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文字数 752文字

今日のことは良く覚えている。

胸の中で輝くナオトくんとみたあの森の花々の白く咲き誇る様子。

綺麗で少し甘い香りがして、それはそれは
鮮明に覚えている。

砂浜の打ち寄せる波打ち際の淡い青色のグラデーションも本当に好きだけれど、

新しい好きに出会えて良かった。
本当にナオトくんのおかげ。

家の私は夜、お風呂に入りもう寝る前。
日焼けして帰ってきてヒリヒリする肌だけど

楽しい思い出の中で日焼けしただけだから、あまり気にならない。

そういえばナオトくんは来週は課外授業があるから会えないって言ってた。

高校全体で取り組んでいる街へのボランディア活動があるんだってさ。

前にサボったら先生にすごく怒られたから今回はサボらないんだって。

大変なんだって思わされながらも頑張ってねって応援してあげたら
「頑張るだなんていったってゴミ拾いとかやらされるだけなんだからどうしようもないよ。
まぁちゃんとやるけどね。」

と言って笑顔を浮かべていたナオトくん。



それからすぐに7月に入って、

それでまた数日で土曜日。

この島は亜熱帯性気候だけど梅雨が無いから、
カラッと日中よく晴れる。

午後に通り雨が時々過ぎ去って、それでもまた良く晴れる。


ナオトくんが来ない砂の城の砂浜に出かけてみたけど一人きりは本当に味気が無い。

打ち寄せる波を見つめても、何も思い浮かばない。


綺麗は綺麗だけど、それだけでは私を満たしてはくれない。

人は一人では無いから海の色は綺麗に見える。

好きな人がいるから秘密の浜辺がロマンティックなのを知っている。

何よりそれが心で輝いているってあらためて思える。

その日はそれから少しして早くに家に帰り、
おやつを食べて数学の宿題をやり、

もう夜になっていた。


その頃寂しい気分になってきていてお決まりの土日のナオトくんとの時間の大切さに
前よりもっと気付いていた。



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登場人物紹介

のあ ...主人公。明るくマイペースな女子。中学2年生。

ナオト...主人公に家が近い。気まぐれでマイペースな男子。高校2年生。

みさき...主人公のあの親友の女子。

達弥...主人公のあの同級生男子。


気になるニャ♪

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