魔女
魔族と人間の間に生まれた女性。生まれつきその目に宿る強大な魔力を恐れられ、人間たちに迫害され、左目を失った。今は森の奥深くでひっそりと暮らしている。
性格はちょっと天然だが、心があたたかい気遣い屋さん。
読書がとてもすきで、むずかしい本ばかり読んでいる影響からか、口調は堅い。
言葉も知らず森でさまよっていた幼い人間の子ども・レイモンドを放っておけず、拾って育てることにした。
そして十年後、大人になったレイモンドが積極的にアプローチしてくるようになったが、魔女本人は恋愛にうとすぎるため、よくわからないまま、ぽえぽえっと同居を続けている。
レイモンド(養い子)
十年前に森で魔女に拾われ、知識に恵まれた環境で育った人間の青年。愛称は“レイ”。一見クールで神秘的な容姿のイケメンだが、実際は魔女が愛しくて愛しくてたまらない情熱家で、よく暴走する。
魔女に対しては人懐っこいわんこのような甘えん坊だが、その他の存在には基本的に無関心で、当たりさわりのない対応をすることが多い。ただ、近所の猫には気を許しているのか、彼の前では、本音である魔女へのヤンデレ要素たっぷりな発言を、引くほど口にしている。
近所の猫
魔女とレイモンドが暮らす家の近所に住んでいる猫の獣人。結構な遊び人で、さわやかなクズとして辺りでは有名。
獣耳だのしっぽだのいろいろなオプションがついているので、クズ発言をした際はそれらを、レイモンドによくひきちぎられそうになっている(『いやー、オレ、そーゆーときは脱兎もビックリの逃走能力があるから、レイに命ごと狩られそうになっても、改心する気とかまったくないんだよねー』 by 猫)。