02

文字数 7,340文字

 沈黙を始めてからどれだけの時間が経っただろうか。等に時間感覚は失い、筋力が衰えていく感覚が全身を蝕んでいる。体はこれ以上睡眠など欲していなかったが、空腹が引き寄せた微睡みにただただ体を預けているよりなかった。
 寝ても覚めてもそこにあり続ける闇の前で、悲観的になっているのにも飽きた頃、掠れた声でヨキを呼んだが返事は無い。その代わりに、ブレーキの軋みと共に、トラックが停車して、僕は閉じていた瞼を開いた。
 留め金が外れ、久方ぶりに扉が開いた。複数の足音が荷台の床を鳴らしながら、僕たちを覆い隠していた荷物を退けると、夜空の下で仄かに光る街灯が眩しい。犯人たちの表情は影に隠れていて確認できなかったが、相変わらず銃火器を所持していて、僕たちから抵抗の意思を削いでいる。
 一人ずつ胸ぐらを掴んで立たせては犯人たちは銃口を突きつけ、次々と、攫った男たちを外に出していく。僕も大人しく彼らに連れられ荷台から降りると、冷たい夜気が頬を撫で、青い水の臭いが鼻腔をくすぐった。
 夜の色よりも一層黒い三角屋根の影や、赤色灯を光らせている煙突が見え、磯臭くない代わりに空気は薬品と油の臭いを孕んでいる。周囲に林立している工場らしき施設は、どれも運転を休止しているのか、銃を持った彼らの囁くような声以外に聞こえるものは、ざわざわという水の音だけだった。
 右に視線を向けると黒い水面が月明かりを反射し、ストロボのように煌めいてる。封印されていた視覚と嗅覚と聴覚を一挙に震わされ、締め付けるような頭痛にたまらず、炉端に胃液を吐き出した。感覚がすっかり鋭敏になっている。
 犯人の一人から後ろ襟を掴み上げられ列の中に戻されると、他の男たちと同じく、トラックから少し離れた場所で膝をつき、額を地面に押し付けるように促された。
 屈辱だった。どうせ無いに等しい命なのだからここで反旗を翻し、せめてものの反抗の姿勢を示し、誇らしく撃ち殺される様を脳内で思い描くも、抵抗する気力すら起きないほど自尊心が折れている。
 どうでもいいからとっとと死にたい、強烈な逃避願望と、生きていれば良いこともあるのでは、というまだ見ぬ幸福への淡い希望が、全身を駆け巡って痛い。
 死にたくて生きたいのか、生きたくて死にたいのか、もはや判別はつかなかったが、生死の裁量を奪われ、暗闇に閉じ込められて行われた強制輸送で尊厳を踏み躙られたことに対する怒りはまだ微かに燃えていた。
 なるべく頭を動かさずに背後を覗くと、川べりに設けられた柵は手を後ろで縛られていても、乗り越えられそうだった。
 犯人たちは男たちをすっかり荷台から出してしまっている。万が一に備えて車を変えるのか、ほどなくして受取人がやってきてまた別の場所に運ぶのだろうが、僕はもう充分待ちくたびれたし、思いもしない場所の果てまで来て、夜露で湿り気を帯びたカビ臭いアスファルトに接吻をしてる。もう、こんな恥辱はたくさんだ。
「ヨキ! どこだ、ヨキ!」
 どう頑張っても太刀打ちできないのであれば残されている手段は逃走のみだ。できたばかりの友の名前を叫ぶと、後頭部に硬くて鋭い衝撃が走り、殴りつけられたのがわかった。あまりの痛さに悶絶している傍ら、程近い場所で「エイジ!」と、ヨキの返事と打撲音が返ってくる。
「このまま死にたくない! されるがままはごめんだ! 僕は逃げる!」
「ああそうかよ、お前なんかとっとと行っちまえ!」
「お前もだバカ! 体を起こせ、川に向かって走れ、走れ!」
