第1話

文字数 283文字

梅雨入り直前の快晴に、人々は暑さに参った様子で、すっかり伸びている。

遊園地の出入り口には、子供連れの親子が何人も並んでおり、順番を待っている。

其処で、持っている端末が震え、このようなメッセージを表示したところから、この物語は始まる。


『六月六日 午後十九時四十分


やぁ、今日は僕のワガママに付き合ってくれてありがとう。もう着いたかな。ごめんね、僕から誘ったんだけど、今日は急用が入って行けそうもないんだ。ただ、友達である君と一緒に、とっておきの花火が見たかったんだけどなぁ。本当に残念だよ。でも花火は折角だから観て帰った方がいいよ。午後八時から上がるからね


チャロアイト』

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)
※これは制限参加コラボです。参加ユーザーが制限されます。作品主が指定した方しか参加できません。参加希望の場合は、作品主の方にご相談ください。

※参加ユーザーの方が書き込むにはログインが必要です。ログイン後にセリフを投稿できます。

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色