呪いも呪縛もあるんだよ
文字数 942文字
新年開けたら腕時計が沈黙していましたが、公共の場って時計があまり出ていませんね。
携帯電話が普及してから腕時計の需要は減ったそうですが、腕時計でないとしまらない場面も多々あります、大人なら。
まあ、特に男性は時計の値段で稼ぎが分かるとも言うしにゃ。ビジネス面でいちいちスマホを見るより、腕時計の方が信頼出来そうにゃ。
そう、社会に出てから必要になるのが腕時計。
IT関連会社で最先端技術を追いかけて行かなくちゃらならくても、秒針付きアナログ時計のウケが良い。
アナログだと、パッと見で時間経過が分かるからにゃ。
デジタルは音がしないから寝室の時計としては向くけどにゃ。
だけど、21世紀の女子高生(当時)にとって、腕時計は邪魔なだけでした。電車乗らないし、教室には時計あるし。
だけど、昭和を引き摺った(昭和の高校進学祝いは腕時計だった……と、平成特集だかで知った)毒親は、進学祝いに
時計をくれてやったんだから付けろ
と。特にブランドものでもない、大き目スーパーで買った、当人が欲しいとも思っていない時計で恩を売る、毒親だもの。
で、最初こそ付けていたものの、ベルトに接している部分が痛くなりまして、どうせ学校に時計あるからと言ったが最後……
何故か校舎の時計が全て沈黙
する謎展開。
何やら、時計は集中管理だったか何かで、壁に埋め込まれた時計は止まっていたのです。
チャイムは生きていたので、授業開始時間や授業終了時間は分かって大した問題にもなりませんでしたが。
どの道、実技科目は時計なんて見ていないけどにゃ。
特に体育は、よそ見をしていたら怪我をしかねないし。
それに、滑り止め高校なんてのは机の陰で携帯ポチーですから、座って受ける授業でも元々終わりのチャイムしか聞いていない生徒も居る訳で。
ガラケ時代は、見ていなくても文字が打てたから余計ににゃ。
アーメン(それな)
で、ふと思ったのです、あの学園内の時計停止、毒親の怨念が作用したんじゃあないかって。
まあ何にせよ、滑り止めミッション系学園の授業態度は良くないよーと。
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