 顔を上げた刹那、鼻先を犯人が振り下ろした自動小銃の銃床が掠めた。疲労と憔悴で走り方を忘れてしまった足には力が入らずヨロけ、腕も縛られているせいでバランスが取れず、前後左右に体を無様に揺らしながら、ただ川べりだけを見据えて駆ける。
 背後からいくつもの銃声が響き、金切り音が耳元を掠める度に背筋が冷気を帯びた。鉛がアスファルトを穿つ破砕音に怯えながら、柵に走り込んだ勢いのまま大きく身を乗り出し、僕は川面に向かって体を投げ出す。
 一瞬の浮遊感と視界の回転の後、張り詰めた水面にざぶりと落ちた。瞬く間に包み込んだ冷水が、研ぎ澄まされた針のように刺さり、肺の中身がほぼほぼ空になる。思っていたよりも流れが速い。体勢を立て直すどころか二転三転とあらぬ方向へ翻弄され、感を頼りに水面を目指すなんて、とてもできそうにない。
 突然、半身に走った強烈な衝撃に、肺に留まっていた僅かな酸素が気泡となって漏れ、溺死を覚悟したが、辛くも頭を水面から出すことができた。打ち捨てられた廃材か何かにぶつかったのだろうが、冷たく湿っぽい外気を取り込んだ途端、酸欠の痛みが収束していく。
 追っ手はいないか? ヨキはどうなったのだろう。少しは冷静になった頭で全身の力を抜き、水流に身を任せて水面に浮かびつつ周囲の様子を探ると、数メートル後方でヨキが浮き沈みを繰り返している。
「もがくな! 流れに身を任せるんだ、落ち着けヨキ」
 容赦無く口内に侵入する水を吐き出しながら、じわじわと近づいてくるヨキに向かって叫ぶが果たして聞こえているのだろうか。トラックの荷台に閉じ込められていた時に彼が僕にそうしたように、呼び掛けを続ける最中、視界の端に光を感じてそちらに目を向けると、川べりの小道を走り抜ける青い光とサイレンが聞こえた。青い光の先ではさらに複数の白い光と微かな銃声が不定期に瞬いている。
「くそっ! くそっくそっ! ふざけるな!」
 思わず悪態が漏れた。なぜ、こうタイミングが悪いのだ。あの青い光の正体は間違いなくパトカーだ。僕とヨキが逃げた時の発砲をきっかけに誰かが通報したのか、それとも事前に噂を聞きつけ、この辺りを張っていたのか知らないが、流されている僕たちに警察はきっと気づかない。もう少し待っていれば、保護されていたのかもしれないというのに! 帰れたかもしれないというのに!
「どこだ……エイジ……ゲホッ」
「ヨキ!? ここだよ、ここにいるよ!」
 身をくねらせ、側まで来ていたヨキに寄り添うと、彼の目や鼻、口の大きさと形は、僕が見慣れている人種と大差なかった。すっかり濡れそぼった前髪が額に張り付いてしまっているが、恐らく顔の造形は整っている方だと思う。シャープな顎のラインは美しく、切れ長の双眸の中心では消耗の色を濃く反映する瞳が、黒曜色に光っていた。
「なかなか、クールな顔立ちじゃないかお前」
 息も絶え絶えに口の端をひん曲げてヨキはへへっと、どこか安堵したように笑んだ。
「お前こそ、なんだそのくりくりしたでかい目は。ベビーフェイスめ」
「やめろよ、これでも二十五なんだ……それよりも岸からだいぶ離れている。早く上がらないと……泳げるか?」
「自信が無いな……寒いし、腹が減って死にそうだ……」
 せめて両手が使えたらもう少し上手く泳げたが、足だけではどうにも水流に抗えず、どんどん下流へ運ばれていく。時間が経つごとに凍えた体の強張りが増していく。水が重たくて両足も思うように動かず、近くにあるはずの岸辺が果てしなく遠い。
