新型コロナについて2

文字数 13,513文字

おととし、11月ごろに中国で発生したと推定されている新型肺炎、
通称新型コロナですが、発生後およそ半年で感染は全世界に広がっていきました。

このウイルスは感染力が非常に強く、マスクなどの対策なしの場合だと
感染者と面と向かって数分会話するだけで感染すると言われています。
なので手指の消毒、うがい、マスクの装着などでの防衛が非常に大切です。

このウイルスは感染し重症化すると肺炎による呼吸不全、敗血症などを引き起こし、
また血管の炎症による血栓により多臓器不全、脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓症などでの
突然死も報告されています。

心臓疾患や糖尿病などの基礎疾患のある人はとくに重症化しやすいとされ、
また高齢の方が感染した場合かなりリスクが高くなるとされています。

そして感染から回復した場合でも、血管や組織にダメージが残り
肺機能の低下、嗅覚・味覚障害、だるさや脱毛など様々な後遺症が
出現する場合があるようです。

感染初期の症状として知られているのは、嗅覚・味覚に障害が起こって
食べ物の味がしなくなるというものです。こういった症状が起こったら
感染の可能性があります。

集団感染、クラスターが発生しやすい場所としてカラオケ店や飲食店、
とくに酒場、飲み屋での集団感染がよく見られるようです。
現在はこういった場所や人が集まる場所は避けた方が安全と思われます。

国外では多い所で30万人以上、日本国内でも現在1万人に迫る
決して少なくない数の犠牲者が出ています。
亡くなられた方のご冥福を祈ります。

新型コロナに感染した場合の死亡率は、地域によって差がありますが
2%以上になるところもあるようです。
これは、昔スペインかぜが国内で流行した時以上の死亡率になります。
(日本国内でのスペインかぜ流行時の死亡率は平均1,6%)

世間では、単なる風邪という楽観論も一部に見られますが、
実態は新型コロナはちょうど100前に世界的に流行し多大な死者を出した
スペインかぜと比較されるような病気です。

現在の新型コロナと100年前のスペインかぜは、色々と状況がよく似ています。
そしてどちらも、もしかすると神意というものの働きの可能性があります。
およそ100年前、スペインかぜが流行した時はどのような状況だったのか
見ていきたいと思います。


・1918年、亜型の新インフルエンザの出現

1914年に欧州で第一次世界大戦が勃発、そのさ中である1918年3月4日、
アメリカのカンザス州にある陸軍基地で一人の兵士が発熱、頭痛、のどの痛みを
報告します。これが記録されている最初のスペインかぜの症状とされています。

それから数日後、同陸軍基地では500人以上が同じ症状を訴え、
また米陸軍兵士のヨーロッパ派兵への大規模演習場として使われていたその基地から
他のアメリカ軍基地やヨーロッパへと感染が拡大していき、1か月後には
アメリカ中西部および東部、フランス、そして4月中旬にはドイツとイギリス・フランスの
戦場である西部戦線にまで感染が及びます。

そこから感染はヨーロッパ全土へと及び、さ1ヶ月後にはロシア、北アフリカ、インド、
日本にまで達します。6月には中国、そして7月にオーストラリアにまで感染が
及んだ辺りで第1次流行は終息します。

この流行で第一次世界大戦に参加していた多くの兵士が感染し、
戦争の継続も困難に陥って第一次世界大戦の終戦を早めたとも伝わっています。

また当時は第一次世界大戦で情報の統制が行われていて、感染についての報道は
アメリカやヨーロッパ各国では伏せられていましたが、その中で中立国だった
スペインでは自由に報道がされ、感染情報はおもにスペインからもたらされていたので
スペインかぜという名称で呼ばれました。

スペインかぜの第1次流行は、世界的に見て次の第2次流行に比べて
死者数の少ない比較的穏やかな流行だったとされています。
しかし当時は細菌より小さな存在のウイルスが知られていなく、よって
有効なワクチンや抗ウイルス薬が開発できず、対策としてはマスク着用、
うがいと手洗いの推奨、外出の制限や集団になるのを避けるなど現在と変わらないものが
取られていたようですが、マスクも現在のものと違って目が粗く効果が低く、
また有効な予防方法や治療方法が存在しないために大きな被害が出る事になったと
されています。

