沈みゆく夕陽

文字数 294文字

アナログ国家の末路は
沈みゆく大型客船のように
「あれぇ、船長はどこ、どこ、どこ」

国民不在の万年床の政(まつりごと)
蚊帳の外へ追いやられた私たち

政策の貧困の末路は「ブ~ン、ブン」
蚊に刺されっぱなしの堪らぬ痒さ

無策のなれの果ての政府か
危機意識に裏打ちされていない安穏さ
「人流は間違いなく減少している」
ひらひら、ひらと蝶のように首相は語る

無為の末路の政府か
人々のカタルシスを置去りにした答弁
「専門家の意見を尊重して、、」
上滑り、ピリオドさへ打てぬ

日本の神話は、伝説は、今、何処(いずこ)
日本人の美徳、美意識は、尚、何処
輝いていた日本、尚、尚、何処

探しても、求めても、沈んだ夕陽
あれは万華鏡の幻想か
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