 ヨキは僕よりも衰弱が激しく何度も溺れかけ、彼の頭が水没する度に僕は肝冷やした。頑張れもう少しだ、と互いに励まし合いながら岸にたどり着いた頃には、白んだ空の下に街並みが広がり始めていた。
 岸と言っても僕たちが辿り着いたのは川に沿って設けられた木製の桟橋で、手が使えないので頭一つ上にある足場に登れず、近くに階段のような昇降装置も無かった。かろうじて停泊していたボートから外れて浮いていたタイヤに体を預けられたが、飢えと体温の低下で歯が鳴り止まず、体力の回復なんてとても図れたものではない。
「おい、誰か、誰かいないか! 助けてくれ、引き上げてくれ!」
 古めかしいタイヤは二人分の体重を支えるには頼りに無く、今にも沈みそうだ。ようやっとここまで漕ぎ着けたはいいが時分はまだ早朝で、人々が起き出し活動するには早すぎることはわかっていたが、死に体で悠長に待ってなどいられない。
「お願いだ、このままじゃヨキが死んでしまうんだ! 誰かいないのか!」
「……うるせぇなぁ……死なねぇよ」
 タイヤに半身を預け、小波に横顔を濡らすヨキの唇はすっかり紫に染まっている。半開きの口にしがない笑みを浮かべているが漏れる息はか細く、子犬のように小刻みに震えながら強がってる様は、この場にそぐわないくらい痛々しい美しさを放っていた。
「何したってわけでもねぇのにこんなとこで溺死なんて笑えねぇ。エイジ、道連れになってくれよ」
 憎まれ口を無視して僕はまた助けを呼ぶ。ヨキの言う通り、彼を川に飛び込ませたのは僕だ。だからここで死なれちゃ後味が悪いし、道連れになるつもりも無い。望みが断たれた訳ではないのだから、声を張れないヨキの分まで僕は助けを請わねばならなかった。
「何してんだお前ら」
「おい! 誰か……え?」
 夢中で叫んでいたから、降って来た声に気づくのに一瞬遅れた。頭上を仰ぐと顔中に濃いシワを湛えた老人が、船窓から顔を覗かせ僕たちに訝しい視線を落としている。
「あ、あんた! あんた、お願いだ助けてくれ! 僕たちは手を縛られているから自力で岸に登れないんだ! 頼む、引き上げてくれ!」
「なんだとぉ? ……ちょっと待ってろ」
 老人はロープを掴み、タイヤごと僕とヨキをボートにたぐり寄せると、身を乗り出してシャツを掴んだ。しかし、水分をたんまり吸い込んだ服を着た男を引っ張り上げる程の力は無く、すぐに指が解けてしまう。
「厄介だな……おい、ナイフを投げてやるからまずは自分をどうにかしてくれ。できるか? ちゃんと掴めよ」
 一度消え、再び現れた老人は片手に、鞘に収まった短くて小さいナイフを携えて戻って来た。言い分を飲み込み、タイヤから少し離れて老人に向けた背中に鈍い衝撃が走り、間をおかずぽちゃんと間の抜けた水音が聞こえた。
 縛られた両手を動かせるだけ動かしたら丁度、指先ギリギリのところで刃の部分を掴めた。沈まぬようにもがきながら手探りで鞘を外し、ナイフの切っ先をロープの隙間にねじ込み上下させる。
 浮上を保ちながらでは濡れて固くなったロープを切れそうになく、もう一度タイヤに体を預けてようやく、塞がれていた両手と両腕を自由にすることができた。ヨキの拘束も解くと船梯子を伝って船上に這い上がり、老人と共に弱々しく伸ばしている彼の手を掴んで引きずり上げる。
 船べりに背を預け荒い呼吸を繰り返しながら、眼前に持って来た縄跡が残る両手を開いて閉じる。手が使えることが、こんなにも素晴らしいと感じる日が来るとは思わなかった。
「死なずに済んで良かったなお前ら。服を脱いでこっちに来な、事情を聞かせてくれよ」