日本では大正七年の1918年4月、当時日本が統治していた台湾で巡業していた
相撲の力士が突然の急死や発熱による休場があい次ぎ、これを当時は相撲風邪や
力士風邪と呼んでいました。

やがて10月には日本の国内でも流行が始まり、この第1次流行では
死亡率こそ1.2%と次の第2次流行時より低い数値でしたが、この時に1番多くの感染者と
死者を出します。第1次流行の感染者は合計で2100万人以上、死者は25万人以上と
大きな被害となりました。

これはスペインかぜについての情報が出回る前で、マスク等防衛についての知識がないまま
流行に晒されたために多くの感染者が出、結果多数の死者が出る事になったものと
思われます。

第1次流行の特徴として、亡くなった方の多くは高齢者だったという点が挙げられます。
高齢者は通常でも肺炎での死亡率が高く、第1次流行時のウイルスは特に呼吸器の抵抗力が
弱くなった高齢者に強い作用を及ぼしたと見られます。

そして世界では第1次流行から半年後の1918年8月、今度は変異によって
毒性が増したと考えられる新たな流行がアメリカ、フランス、西アフリカの
港湾都市で発生します。


・スペインかぜの第二次流行

変異によって強い毒性を獲得したと考えられている第二次流行時のスペインかぜは、
当時継続していた第一次世界大戦によるアメリカ―ヨーロッパ間の人々の移動によって
またたく間に世界中に感染が拡大していきます。

第一次流行時とは違ってこの時の流行は25-35歳の若い年代で高い致死性を示し、
アメリカでは1918年の9~12月の4か月間で約30万人の死者、イギリスでも
10月~12月の3か月間で10万人もの死者が出たと推定されています。

日本では少し遅れて1919年8月から第2波の流行が始まったとされ、
この時の流行では約240万人の感染者、そして約13万人の死者が出たと
されています。

二次流行のウイルスは、罹患した場合の死亡率は国内では5%に達し
幸い国内では感染者自体は少なかったので第一次流行時よりは死者は少なかったものの、
仮に一次流行並に感染者が出ていたらおよそ100万の死亡者が出た可能性があります。

海外の特に流行が酷い所では学校などが休校、その他社会インフラも停滞し、
一家でスペインかぜに感染し、母親が死にその葬儀の準備をする前に
父親、そして他の兄弟も次々と亡くなり最年少の子供がただ一人生き残った…
といった事例も報告されています。

日本でも第一次世界大戦に参加し、インド洋に展開していた巡洋艦矢矧の艦内で
航行中にスペインかぜの流行が発生し、469名の乗組員のうち306名が感染し、
そのうち48名が死亡するという事件が発生しています。

スペインかぜの第二次流行は世界中で多くの死者を出し、その1年後
第三次流行が発生しますが、その頃には恐らくは多くの人が免疫を獲得していて
またはウイルスの変異による弱毒化があった可能性もありますが感染者、死亡者共に
小規模なもので終息します。

スペインかぜは世界的に推定で当時の世界人口20億人のうちの3割、
5億人ほどが感染し、そのうち死者は2000万とも1億とも言われています。
特に被害が大きかったとされるインドでは1200万~1700万人の
死者が出たとされ、また北米やロシア、ヨーロッパ各国でも数十万人規模での
死亡があったと推定されています。

このように大きな被害となったのは、ウイルスの存在が知られていなかった事によって
ワクチンや抗ウイルス薬などの有効な治療法が存在しなかったこと、
また大量に出た感染者が病院に収容し切れずに、倉庫や体育館のような場所で
お互いの仕切りもなく寝かされ、そのためにかえって症状の悪化を招くなど
感染予防に関する知識の不足などが原因として考えられます。

