしい。
 『素天狗』 素の天狗による、「スティング」?
 『トモコ・レイダー』 トモコさんの冒険活劇。
 『ウルトラマッチョ』 アーノルド・シュワッチネッガー主演。
 『さよならジュピターにさよなら』 さよ~なら~。
 『第九ハードボーイ』 年末にテロリストと中年刑事の孤軍奮闘を描くアクション映画のパクリ。
 『ユー・マスト・大』 香港アクション。
 『グッドガイ&バッドガイ』 雑なタイトルの西部劇。
 『マサルの女』 誰?
 『ラスト・サムイヤツ』 ……タイトルが寒い。
 『OZの安二郎』 えーっと……。
 『初恋が来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た来た道』……なんか怖い。
 『群馬大戦』 ……群馬っ。
 『ゲロリアン・デスマッチ』 観たくないんですよ。
 『スカイネット対マトリックス』 おい……これはちょっと観たいぞ。
 『キングゴジラ対メカトラマン』 ありえないほどB級。
 『ピーマン対ニン人』C級。
 『ジャガイモンスターの逆襲』 Z級。
 『カジノ怪獣バカラ』 ……。
 『諏訪ウォーズ』 まさかダークスターかこれ。映画化されてるし……。
 『Why Wild?』 え? 主演サミュO・P・Q・ジャクソン? 映画化されてるし……。

 最後の二作は、敵の罠である可能性が高いのでスルーする。
「チャラン・ポランスキー……ってウーのことか?」
 『ラスト・サムイヤツ』の監督を見て、時夫は言った。こんな名前の監督の作る映画の内容も、どうせチャランポランに決まってる。
「ねェ、この、ディノ・デ・ラウレンティラノザウルスってどんな恐竜シャシン?」
 最後のカジノ怪獣のポスターに書かれている名前を、ありすは読み上げた。映画のことをやっぱり「シャシン」と呼んでいる。
「監督の名前だろ」
「なんかイマイチね。感動系とかない?」
「これは?」
 結局、時夫が選んだ白澤暗(しろさわあん)監督のシャシン『善兵衛が泣いた』を二人で観ることにした。監督名がちと気になったが。
 ポップコーンを食べていると、いやおうなしに雪絵のポップコーン機関銃を思い出してしまう。映画に集中しないと。
 内容はというと、生まれてこの方一度として泣いたことのない善兵衛。その一軒家に、夜な夜な村人が訪れては、泣ける話、感動話を持ってくる。
 そうしてオムニバス形式で、作中劇が続々と展開する。だが、肝心の聞き手の善兵衛はなかなか泣かない。そこで、最後に持って来たのが重身の妻に、子どもが生まれたという話だった。その時初めて善兵衛が泣いた。
「泣けないわね」
 ありすは大欠伸して涙を出している。
「『幻の湖』の足元にも及ばないわ。アンビリの再現ドラマの方がまだマシよ」
 そーかな、結構泣ける話だったよーな……。
「面白く、なかったかな」
「ううん。ずっと別のこと考えてて。ごめん」
 そう、科術師・古城ありすに安らぎの瞬間など決して訪れないのだ。諦めムードの漂う状況を打開しようとして、金沢時夫、この俺を、どうにしかしてこの町から脱出させようと思案してくれているのだ。
「うまく、考えがまとまんない」
 ありすを見るとなんだか顔面蒼白だった。
「何か、俺にできることでもあったら……」
「チョコが足りん。あたしの機嫌を直し、推理させたかったらチョコ。-----いいやチョコなんかじゃ足りない!」
 ありすは時夫の二の腕をガッと掴んだ。
「レストランへ行くわ。付き合って。ビーフステーキを食べるわ」
「あ、あぁ……」

 ボーイ・ミート・ガール

 テーブルの上でキャンドルが、ゆらゆら揺れている。
 ありすは金持ちなので、国道沿いの高級フランス料理「レストラン恋文」に金時を誘った。これまた町で唯一と言っていい本格的ステーキ屋でもある。エントランスに白と黒のアラベスク模様の大理石、黄色い間接照明に照らされた店内の絨毯は赤く、ポマード頭のボーイは全員パリッとしたタキシードを着ており、内装は一流ホテルのそれだった。
「ウェルダンで」
「あたしも」
 時夫は溶岩板ステーキコース「初夢」を、ありすはTボーンステーキを注文した。
 血の滴るようなビフテキが、美味そうな音を立てて鉄板の上で焼かれていく。それとアヒージョというお酒のおつまみみたいな料理と、「普通の」バゲットが着いた。
「ごめんね、なんか、私振り回してるよね」
「別にいいよ。こんな凄い店が、この町にもあったんだな」
 ここは途方もない高級店だ。高級すぎて有産階級しか来ない。ありすの隠れ家のような店らしい。
 大多数が庶民である恋文町民は、食糧難になっても殺到どころか近寄ることもなく、平日の夜は静かなものだった。ありすはそれを狙ってここへ来たらしい。
 それは、MEATING(ミーティング)という名の、肉屋内での作戦会議。牛さんありがとう。
「Tボーンか……」
 何の肉?