 促されるまま服を脱ぎ下着一枚の姿でヨキに肩を貸し、小柄な老人の後について小さい船の小さい客室に入ると、小さいソファに腰掛けるように促された。貸してもらった毛布は少し埃臭かったが柔らかな起毛は強張った精神を絆すには最適で、マグカップに並々と注がれたカプチーノの甘みとほろ苦さが、凍え切った体にじんわりと染み渡る。
「落ち着いたか? で、お前さんらはなんなんだ」
 鋭い視線を投げ掛けながら、老人はマリオと名乗った。老人と言えどそこまで年老いているようには見えず、頃合いで言うと六十代前半くらいだろう。彼は足腰だけでなく、背筋もしっかりしている紳士だった。
「で、その話は本当なのか?」
 小さくて年季が入っているボートハウスの主人に全ての事情を話せば話すほど、彼の顔は雲って行った。
「信じてくれとしか言いようがない。だけど事実だ。僕とヨキは拉致被害者だ」
「信じるも何も、お前さんらは被害者の方じゃなくて被疑者の方なんじゃないか? 下手を打ったばかりに仲間の怒りを買い、捨てられたんじゃないのかい?」
「そんな! 違う、僕らは本当にただの旅行者だ! 警察にだって、堂々と行ける」
「わかった喚くな。疑って悪かった。だけど、全部信じた訳じゃない。そうだな……なぁ、この老人に一杯、エスプレッソを淹れてくれよ。エイジだったか? お前は隣のと違って元気そうだし、そいつを飲んでお前さんが悪人か、善人かを決めようじゃないか」
「エス……プレッソ?」
「お前の呼び声で叩き起こされたんだ。ちょっと付き合ってくれたっていいだろう」
 不敵な笑みを湛えたまま、マリオは僕を天井の低いキッチンへ案内すると、棚から金属のポットとコーヒーの缶を取り出した。
「マキネッタは知ってるかい? こいつは三つに分かれていて下のボイラーに水を、真ん中のバスケットにコーヒーを入れたらサーバーをセットするんだ。そしたら直火に掛けて、頃合いを見てカップに注ぐだけ。簡単だろ? さぁやってみな」
 コーヒーと、マキネッタというらしいポットをパンツ一枚の僕に押し付けると、マリオは手早く着替えを済ませ、ハンチング帽を被ると船を出ていってしまった。
「エスプレッソって……いきなりなんなんだ……?」
 服も乾いていなければヨキも動ける状態ではない。仮にマリオが警察を呼んだとしても、それはこちらにとってなんら不都合はなくて時間は有り余っていた。金銭ではなくコーヒーで命の恩人が満足してくれるのであれば、安いものだ。
 マキネッタをバラし、マリオから言われたとおりボイラーに直接水を注ぐ。船の中だというのに、蛇口を捻れば水は出るし、電気もガスも引いてあるようだ。一体どんな仕組みになっているのだろう。異国の情緒はよくわからない。
 住所はあるのだろうかと思いながらメモリぴったりまで水を入れ、コーヒーに取り掛かる。水は容器の内側にメモリがあったからどうということはなかったが、コーヒーの分量は流石に迷った。
 マリオの所望はエスプレッソだよな? ちまっこいカップに入って出てくる一等濃いアレ。だとすると、バスケットに入れるコーヒーの分量はバスケットの三分の一程だろうか。……いや、この水の量に対してだと、間違い無く薄い。ならば半分くらいか? ボイラーと同じように、バスケットにもメモリが付いていてくれればありがたいのだが、無い物ねだりをしても仕方が無い。
 とにかく、濃ければいいのだろう? バスケットもそこまで大きくはないし、コーヒーを詰めるだけ詰めて、マキネッタを元の形に戻し火に掛ける。ひとまず、教えられた通りにはやった。これで不味い物ができてしまったら素直に謝ろう。