記録にある自然災害としては最も多くの死者を出したとされるスペインかぜですが、
時を同じくしてこの頃ある一つの大きな奇跡が発生しています。


・スペインかぜとファティマの奇跡

ポルトガルのファティマの3人の牧童の前に聖母マリアが現れ、また
何万人もの人が見る中で、そして現場から遠く離れた町でも太陽が回転するような
現象が目撃されたファティマの奇跡ですが、それら一連の奇跡が起こったのは
1917年と、スペインかぜの発生する1918年の一年前の事でした。

このスペインかぜによって、ファティマの3人の牧童のうち
フランシスコ・マルトとヤシンタ・マルトの二人は天に召されていきます。

ファティマの奇跡と、その直後のスペインかぜの発生は
単なる偶然だったのでしょうか。
どうやら、そうではないように思えるのです。

ファティマの奇跡では、聖母マリアから様々なメッセージが
3人の牧童に伝えられました。そして、それらは基本的に我々に対して
警鐘を鳴らす内容が主なものでした。

神に対する無関心や傲慢、肉欲の罪など我々の罪というものは実は我々が想像している以上に
大きく、不思議な大きな光が空に輝くという警告のしるしと共に戦争、飢饉、
教会やローマ教皇への迫害が天罰として降る寸前の状態であること、その原因は
主なるキリストがあまりに背かれ過ぎるためであること、人々が回心しなければ
酷い戦争(第二次世界大戦)が起こってしまう事などがこの時伝えられています。

そしてこの時伝えられた通りに、ヨーロッパで空が真っ赤に染まったような
低緯度オーロラが発生し、その後に第二次世界大戦が勃発しています。

これらから見ると、1917年5月の聖母マリア出現で始まった
ファティマでの一連の出来事の翌年に発生したスペインかぜは、我々に悔い改めを求める
天からの警告だったのではないか…と考える事ができます。

世の中に大きな災害や困難・苦難が訪れた場合、人々は一般的に祈りへと向かいます。
かつてのスペインかぜの流行、または現在のコロナ流行の時でもきっと状況は
同じものだったと思います。

一つ誤解してはいけないのは、人の世の不徳を正そうとする場合には
神様が直接罰を下すというわけではなく、どうやら多くの場合悪魔に人を攻撃する許可が
与えられる、といった仕組みになっているようなのです。

聖書にも、神に背いた罰としてサタンの手に渡されるといった表現が出てきます。
世の中や人に罰が与えられる場合には、普段働いてる悪魔からの保護の力が弱められ無になり、
普段から人類を激しく憎んでいるとされるサタンとその手下の悪魔が好き勝手に暴れまわり、
人々を痛めつけてもて遊ぶ、そういった状況に陥るものらしいです。

以前のスペインかぜ、それから現在の新型コロナ流行も、
もしかして世の中がそのような状況に陥ったという事なのかも知れません。

そして現在の新型コロナの流行は、約100年前のスペインかぜとその少し前にあった
ファティマの奇跡を人々に想起させようという意図が存在するようにも思えます。


私達は、信仰と特に関わりのない、何の気もない日常生活に流されて生きる内に
もしかしたら天界、霊界に存在する方々を知らず知らずのうちに悲しませているという事も
十分考えられます。

現在の新型コロナ流行は、そうした世の中の傾向に対する警鐘であったとしても
不思議ではないように思えます。


・日本での新型コロナ流行の傾向

日本国内での新型コロナは、2020年の1月から2月にかけて数十から百人程度の
感染の報告が始まり、一時期は大規模感染も危ぶまれましたが4月、5月の
温かい季節に入ると感染は減少に向かい、夏辺りにはほぼ感染は見られなくなります。

しかし冬に向かって寒さが増すにつれ再び感染の報告が増え始め、
クリスマス、正月の多くの人が移動する時期には再び多くの感染が発生し、
2021年の1月8日には今までの最高値である全国内で7855人の感染が
発生、また1月16日には東京都だけで3810人の感染の報告があり、
寒い時期が続くこともあってさらに多くの感染が予想されました。

しかし、それから感染の報告はかなり急速に減少し、1ヶ月後の2月末
から3月の中ほどでは1日の感染報告が800人から1000人で推移し
最大時より10分の1程度にまで減りました。

