灰色の木漏れ日
文字数 1,929文字
私と姉さんは、実の姉妹同士で愛し合っていたのですー
レズビアンでさえ差別される社会ーまして、私と姉が結ばれるはずもありませんでしたー
悲観した私は自殺。その後、姉も世を儚んで毒を飲みました。まるでロミオとジュリエットですね。
しかし、私たちは戯曲と違い、どちらも生き返ることはなかったー
一方、僕たちは必死で守護壁へと向かっていた。
けれど、茜の姿はまるで見えない。
僕たちが走っている頃、先生は守護壁に到着していた。
メイドロボは右腕をドリル状に回しながら、先生ロボの周りを旋回した。
しかし、それは一方的な戦いだった。
元々の性能の差は明らかであり、メイドロボが一撃入れる間に、先生ロボは五発の打撃を打ち込んでいた。
やがて、メイドロボは自分の足が動かなくなっていることを知り、横たわった。