 ボコボコとボイラーの中身が沸騰し始めた頃、興味本位で上蓋を開くとサーバーにコーヒーが溜まり始めていた。
「……どうなってんだこれ?」
「ボイラーの水が沸騰して、発生した蒸気がコーヒーをサーバーへ押し上げてんだよ」
「うわ、戻っていたのか」
「たった今な。ほらよ、食いな」
 言いながらマリオが放った紙包みを受け取ると、じんわりと手のひらに暖かく、焼けた小麦の香ばしい匂いがした。開いてみると、網目状に焼き色がついたパンにチーズやハムと一緒に、瑞々しい野菜が挟んである。
「近くのベーカリで売ってるパニーノだ。ちょうどエスプレッソもできたようだな」
 柔和な顔でマリオは、棚から想像通りに白いデミタスカップを取り出し、たんまりと砂糖を入れたところにマキネッタのエスプレッソを注いだ。マドラーで丹念に混ぜ、差し出されたカップの中身は、コールタールのようにどろりと粘っ黒い。しかし、コールタールとは全く別物の、焙煎された豆の芳醇な香りの誘惑は抗い難いものがある。
 恐る恐る一口含むと濃くもまろやかな苦味と強い甘さが同時に広がり、嚥下した途端、カプチーノでは温めきれなかった体の芯までもが熱を帯びる。
「うまく淹れられたようだな」
 なんだこれはと、飛び出た感嘆にマリオも安心したのかエスプレッソを啜ってうまそうな顔をする。毒味をさせられたことなんて、これっぽっちも気にならなかった。
「俺の豆を無駄にしていたらケツをひっぱたいてやったところだ。ほら、お前さんも飲め。相棒が淹れてくれたぞ。パニーノを忘れるな」
 マリオが仕上げたエスプレッソのマグを傍らに置き、早速パニーノへ齧り付く。輪切りにされたパンは柔らかく、歯ざわりの良いレタスとスライスオニオンは新鮮で甘かった。ハムの塩っ気は舌に心地良く、チーズの香りが鼻から抜ける。つい一時間前は冷水でぐしゃぐしゃだったというのに、みるみると力が蘇ってくるのが感じ取れた。
「もっとないのかよ、一個じゃたりねぇぞ」
 指についた粉と油を舐めながらヨキは軽口を叩く。彼もだいぶ、回復したようだ。
「なんて言ったら良いか。本当に助かった。こんなに手解きしてもらって助かった」
「そうだろう、そうだろう。あっちのはそうでもなさそうだが、お前さんは良い若者だな。エスプレッソも美味かったし。だが、俺はタダとは言っていないぞ?」
「と言われても……その、払える物が無い。スマホも金もみんな盗られた」
「それがどうした。何かと都合の良いお前らをこのまますんなりと返すと思ったのか?」
 柔和から打って変わり、いやらしいしたり顔でマリオは僕を下から覗き込む。そんな彼の背中をヨキが眉間に皺を寄せて睨んでいた。
「ジョーク、ジョークだ。俺は店をやっているんだ。今日は休みだから明日からしばらく、手伝って貰いたいんだ。時間なんていくらでもあるだろう? 金が無いのなら体で返せってことだ。だからそう身構えるなよ、怖いじゃないか。さぁとっとと食え。清潔になって体を休ませて貰わないと、仕事場に入れるわけにはいかないからな」
「僕たちは何をさせられるんだ? あんたの店って一体なんなんだよ」
 チェストから清潔なタオルを出し、シャワーの準備を進めながら、困惑する僕たちに向かってマリオは軽快な口調で、自身の店の名を告げる。
「ドン・ドニーノ。どこにでもあるような、平凡な大衆食堂(トラットリア)だよ」
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