そしてそのまま終息を迎えるかに思われましたが、2021年の3月末辺りから
感染の報告が徐々に増え始め、5月の始め辺りに1日の国内での新規感染者が
7017人発生し、もう一つのピークを迎えます。

現在は6月に入って感染は減少傾向に向かっていますが、まだまだ
予断は許されない状況です。

国内の6月まででの累計感染者は約75万人、死者数は1万3千人と
1万人を超える死者が出ていて、やはり危険性の高い伝染病であるという事が
言えると思います。

しかし一方で、アメリカ、南米、インド、ヨーロッパ諸国などの特に感染が
激しいとされる地域と比較すると、これでもまだ被害は軽微なほうとも言えます。

現在最も流行が激しいとされるインドでは現在一日に10万人を超える感染者、
3千人を超える死者が出ているようです。
次いでアメリカ、ブラジルでも1日に約4万人の感染者、約1500人の死者が
出ているという報告があります。

今のところ、感染者と死者が最も多いとされるアメリカでは、6月現在
累計で60万人を超える感染による死者が出ているようです。
次いでブラジルで47万人、インドで34万人、ほかイギリス、フランス、
イタリアなどヨーロッパの主要各国ではそれぞれ10万人を超える死者が
出ていると集計されています。

日本では人口密集、特に都会で朝に発生する電車通勤の過剰なラッシュは
海外でも知られていて、感染力の強いコロナを防ぐには条件が不利と
されていました。

しかし確かに日本では特に都会でまとまった感染の発生もありますが、それでも
感染が猛威を振るっている地域と比べれば感染者、死者数共にかなり少ないとは言えます。
日本が、感染防止には不利な条件があるとされるにも関わらず、比較的感染者と死者が
少ないのはどういう理由があるのでしょうか。

それは一つに、新型コロナウイルスは以前からアジア地域では中国発の似たようなウイルスの
流行が何度かあって、似たようなコロナウイルス感染、いわゆる風邪の流行が繰り返されたために
アジア地域ではある程度の免疫が出来ていたのではないか…という様な事が言われています。

これは新型コロナウイルスは中国で発生したものと推定され、
アメリカ、ブラジル、ヨーロッパ等のアジアから離れた地域では被害が大きい事から
説得力があるように思えます。

もう一つは、外出の際には皆がちゃんとマスクを着用しているという事も
上げられています。
どうやら流行の激しい地域は、マスクの着用が少ない、または病気に見られる等の理由で
マスク着用を忌避する社会風土がある所が多いようなのです。

日本では自身の感染防止目的もそうですが、他人にうつして迷惑をかけたくない、または
マスクをせずに人の集まる商店や電車内などの公共の場に出て他人に嫌な思いをさせたくない、
といった気持ちが強く出ている事がマスク着用率の高さになっているのではと思います。

また周りがマスクを着用しているのに自分だけマスクをしないのは
非常に居心地が悪く感じる国民性、言い換えれば周囲の和を乱す行為に対し
かなり敏感な気質も関係しているように思えます。

これは、和を尊重する聖徳太子の憲法17条の第一条、
和をもって尊しの教えが時代を超えて人々の心に備わっているからではないか…
と、見る事もできるように思えます。

となれば、不利な条件があるにも関わらず日本では比較的感染者や死者数が少ないのは、その遠因に
時代を超えた、聖徳太子の民を想う心の作用が働いていると言えるのかも知れませんね…


・2021年冬から春にかけての感染者の不可解な増減

新型コロナウイルスの特徴として、寒い季節に流行し、暖かくなると
感染が減っていくという事が知られています。

事実、最初に感染が報告された2020年の冬から春にかけては感染報告が増加し、
4月、5月に入ると減り始めて夏に入るあたりには一旦落ち着いています。
これはコロナウイルスは日光の紫外線で弱まる、または空気中に湿気があると
飛沫が飛ばずに感染力が落ちるためという事が言われています。

