第四章 十八話 「アルジェの鷲」

文字数 5,325文字

ドイツが圧倒的なカリスマ性を持つ一人の独裁者に主導され、破壊と破滅への道を突き進んだ1940年代、かつて十七歳の青年だった男は
アーリア人の血筋を引いていたこともあり、ナチス親衛隊に所属していた。何が本当に正しいのか考えることをせず、大人に言われるがままに"任務"を果たしていた彼は従順さとともに射撃の才能を認められ、ライフルスコープ付きのKar98k狙撃銃を与えられると同時に本隊から離れて、当時激戦の最中にあった北アフリカ戦線に配属された。
混乱の世界の中、故郷を遠く離れた地でも余計なことは一切考えず、ただスコープの中に映る標的を射抜くことにだけ集中した彼はすぐに頭角を現し、神出鬼没・正確無比な狙撃の技を持って、「アルジェの鷲」の異名で連合国軍兵士達から恐れられるまでになった。戦う大義や理由、そして戦いの先にある結末や未来などには全く興味がなく、ただ自分に与えられた任務を、天から与えられた才能を国のために最大限活かすことだけが正義だと信じていた彼は残虐でありながら超人的な活躍を見せたが、それでもたった一人の兵士の活躍だけで大戦全体の趨勢が変わるわけはなかった。
一九四三年の五月、チュニジアの戦いでの決定的な敗北を受けて、枢軸国軍がアフリカから撤退していく中、上官から受けた命令のまま敵を食い止めるための工作を続けていた青年はある日、連合国軍による猛反撃に合い、重症を負った。辛うじて敵に殺されることはなかったものの、仲間は全員死に、助けのない砂漠の中で一人倒れた瀕死の青年にその先の未来はないはずだった。だが、彼は再び目覚めた。三十年の時が経った今でも、男は思い出すことができる、その時の感覚を…。蒸し暑く乾いた空気、石造りの部屋に壁の小窓から差し込んでくる強い地中海の太陽の光…。目覚めた時、青年はそこが黄泉の国であるのかと一瞬思ったが、余りにも現実的過ぎる感覚、そして何より体を起こした次の瞬間、部屋の中に入ってきた男の低い声が彼にここがまだこの世であることを悟らせたのだった。
「起きたか。」

「起きたか。」
昏睡から醒めたイアンが最初に聞いた言葉は三十年前に彼がアルジェリアの小さな集落で目覚めた時に聞いたのと同じ言葉だった。だが、今度は空気は湿って蒸し暑く、テントの中らしい空間を照らすのは天井にかけられたランタンの薄暗い灯だけだった。そして、簡易ベッドに寝かされているイアンの横で、座椅子に腰掛けて座っている男もターバンを巻いた髭の濃いベルベル人ではなく、黒いサングラスをかけた白人の男だった。
「ここはアメリカなのか…?」
手足をベッドに拘束されている状況からして、そうでないことは明らかだったが、イアンは自分を見下ろす男の目を見返して言った。冗談めいたその言葉に低い笑い声をあげたアシル・ベル・ナルディは、
「いや、残念ながら、ここは自由の国からはかけ離れた未開の地だ。」
と微笑を浮かべて返答した。ベルの後ろで彼の尋問を見守っていた解放戦線少尉のファン・ライ・ダオは敵同士で冗談を交えながら話している二人の白人の姿を奇妙に思いながら、その様子を見守っていた。そんなファンのことは意識の外において、傍らの机の上に手を伸ばしたベルは捕えた際にイアンが携帯していた小型拳銃を手に取り、その隅々を観察した。
「ワルサーPPK…。ナチス・ドイツ至高の自動拳銃だが、何故アメリカ兵がこんなものを…?」
イアンはベルの問いかけに何も答えなかったが、ベルも返答があるとは思っていなかったようで、手にしていたワルサーPPKのグリップに彫られた、ハーケンクロイツの鉤十字とその上に止まる鷹の姿に顔を近づけたベルはそのエングレーブの下に下に彫られたドイツ語の文章を読み上げた。
「"誇り高き アルジェの鷲"か…。」
「貴様…、フランス人か…。」
男の様子からかつての自分の二つ名を知っていると悟ったイアンはベルに問うたが、ベルは眼の前の老兵の感の良さに満足気に笑みを浮かべるだけで答えはしなかった。
「何故、ベトナムに残った…?いや…、残らざるを得なかったのか?だが、何故かつての敵と戦う…?」
胸に湧き上がる疑問を抑えきれず、矢継ぎ早に問うたイアンを、右手を前に出して制したベルは微笑とともに椅子から立ち上がった。
「まぁ、待て。そんな大怪我しているのに、あれこれ聞いていたら体がもたんぞ。それに…。」
笑いながら諭すように言ったベルは柔らかい口調のまま続けた。
「かつての敵と一緒に戦っているのはお互い様だろう?」
北アフリカ戦線とアルジェリア戦争、自分のアフリカでの過去について恐らくは知っているのであろうベルの言葉にイアンは驚愕で絶句せざるを得なかった。
「アルジェリアでは、私のフランスの戦友も多く死んだ。」
言葉の意味とは逆に柔らかい微笑と口調でそう言って立ち去ったアシル・ベル・ナルディの背中を追ったイアンは再びアフリカでの日々に記憶を巡らすのであった。

