彼のこと。
文字数 1,265文字
楓の声が病室内に響き渡る。唯一の救いは窓を開けていたこと。そのため楓の声は外へ漏れることなく、窓の外へ。
そう、私は透人君のことを、学校帰りに寄ってくれた楓に話したのだ。
楓はそう言うと嬉しそうにニヤニヤとした表情を私に見せる。
楓はそう言うとTalkmanを開く。そして私のプロフィールからフォロワー欄を確認、小南透人のページへ。
楓はそう言うと私にスマートフォンの画面を見せる。
私も自分のスマートフォンを起動しTalkmanを開き小南透人のホームへ。それは小南透人のホーム画面で、つい一分ほど前にトークを投稿していた。
私も自分のスマートフォンを起動しTalkmanを開き小南透人のホームへ。それは小南透人のホーム画面で、つい一分ほど前にトークを投稿していた。
その時バイブ音が私の手を伝う。それは小南透人からのメッセージだった。
楓は私のことをジロジロと楽しそうに見つめるとそう言う。
楓が病室を出ると、私はすぐに透人君にメッセージを返す。
また間が空いた。もしかして聞いてはいけなかったのかも……。
五分ほど経つとようやく返事が返ってきた。
五分ほど経つとようやく返事が返ってきた。