第34話:2005年の日本旅行1

文字数 1,275文字

 2005年の10月、リチャードは日本旅行が好きになり中でも温泉と海の幸が一番気に入ってインターネットや観光の本を買って日本の秘湯、名湯を探し青森市の浅虫温泉、酸ヶ湯温泉、あつみ温泉、瀬波温泉、月岡温泉、草津温泉を巡る旅を考えた。10月3日から8日の休暇をとって奥さんのサリーと2人で出かける事にした。2005年10月3日、朝9時に家を出て、サンディエゴ11時35分の成田行きのアメリカン航空に乗り、翌日10月4日、17時前に成田について、その足で東京駅近くのホテルに泊まった。
 
 10月5日、朝7時半の東北新幹線で八戸へ10時半に到着して八戸から青森まで特急に乗り換え、お昼過ぎに到着して青森駅近くの寿司屋で昼食をとった。魚センターをゆっくりと回って、青森港から港の回りを散歩した。14時過ぎに電車に乗って浅虫温泉駅に着いて海辺の観光ホテルにチェックインして展望風呂から海を眺めながら、ゆっくりと温泉につかった。夕飯の後には地元の津軽三味線のライブ演奏を楽しんだ。これには、サリーも大感激だった。

 寝る前、海の眺望の素晴らしい風呂から夕陽を眺めながら、ゆっくりと風呂に入った。その後温泉を出て部屋に帰り熟睡。翌朝、タクシーで60分かけ酸ヶ湯温泉に10時過ぎに到着した。昼食とすぐ、温泉に入ると混浴の大浴場と小さな風呂があったので、小さい方に入った。その風呂が、湯船の木のにおいが良くて気持ち良い。風呂から上がった妻のサリーが男女混浴なんて、信じられないと驚いた。温泉から上がって少し休みタクシーで40分で青森駅に向かった。

 JRで八戸経由で田沢湖駅に15時についてタクシーで30分で乳頭温泉に着いた。温泉旅館にチェックインして乳白色の温泉につかった。畳の部屋に通され夕食をとって布団を引いてもらい早めに床についた。翌朝10月7日、7時に起き、朝風呂に入り8時に宿を出て9時過ぎの秋田新幹線で秋田経由で山形県のあつみ温泉駅に11時に到着した。タクシーで萬国屋へ入り昼食をとった。その後、紅葉が始まった旅館の周りを散歩して14時にチェックインした。

 旅館に入ると、なんとも言えない良い香りがしてサリーがフロントで何の香りですかとか、どうやっているのか質問した。すると和服を着た女将さんがやってきて、お香の立ての器を見せて、お香を焚いているところを見せてくれた。初めて見るものに驚いて何枚も写真を撮っていた。また、この旅館はフロントも廊下も素敵でサリーがカメラマンの様に写真を撮りまくっていた。サリーが、この旅館が、ことのほか気に入った様で桜の季節や秋の紅葉に季節にもう一度来たいとリチャードに話した。

 その後、風呂に入り身体が温まったところで部屋に戻り布団で休んでいると、いつの間にか昼寝をしてしまった。目覚めると夕方17時過ぎになっていた。旅館の中の喫茶店で珈琲を飲みながら、日本に、こんな素敵な旅館があんんですねと、サリーが言うので、いっぱいあるよと言うと、そんな所に、また、泊まりたいと言うと、リチャードが毎年、来るつもりだと、笑いながら言った。
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