しかし、2021年の冬から春にかけては1月の前期に一度感染者が大幅に増えますが
その後急速に減り、しかし暖かくなる3月から5月にかけては逆に増えるという
不可解な逆転現象が生じています。

今年の1月に感染者が増加したのはクリスマスや正月、また自粛も多かったと思いますが
忘年会や新年会の時期で人が多く出歩いたために一旦増加した、と言えると思います。

但しその直後には新型コロナの強い感染力、そして感染の蔓延しやすい条件となる
寒い季節であるにも関わらず爆発的な感染増加は起こらず逆に減少傾向に入ります。

これは私見ですが、この時期初詣で多くの人がコロナの終息を祈った事が予測されます。
なので、大勢の人が神社やお寺などでコロナ終息を祈った効果が現れて、寒い季節にも関わらず
感染の増加は起こらず逆に減少したのではないか…と、見ることのできるようにも思えます。

しかしこれとは反対に、暖かくなり前年の例だと感染が減り始めるはずの3月から5月にかけて
かえって感染の増加が見られたのは、気の緩みによる外出や外食の増加が原因とも考えられますが
もう一つ、どうやら感染を広めようとする不可解な意図のある集団の存在が原因ではないか…と
見られるような所があります。


・感染を意図的に広めようとする集団が存在?

時々、コロナはただの風邪といった発言をしたり、マスクを外すように周囲に呼びかけ
ノーマスクデモなどを開催している集団の存在が確認されています。

詳細は不明ですが、これらの集団はコロナ感染の危険性を十分認識しているにも関わらず、
あえてこれを広めようとしている可能性があります。

新型コロナウイルスは感染力の強さ、糖尿病など基礎疾患と重なった場合の危険性、
回復した場合も後遺症が残る場合があるなど普通の風邪とは比較にならない
悪性度を持ちます。

こうした意見に流されないよう、またこうした集団を見かけた場合には
距離を取った方が無難だと思います。

これを見るに、どうやら現在、社会に悪意を持つ集団が存在しているのではないか…
と思われるような所があります。もしかして、突発的な騒乱などの危険な
事態も起こったりするのではないか…と時々つい考えてしまったりもします。

いずれにしても、どういった意図でコロナウイルス感染が広がるような発言や行動を
しているのかは不明です。
なので、これらの人々や集団には注意をしておくに越した事はないように思えます…

またこのような悪意ある集団は小さなグループが局所的な活動をしている
というわけではなくて、実態はかなりの規模を持ち広い範囲に渡って存在する、
社会や人々に不可解な悪意を持っている集団の一部である可能性もあります。

そういった、私達には理由不明の不可解な憎悪を世の中に対して持っている集団が、
どうやら昔から社会的な影響力を持ってずっと存在し続けているのではないか…
と、思えるような所があります。

それについては、今のところはっきりとした事はわかっていません。
しかし、聖書や歴史書などを見てみると、反人類的な思想を持ったグループが
世の中の裏側に存在している証拠が所々に現れているようにも見えます…


・ワクチンについて

現在、コロナウイルスに感染した場合の重症化を防ぐワクチン接種が進められていますが、
そのワクチン接種によって血栓が生じ最悪の場合死亡に至るケースが存在するようです。

また、コロナウイルスの変異した変異株も発生していて、その変異株に対しては
今接種が行われているワクチンでは効果が薄いといった見解もあるようです。

とても悩ましいですけれど、これらの事を踏まえて自分の場合は、今のところ
ワクチン接種は万が一を考えて受けない方がいいのかな…と考えています。

もちろん、安全性と感染による重症化の防止効果がはっきりと確認が取れるようなら、
接種を受けるのに問題はないのでしょうけれど…

今のところ、居酒屋や飲食店での外食は避ける、マスクの着用、手洗いうがいなど
基本的な感染対策をしっかりやる事、そして祈りを行う事で感染の回避に努めようと
いう風に考えています。

また仮に、自分の住んでいる所が大きな都会であって、日常的に密になりやすい
環境であったとしたら、ワクチン接種は受けた方が逆に重症化のリスクが下がって
いいのかも知れません。

