第10話

文字数 991文字

を国のためにと、

命を散らした若者、中年、兵士たち。

ヲカされ続けた

慰安婦ら。

感情と人権の問題は今も尾を曳き、

差別と憎しみの連鎖にも、新たに人は巻き込まれる。

仕事を探す外国人。

コンビニ、居酒屋、介護職。

若者の数が少ない国と、幼い命が病気で軽く失われる国。医療も薬も乏しい国。

豊かさ誇るニッポンの、寒いネオンの空の下、スーパーで安く買ったUFOに湯を注げば、

簡単な晩飯に逸品加わって、日清は偉大だと噛み締める、麺の不自然な柔らかさも気にはならない。

新薬新薬夢の新薬。その一方で、日本から消えていく薬も。

大いなる努力と、大いなる才能と知能と、それらを傾けて、自然を破壊し追い詰めて、手に入れたのは暇つぶしか。我々は何をやっているんだろうか?我々人類は、いったいどこへ行こうとしているのか?それは分からないが、ぼくは、最近、暇つぶしは必ずしも悪ではないと考えるようになってきた。暇つぶしが出来る余裕、それはありがたいことなのだ。そして暇ではない時間、お仕事している一生懸命な時間というものもあり、この時間に精力を使い尽くすからこそ、残りの時間には、暇つぶし程度のことしかやれないようなエネルギーしか残っていなかったりもする。

暇つぶしのための産業もある。暇つぶしから生まれる何かもある。意外にも壮大な暇つぶし。暇つぶしを馬鹿にすることは、自分自身を馬鹿にしてしまう事なのかもしれない。現代産業の全体を馬鹿にする事なのかもしれない。暇で結構、貧乏暇あり。友達もいない、パーティーピーポーでもないので、なおさら。暇なので、UFOにお湯でもぶっかけて、独りパーティーピーポーでもやるか。

明日もお仕事なのだが、深夜、なんとか暇を作り出して、こうした文を書き加えている。

暇だと感じると、寝るのが私だ。寝ておけるうちに寝ておかないと、統合失調症や糖尿病と言った病に侵されている私の体は、とても疲れやすくなっているらしく、仕事にも差し障りが出る。とにかく睡眠が大事なのだ。

というわけでまた寝る。晩御飯を食べてから、一時くらいまで寝ていて、風呂に入り、風呂の中でも寝かかって、今これを書いてまた寝るのだが、時刻は午前3時40分。寝る前に歯を磨かなければ。今日は一日入れ歯を外したままだった。昨日、入れ歯を付けたまま寝て、今朝外し、そのままで一日を過ごしたのだ。今日も決して悪くはない一日だった。では。

グッナイ!
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