「Tレックスのステーキが食べたくなったのよね」
 やめてくれ。ありすが言うと、本当にそうなりそうだ。
「もっとも、この肉が現実の世界の味じゃないって思うと……」
「今は考えないで。美味しくなくなるでしょ」
 珍しいことを言うもんだ、古城ありすにしては。いつもは現実を直視しろとしか言わないくせに。
 夢の世界。これは、そんな生易しいもんじゃない。
 十中八九分かっていた。俺達は、あの地震でとっくに死んでるってことを。
 地下の女王・真灯蛾サリーの仕業などではない。こんなことを言いながらステーキを口にする古城ありすは、やっぱり俺を必死で元の世界に戻そうと考えをめぐらしてくれているに違いない。だが、ありすだって一瞬でもいいから現実を逃避したい瞬間があるのだ。
「最近、近所ってつくづく最後の秘境だって思えるのよね」
(たしかウーが言ってた。そんなコト)
「あぁ……けどその意味が俺にはよくわからない」
「最後の秘境は結局自分ってことよ。たとえ宇宙の果てを探求しようとも、結局自分の中へと深く分け入っていくだけで、外に何かある訳じゃない。これ、唯識っていうんだけど」
「日本の住宅街ってなぜか感傷的な気分になる」
「サリーも言ってたな。地下で」
「アニメの影響かな」
「サリーの電柱LOVEなんだけど……ちょっとだけ分かる気がするんだ。帰宅するときね、夕日と電柱の景色は、なぜか温かく感じる。みんなの生活が感じられて。ここが日本だって思う」
「うん……昭和の景色だね」
 サリーは昭和の女だ。ありすも。
「さっきの映画。結局は愛ってことかな」
 白澤暗(しろさわあん)監督、略して「白餡」だと? 何か嫌な予感が。
「ん……そうなんじゃない?」
 ありすはあまり興味なさそうに、次から次へと切断された肉を口の中へ運んでいく。
「あたしが好きなのは、キャメロン監督の『アバター』なのよ。最初気味悪かったナヴィ族のネイティリが、観てる内にだんだん可愛く観えてくる。いやだから、アバターもえくぼっていうじゃん?」
「ありすはさ、どんなタイプが好みなんだ?」
「何急に? そうね。昭和の男みたい雰囲気なのが好きカナ」
「ふ~ん」
「昔でいったら加藤剛みたいなシブくて気品のある男だったらイイよね」
 大岡越前とか演った役者だ……完全に昭和の女!!
「最近のイケメンって、なんかオソマツ君みたいなのよネ。みんな、髪型や顔の雰囲気がおんなじでさ。全然区別がつかない。それにナヨっちーし」
「はぁ」
 ありすはたとえが独特だ。時勢になびかないタイプなのか、懐古趣味なのか。それはともかく、古城ありすらしかった。
 イケメンに媚びてるありすなんて、時夫には想像もつかなかった。ま、この辺については、今時女子にもいえることで、かわいい娘(こ)の雰囲気は何げに似ているものだが、ありすみたく金髪で黒ゴスロリとなると、その辺をちょくちょく歩いてはいない。
 その後、ありすはなぜか某人気ゲームのホスト・ファンタジー化を批判し始めた。
「あぁ馬勝った。牛負けた」
 地口だ。牛が勝ってると思うんだよね。
「あたし、これ苦手。金時君、食べてくんない」
 ありすは付け合せのニンジンをフォークでゴロンと突いた。
「ニンジングラッセか」
「小学生のとき給食に出てきてそれ以来ダメなの。ニンジンを甘く煮るなんて」
 地下では、ニンゲンを甘く煮るなんて。
「不思議よねぇ。甘い野菜でも、大学イモは許せるのに。昔ピーマンも嫌いだったけど、師匠が作ってくれた肉詰めピーマンで食べられたのよ」
 時夫はありすの分のニンジンも食べた。学校のニンジングラッセよりはよく出来ているはずだ。
「なぁ話って……」
「今日はありがとう。デートしてくれて」
「あぁ……こちらこそ」
「今日、あたしの誕生日なの。ただそれだけ」
「あ、そうなんだ。おめでとう」
 映画の内容はありすにとって微妙だったらしいが、デートとして成功しただろうか。
 時夫にとっては面白かったけど、しかし何もなかったな、戦いのヒントになりそうなものは。こんなことで、俺達時間を潰していていいのか?
