追いかける、逃げの小五郎
文字数 1,087文字
昨夜、こんな夢を見た。
私は桂小五郎に追われて逃げている。もちろん夢だから、何の理由で追われているのかはわからない。
山道を走って逃げている。周りが暗いから夜なんだろう。
追って来るのが桂小五郎だと如何してわかるのかと云われれば、やはり夢だからわかるのだ。
暫く行くと小さなお寺があった。私はそのお寺に身を隠そうと、お寺の中に入った。
すると、中で仏像を彫っている宮本武蔵がいた。
宮本武蔵に「今、桂小五郎に追われているから助けてくれ」と云うと、「ワシはもう人を斬らない」と云う。
「オマエの安穏無事を祈ることならできる」と武蔵が般若心経を唱え始めたので、仕方なく私も一緒に手を合わせていたが、正座に足が痺れてきたので、「じゃあ、さよなら」と云い、その寺を後にした。
私は又、山道を走っていると、小さな藁ぶき屋根の民家があったので入ると、そこには西郷隆盛がいた。
西郷隆盛に「桂小五郎に追われているから、身を隠させてくれ」と頼むと、押入の中に隠れたらいい、と云ってくれたので、そうしていると、やがて小五郎がやって来た。
二人は懐かしがって酒盛りを始めた。何時まで経っても酒盛りを止めない。
その内酔った二人がグーグーと鼾をかいて寝だしたので、私はしめしめと思い、押入から出て、寝ている二人の前を、抜き足差し足忍び足で通ると、突然小五郎が目を覚まし、又私を追いかけ始めた。
私は走りながら振り返り、「おまんは、酔うてないがか?」と聞くと、「オレが飲んでたのはノンアルよ」と小五郎が云う。私は騙されたと思いながら、そのまま山道を走っていると、次に子連れ狼に会った。
拝一刀は既に後期高齢者になっており、箱車に乗っていた大五郎はもういない。
拝一刀に「桂小五郎に追われているんだが、助けてくれ」と云うと、箱車の中に隠れろ、と乗せてくれた。箱車は意外に大きくて私の体がすっぽり入った。箱車ってこんなにでかかったかなと思ったが、夢だからまあいいかと気にしないことにした。
その内、小五郎が子連れ狼を追い抜き、走って行った。
私は拝一刀に礼を云い、元来た道を走って行くと、今度は新撰組の土方歳三に会った。
土方が「桂小五郎を見なかったか?」と云うので、「小五郎ならこの道を今しがた走って行った」と云うと、「そうか、なら貴様も一緒に桂を追ってくれ」と云われ、私も土方が一緒なら心強いと思い、桂小五郎を追いかけることにした。
桂小五郎は何処まで行っても見つからない。
「あの野郎の逃げ足は、ハンパなく速い!」と土方が渋い男前の顔で苦々しそうに云う。しかも土方はよく見ると髪の毛がマッカッカだ。
私は桂小五郎に追われて逃げている。もちろん夢だから、何の理由で追われているのかはわからない。
山道を走って逃げている。周りが暗いから夜なんだろう。
追って来るのが桂小五郎だと如何してわかるのかと云われれば、やはり夢だからわかるのだ。
暫く行くと小さなお寺があった。私はそのお寺に身を隠そうと、お寺の中に入った。
すると、中で仏像を彫っている宮本武蔵がいた。
宮本武蔵に「今、桂小五郎に追われているから助けてくれ」と云うと、「ワシはもう人を斬らない」と云う。
「オマエの安穏無事を祈ることならできる」と武蔵が般若心経を唱え始めたので、仕方なく私も一緒に手を合わせていたが、正座に足が痺れてきたので、「じゃあ、さよなら」と云い、その寺を後にした。
私は又、山道を走っていると、小さな藁ぶき屋根の民家があったので入ると、そこには西郷隆盛がいた。
西郷隆盛に「桂小五郎に追われているから、身を隠させてくれ」と頼むと、押入の中に隠れたらいい、と云ってくれたので、そうしていると、やがて小五郎がやって来た。
二人は懐かしがって酒盛りを始めた。何時まで経っても酒盛りを止めない。
その内酔った二人がグーグーと鼾をかいて寝だしたので、私はしめしめと思い、押入から出て、寝ている二人の前を、抜き足差し足忍び足で通ると、突然小五郎が目を覚まし、又私を追いかけ始めた。
私は走りながら振り返り、「おまんは、酔うてないがか?」と聞くと、「オレが飲んでたのはノンアルよ」と小五郎が云う。私は騙されたと思いながら、そのまま山道を走っていると、次に子連れ狼に会った。
拝一刀は既に後期高齢者になっており、箱車に乗っていた大五郎はもういない。
拝一刀に「桂小五郎に追われているんだが、助けてくれ」と云うと、箱車の中に隠れろ、と乗せてくれた。箱車は意外に大きくて私の体がすっぽり入った。箱車ってこんなにでかかったかなと思ったが、夢だからまあいいかと気にしないことにした。
その内、小五郎が子連れ狼を追い抜き、走って行った。
私は拝一刀に礼を云い、元来た道を走って行くと、今度は新撰組の土方歳三に会った。
土方が「桂小五郎を見なかったか?」と云うので、「小五郎ならこの道を今しがた走って行った」と云うと、「そうか、なら貴様も一緒に桂を追ってくれ」と云われ、私も土方が一緒なら心強いと思い、桂小五郎を追いかけることにした。
桂小五郎は何処まで行っても見つからない。
「あの野郎の逃げ足は、ハンパなく速い!」と土方が渋い男前の顔で苦々しそうに云う。しかも土方はよく見ると髪の毛がマッカッカだ。
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