しかし現在は、自分の周りは日常的に密になるような環境ではないので
ワクチン接種を受けるリスクの方が高いのではないか…と思っています。

結局のところ、ワクチンの効力や住環境との兼ね合いで、受ける方が安全か
そうでないかが決まると言えると思います。
しかし現在はワクチンにどれほど効果があるか、また安全性などの情報がなくて
判断に困ってしまうような状態です。なので、しばらく様子見をするしかないような状況です…。

現在のところ、感染対策ではっきりと効果が出てると言えるのはやはり
密になるのは避ける、飲食店の特に酒類を提供する店には行かない、マスクの着用、
手洗いうがい等の基礎的な感染対策です。

また新型コロナウイルスの感染で多いのは、酒類を提供する飲食店や
密閉されたカラオケ店またはライブハウスなど、享楽的な場所で特に多いように見えます。
新型コロナウイルスは、これら世の享楽を戒めている警告という事も十分考えられます。

また自分的には祈る事も非常に大切だと思っています。
もし感染に大きな不安を感じるようでしたら、キリスト教の基本的な祈り、または
仏教の阿弥陀経、般若心経、南無阿弥陀仏を十回唱える称名念仏などのお経、
または自分でやりやすいと思えるような祈りを不安が解消されるまで祈ってみる事を
お勧めします。

また仏教、キリスト教の両方で黙想というやり方も有効と言われています。
イエスキリスト、聖母マリア、お釈迦様、阿弥陀如来、八幡様または天使や守護霊と呼ばれる存在、
縁を感じる聖人様や上人様が居ましたらその方などを何分か心に浮かべて崇敬の念を捧げ、
加護をお願いする…という方法です。その補佐に、聖書の場面を描いた聖画や
お釈迦様や観音、如来などの仏像や仏画がイメージを高めるためによく使われるようです。

祈りよりも黙想の方が取っつきやすいという方は、
こちらの方がお勧めです。

自分で行える感染対策は十分にやって、かつ祈りによって霊的に保護の力も
加えてもらう事を願うなら、そこには必ず強い保護の効果が働くものと自分は思っています。


・新型コロナウイルスの今後

6月現在、世界的に見て新型コロナウイルスは感染者、死者共にやや減少傾向が見られますが、
それでも全体的に見れば依然として横ばい状態と言えます。

さらに今後、日本国内では7月の末からオリンピック開催が予定されていて
これを契機に東京を中心に感染が爆発的に増加する可能性は非常に高いと言えます。

可能なら、東京に住んでいる方ならオリンピック期間中は東京を離れた方が
安全とは言えますが、仕事や学校などでそれもなかなか難しいという方が多くいるのでは
ないかと思われます。

オリンピック期間中とそのしばらく後は、東京に住んでる方とそれ以外の方も
感染対策を徹底して外出も極力控えるようにした方が、安全だと思われます…。

100年前、ファティマの奇跡の時でも、出現した聖母マリアによって
ロザリオの祈りが非常に重要である事がキリスト教国が中心となって伝えられました。

今回の新型コロナウイルスの流行も同様に、祈りにより加護を求める事は
とても重要なのではないかという事を感じます。
そして祈りはやはり、深く集中してたくさん祈れば祈るほど効果があるそうです。

そしてもちろん、かなりの大人数の人が一致して祈る事が必要になるとは思いますが、
多くの人が心を合わせて祈るならオリンピックも中止の方向に舵が向くのではないか、
という風に考えられます。
ただし、多くの人が信仰に関心の薄い今の状況では、沢山の人が一致して祈るというのは
非常に難しい事であると言えるでしょうけれど…。


(9月26日追記)

7月に始まったオリンピックと並行し、
8月中には国内の新型コロナウイルス新規感染者の大幅増がありました。

一時期、東京では感染者がにこれまでの流行期間の最大
(2021年1月前半 東京都・1日3800人 全国・約7800人)
を大幅に超える、東京都で最大1日約5700人/日、全国で約26000人/日の
感染者が8月10~20日前後にかけての期間中に出ていました。