一九五四年の秋、信じていた国家と手にしていた銃を失った青年はしかし、新しい生き方を見つけて、アルジェリアの小さな集落でそこに暮らすベルベル人の民族とともに静かに生活していた。最初は肌の色が違い、言葉もまともに話せない彼を村人達も遠ざけていたが、瀕死の彼を助けた男、イブラヒの助けもあり、徐々に集落の人々と打ち解けていった青年は村人達ととも放牧や農業に従事し、新しい生命の誕生と古き生命の去り際を見守っていく中で、集落に住む一人の大人として少しずつ認められていった。そして、九年の月日が経った頃、強い日光で白かった肌は黒くなり、ベルベル語も流暢に話すようになった青年の心情には大きな変化があった。正義とは国家や上官から与えられるだけのものではない、己の守りたいもの、自分の幸せにしたい人々の幸福のために一人一人が自ら選んで生きていくものなのだと九年の歳月の中で理解した彼はかつての自分自身の有り様とそれによって生まれた数多の悲劇を反省するようになった。今の自分にとっては受け入れてくれたこの集落を守るために命を賭すことこそが唯一の正義…、青年はそう考えていた。
そして、イスラム教の教えに基づいた伝統的な生活の中で、新しい生き方を知った青年がアルジェリアでの十年目の日を迎えようとしていた一九五四年の十一月のある日、彼に新しい正義の正しさを問う大きな人生の転機が訪れたのであった。放牧している羊の世話を終えて昼食を取ろうとしていた彼の元にイブラヒが現れて、「一緒に来てほしい場所がある。」と言ったのが始まりだった。今まで見たことのないほど真剣なイブラヒの表情に彼の頼みが重大な要件であることを悟った青年は恩人の頼みを快諾したのだった。砂漠をラクダに跨って行くこと数時間、いくつかの集落を抜けて辿り着いたのは千年も前からあるような岩山だった。そこで古いマスケット銃を手にして立っていた男達に儀式のような挨拶をしたイブラヒの後を追って、岩山の側面に掘られた暗い洞窟の中を進んでいった青年は要所要所に警備と思われる白いターバン姿の戦士達が立つ洞穴の最奥に行き着いた。そこでは人工的に広く堀り上げられた空間に伝統的な模様の描かれた絨毯が敷かれ、その上に座った十数人ほどの男達が談論をしていた。灯りは薄暗い蠟燭の炎しか無かったが、その炎の輝きに照らし出された絨毯の上の料理や男達の服装は青年が集落での日々では見たことのないような高級なものばかりだった。自然の創り上げた静かな空間の中に文明の最上級品が蠟燭の薄暗い光の下に集まっている光景に青年が見とれている間に、その場の座長と思われる老人に簡易的な挨拶を済ませたイブラヒは集まっていた他の数人達とも二言三言の言葉を交わした後、青年の方を向いて説明を始めた。男達が会話に使っているのはベルベル語ではなく、独自に民族言語らしく青年には全く理解できなかった。
「この方々は我々の民族の族長達だ…。」
見慣れない風体の青年を凝視する十数人のアラブ人の長老達を簡単に紹介したイブラヒは青年の方を向いて本題を切り出した。
「彼らはお前に力を貸してほしいと言っている。」
イブラヒのその言葉に続いて、座長らしい老人の男が口を開いた。
「私達は君が何者なのか知っている…。十年前、君が何処からこの土地に来て、何をしたのかも…。」
物腰は柔らかかったが、イブラヒのものとは違う鋭い眼光と気配に彼らが自分の全てを知っていることを青年は悟った。気がつくと、他の男達もこちらの出方を窺うような視線で青年を見つめてきていた。
彼らの意思に背く答えはできない…。
彼らが自分に何を求めているのか、そして自分にこれから何をさせようとしているのか、既に理解していた青年は快諾したが、それはこの場の雰囲気に気圧されたからだけでは無かった。この願いを聞き入れれば、自分の命を助けてくれたイブラヒにも恩を返せると思ったからだった。自分を何故助けたのか、その理由について神の教えに従ったまでだとだけ答えるイブラヒに自分を助けた理由が何であっても、青年は男の役に立ってその恩を返したいと思い続けていた。
青年が同意の意思を示すのを確認した瞬間、その場に漂っていた殺気が一気に消え失せ、場の空気が明らかに明るくなるのを青年は感じた。
「また、連絡する。」
そう短く言った座長に深々と頭を下げたイブラヒに続いて、青年は洞窟の会合を後にした。後にアルジェリアを去ってから青年は知ることになるのだったが、洞窟に居た男達は全員がアルジェリア独立のために設立されたFLN(アルジェリア民族解放戦線)の幹部達だった。
「暗くなる前に帰るぞ。」
心無しか来た時よりも足取りの軽く、陽気な男とともに青年は陽の沈もうとしている砂漠を急いで帰ったが、地平線の陰から二人の姿を浮かび上がらせる、燃え上がるような橙黄色の夕日は、これからこの地で始まる戦いの気配を伝えているようだった。