「あなたは絶対、私が東京に脱出させるわ。この私の科術師生命にかけてね」
 恋文町は、荒唐無稽でめちゃくちゃな外見的現象とは裏腹に、すべての本質が論理的なメカニカル・パズル・ワールドだ。
 それは意味論に裏打ちされているが、おそらく元々、この町を設計した者が居る。それがひょっとするとありすの探している、今現在絶賛行方不明中の、「半町半街」の店主たる彼女の師匠が、関係しているような気もする。あるいは綺羅宮神太郎か? それと、ウーの彼氏・佐藤マズルという奴は何者なんだ? まだまだ謎は多い。
 さらにいうと恋文町に秘められた謎、奥義は、言葉、論理では決して表せるものではない。この町の論理は、現実とは分離された世界の中で構築されている。
 つまり、現実の中で通用する論理では決して解決しない。この世界独特の論理であり、言語(意味論)を紐解かないといけないのだ。
 結局この町で何が現実なのか、そうでないかは時夫には分からないが、意味論だろうと何だろうと、肉の味は本物だ。
「あたしさ、生まれつき科術の力を持ってたせいで、その力の恐ろしさもこの身を以って味わってきた。あたし自身が半分闇なので、科術を使うと、因果応報で自分も翻弄されてしまうんだ。完全な光へと戻らない限り、ずっと今のまんま-----」
 突然、ありすは身の上話を始めた。
 間接照明と、テーブルの上のランプの炎に照らされたありすの沈んだ表情は、神秘的な美しさを湛えている。
「……闇?」
「うん。あの古文書を解読している内になんとなく分かって来ちゃった……自分のことが。まだ、半分くらいしか読んでないんだけど」
 百五十年前、綺羅宮神太郎が書いた古文書、『恋文奇譚・火水鏡』。その著者名こそキラーミン・ガンディーノの本名だった。
 長い睫が半分閉じられ、物憂げにありすはじっと考え込んでいる。
「遂に分かったんだ。私、分かっちゃったの。-----欠けてたパズルのピースが揃った」
 ありすが口をつぐんだので、それが何かは分からない。
 ありすは、人と隔たりがある存在だからかわいいのかもしれない。半分妖怪というべきかもしれない。
 時折見せる、その寂しげなところ。そして、意外とけなげだ。ずっと、時夫を援けたい一心で行動してきた。決して単純なツンデレではない。
 今夜は、そんな話をしたかっただけのだろうか。だが、ありすはまだ何か言いたそうだった。ありすは今夜なぜ、時夫を誘ったのだろう。ボーイが優雅な仕草でグラスに水を注ぎ、立ち去った。
「他にも、何か話があるんだろ」
「……」
 下を向いていた黒ゴスロリ少女は、時夫をじっと見た。
「時夫……好きだよ」
 金沢時夫の時計の針が止まった。
 時夫は思い出していた。
 最初に古城ありすに会った時、風邪を引いたありすが青白い顔で出てきて、その顔がとても白くて美しかったことを。この町にこんな凄い美少女が住んでいたなんて、心底驚いた。
 だが、その後白井雪絵と邂逅し、時夫の恋の行方が決定した一方で、実はありすの方でも密かに時夫が好きだったという事実が、今彼女の口から明かされた。それで、一度でいいからデートしたかったのだと言った。
「それは-----」
「そっから先は言わないで! 分かってるから!」
 しかしそれは、ありすの片思いだった。
 けれど、今夜の話はそれで終わらなかった。
「君とは、ずっと前から出会う運命だったのかもしれない。ねぇ、君は、うちの老師を知ってるんでしょ。------あたし、君が老師の関係者だってことにずっと気づいていたんだよ。匂いで」
「……」
 店長=老師。それは古城ありすがこれまで一貫して探し求めていた人物である。彼は依然としてこの町に戻ってこなかった。今のままでは、永久に戻ってこないのかもしれない。
「何言ってるんだよ? 俺が、『半町半街』の店長なんて知ってるはずが------」
 そう言っても美少女の確信の眼(まなこ)は動じない。
「わたし……この町が好き。たとえどんなにメチャクチャになったとしても。もうすぐこの町の騒動、終わらせるから。必ず。だから、安心して。それと金時くん、ずっと、味方で居てくれてありがとう」
 ありすのいつもの笑顔がそこにあった。ありすは時夫にきっちりフラれたことで自分に決着をつけたのだ。
「ありす、死ぬなよ。絶対に」
「私は死なないわ。……板垣死すともありすは死せず!」
「ボクは死にましぇえん!」
「なによ、それ? まじめに言ってるのに。自由陰険運動か?」
 どこがまじめ? 二人は笑った。
「じゃ今度は、あたしとアップグレードしてね」
 その意味が、金沢時夫には分からない……。

 火曜の晩、皆で「半町半街」で紅白歌合戦を観た。
 水曜の晩、満月がパンケーキになった。
 で、今日は木曜日。夜、時夫とありすは「フシギシネマ」で映画を観る。
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