現在は落ち着きつつあるようですが、7月の末辺りから始まったこの流行期間は
第5波と呼ばれているようです。
この第5波はオリンピック開催による海外からの人の往来、それから夏休みによる
人々の移動などの要素が重なった結果ではないかと推察されているようです。

この第5波でおもに流行したのは従来のコロナウイルスの変異したデルタ株とされ、
従来のものより感染力が強いタイプであるという事が言われています。

しかし、それに関連して新型コロナウイルスによる死者も大幅に増えたかというと
これはどうやらそうではなく、1日260名の死者の出た今年の3月から5月にかけての流行、
第4波と比較すると、現在の第5波は1日の最大死者数が約80名で、さらに現在は
感染者、死者とも収束傾向にあって、第4波に比べると死者の規模は小さくなるという
予測がされているようです。

これはワクチンの接種が進んだため、またはウイルスの一般的な傾向として
変異が繰り返されるうちに毒性が弱まっていく傾向があるという事が言われていますが、
今回の新型コロナウイルスも変異が繰り返されて致死性が弱まりつつあるのではないか
という事も言われているようです。

しかし、本当にそうなのでしょうか。
感染者が増え、それにつれ入院患者が増えた事によって病床の不足が生じ、
入院が必要なのにできず、自宅療養中に亡くなった方も出ていたという事が
報道されたりしていました。もしかすると、コロナウイルスでの死者の統計に出ない
隠れた死者が相当あるのではないか…と思われる情報が一つあるのです。


・去年よりも現在約4万人の超過死亡

超過死亡、という統計があります。
これは普段の1年の死者数よりどれだけ多くの死者が出ているかを示す数値だそうです。

去年の2020年では、この数値はコロナ流行にも関わらず
約マイナス2万4千人、つまり2020年は平年より約2万4千人死者が少なかった事が
記録にあります。

これは、新型コロナウイルス流行によるマスク着用や手洗いうがいの実施、
そして感染の警戒による外出の減少などで、毎年死者が出ていたインフルエンザの流行が
ほとんど見られなかったためと言われています。

しかし、今年に入ってからこれは逆転し、3月から現在にかけて毎月平年よりも
3千人から7千人多くの死亡者が出ている事が記録されています。

超過死亡、または超過死亡率とは、毎年の本来予測される死亡の起こり得る範囲を
超えたものの事を言うようです。
これは特異的な熱波や寒波、自然災害、伝染病の流行、特にインフルエンザパンデミック、
飢餓や戦争の発生などによって見られるもののようです。

日本では、死亡超過はインフルエンザの流行しなかった場合の死者数の予測を基準として、
その予測を超える死者数が出た場合に超過死亡として算出され、インフルエンザの
流行規模の判定として用いられているようです。
今起こっている死亡超過は、現在流行している新型コロナウイルスに関連したものである
可能性はかなり濃厚です。


・考えられる複数の原因

2021年に入り、例年の平均より多くの死者が出ているというこのデータが
正しいものとして、そうなると複数の原因が考えられます。

自宅療養中に死亡し、新型コロナでの死者の統計に出てこないいわゆる隠れ死者が
それだけ出ている可能性、または病床のひっ迫による、コロナ以外での治療の必要な患者の
死の増加、または、今年2月から接種が開始された新型コロナウイルスの
ワクチンによっての死者の増加です。

例年に比べ、今年の死者が現在、毎月数千人、年間の累計だと推定数万人の
増加で推移しているのはかなり異常な事態と言えます。
というのも、大きな災害や戦争のない限り毎年の死亡者数、そして各月の
死亡者数はそう大きな変動が生じないのが普通のようなのです。

各月の死亡者はインフルエンザ等の流行する冬に増加し、逆に暖かい季節になると
減少していく傾向があるようです。
しかし猛暑の続く近年では、熱中症により夏場に例年より多くの死者が出て
超過死亡が発生する場合もあるようです。


