やっぱり爬虫類
文字数 645文字
低周波を出すには大きな筒で、パワーもいるはずだ。5センチぐらいの小さな木の棒で出るものだろうか?
「ここは、大きな木がたくさんあるから低い音になります。草原だたら、高い音で伝わります。」
植物達が増幅しているのか。
「ですから、近くに植物が無いと届きません。」
笛はやたら硬い木でできていた。後から、鉄刀木という木の枝だと解った。
「人間は、自分達に従順なもの意外きらう傾向があります。おそらく、とても弱く臆病な種族だからでしょう。」
そう言い残して、シナプスは去った。
「しまった、名前を聞くのを忘れた。」
彼らに名前があるのかも解らないけど。
引き上げる前に、二人はどうすべきか考えた。結論がでるわけでもないが、シナプスたちの信頼を裏切りたくは無い。大人が会えば、捕獲して弱点を調べ、絶滅させるに違いない。自分達が、盾になって守ってあげるしかない。狡猾な大人たちを相手に、二人だけでは心もとない。
チャララ~。
携帯がなる。中学で別れた友人の夏美からだ。
「夏休みが延びたから、何人かで集まらない?お正月、帰れそうにないからさ。」
富羅は迷った。彼らなら力になってくれるだろうか?とりあえず、時間が合えばということでOKした。
「僕なら解るよ。」
瑠真がボソッと言った。
どうやら、彼には正直者と嘘つきの区別ができるらしい。なんでも、嘘をついているときには体温がわずかだが上昇するというのだ。蛇のピット管と同じじゃないか。
「やっぱり、こいつは爬虫類だ。」
「ここは、大きな木がたくさんあるから低い音になります。草原だたら、高い音で伝わります。」
植物達が増幅しているのか。
「ですから、近くに植物が無いと届きません。」
笛はやたら硬い木でできていた。後から、鉄刀木という木の枝だと解った。
「人間は、自分達に従順なもの意外きらう傾向があります。おそらく、とても弱く臆病な種族だからでしょう。」
そう言い残して、シナプスは去った。
「しまった、名前を聞くのを忘れた。」
彼らに名前があるのかも解らないけど。
引き上げる前に、二人はどうすべきか考えた。結論がでるわけでもないが、シナプスたちの信頼を裏切りたくは無い。大人が会えば、捕獲して弱点を調べ、絶滅させるに違いない。自分達が、盾になって守ってあげるしかない。狡猾な大人たちを相手に、二人だけでは心もとない。
チャララ~。
携帯がなる。中学で別れた友人の夏美からだ。
「夏休みが延びたから、何人かで集まらない?お正月、帰れそうにないからさ。」
富羅は迷った。彼らなら力になってくれるだろうか?とりあえず、時間が合えばということでOKした。
「僕なら解るよ。」
瑠真がボソッと言った。
どうやら、彼には正直者と嘘つきの区別ができるらしい。なんでも、嘘をついているときには体温がわずかだが上昇するというのだ。蛇のピット管と同じじゃないか。
「やっぱり、こいつは爬虫類だ。」