現在、日本では高齢化が進んでいて毎年の死者数は年々増加傾向にあります。
例えば、今から5年前の2016年では全体の死者数が約130万7千人、
去年の2020年の全体の死者数は約137万3千人と、4年の間に約7万人、
年ごとに約2万人づつ年間の死者が増加しています。
(但し、2020年は年間死者が約137万人で、前年の2019年の138万人より
 死者が約1万人少ないという逆転現象が見られます)

ここ5年の全体の死因の一位はがんで、5年前より毎年約37万人が亡くなっています。
二位が心疾患でこれにより毎年約20万人、三位は老衰で約11~13万人、
四位は脳血管疾患で約10万人、五位が肺炎で約9万5千人の人が毎年亡くなっていて、
その他の合計でここ5年間ではおよそ130万~137万人の人が毎年亡くなっている…
というのが日本の現状のようです。

一般的な傾向として、全体の死者は増加傾向にありますがそれでも例えば
心疾患による死者が去年は20万人だったのが今年は23万人に増えた、という万を超える
極端な増加というのは基本的には見られないもののようです。

全体的な死者の増加傾向であっても、その割合は一つの死因につき年間数百人から
多くても千人単位という緩やかな増加が通常であるようです。

また、亡くなる方の多く出る時期と少ない時期というのも決まっていて
冬などの寒い時期は多くなり、春になると減少していく傾向があり、毎年の死亡者は1月から
2月末までが最も多く、その時期は1日に約4500人ほど、1か月平均で
約13万人ほどの方が亡くなられるようです。

また逆に1年で最も死亡者の少ない時期は毎年6月から9月にかけてで、その時期は
1日に約3500人、1か月では約10万人の方が亡くなっているようです。

その傾向はここ数年ではほとんど変化はなく、つまり多少の上下はあっても
最も死者の多い冬の時期は1ヵ月で13万人、逆に少ない夏の時期は1ヵ月に10万人と
大きな災害などが発生しない限り、毎年ほぼ固定の、この数値で死者数は推移しているようです。

これを元に毎年の死亡者数を平均し、死者数の予測が立てられていますが
ここ数年では冬にこの予測をやや上回る死者が出、夏は猛暑で数日間突発的に
死者が増える時以外はほぼ平均値通りという傾向が続いています。

何年も続いて来ているこの傾向は、特に理由なく大きく変化はしないようなのですが
それでも毎年のこの傾向に際立った異変が生じるなら、それは何か異常な事態が
発生している証拠、という事になるのです。


・今年4月からの死者数の増加

統計によれば、今年の4月に入ってから前年に比べ、または5年平均の死者数と比べても
毎月数千人から1万人多くの死者が出ています。

今年の4月・5月は新型コロナ流行の第4波の時期でもあり、これはその分も加わっての
増加でもあると思えます。

しかし、この時期の新型コロナでの死者はどのくらいだったのでしょうか。
統計によれば、第4波が始まったのは4月の末辺り、この辺りから感染者と死者数の
増加が始まります。

そして5月の末辺りにピークを迎え、6月に入ると減少傾向が始まり、7月の始めには
感染者、死者数共に低い数値へと戻ります。

第4波が始まる前の新型コロナでの死者の累計は約1万人でしたが、
7月の終息を迎えた時点で累計は約1万5千人へと増えました。
つまり、新型コロナ流行の第4波では約5千人の方が亡くなられたという事になります。

5月中の死者が最も多く約3千人、6月中には約2千人の方が亡くなっています。
しかし、統計上ではその分をより上回る死者が出ています。

今年5月の全体の死者は11万8634人で、前年の死者は10万7484人、
前年と比べると今年は約1万人の死者の増加、また5月の死者の5年平均は
10万6439人で、前年、5年平均どちらと比べても今年の5月は平年より
約1万人死者が増加している事になります。

これに新型コロナによっての死者3千人を引くと、今年の5月はおよそ7千人の人が
新型コロナウイルス以外の原因で亡くなっていると見積もる事ができます。
そして、例年の死者の増加は多くても月で数百人から千人ほどという傾向を考えると、5月には
最低でも5~6千人の方が何らかの特異な理由によって死亡している、という事になります。
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