「こんな日が来るとは思わなかったが…、今まで隠していて済まなかった…。」
太陽が完全に沈み、暗闇がアルジェリアの土地を包んだ後、暖炉の光を灯した石造りの部屋の中で、十年前の己の過ちを思い返していた青年のもとを訪れたイブラヒはその手に西洋風の礼服を携えていた。ユダヤ人の殺戮、アフリカでの数多の破壊工作とスコープの中に見たいくつもの人間の最期の姿…、己の正義に問うことを知らず、ただ上官からの命令に従った自分が生み出した惨劇の数々を思い起こしていた青年にイブラヒが持ってきた礼服の正体がすぐに分かった。
SS(ナチス親衛隊)の軍服…!
早まる胸の鼓動とともに、黒色のズボンと組み合わせられたデザートカラーの上着の上腕部に刺繍された赤い帯、そこに記されたハーケンクロイツのマークを睨んだまま微動だにしない青年の前でイブラヒは背負っていた長い布袋をゆっくりと床に下ろした。
「それと…、こっちは知り合いの専門家に預けて管理させておいたから、状態は悪くないと思うが…。」
そう言いながらイブラヒは閉じていた布を開いた。
「カラビナー!」
その中から現れた長身銃の姿を見て思わず声をあげた青年の目を見返しながら、イブラヒは続けた。
「最初はお前がどうするか分からなったのでな…。砂漠で俺がお前を見つけた時、お前が身につけていたものは全てここにある…。」
男の言葉を半分、上の空で聞き流しながら布の中から現れたKar98kを手に取った青年は十年ぶりに触れる愛銃の感触を肌で感じて、湧き上がる興奮と同時に銃の重さが感じさせる責任も感じて葛藤していた。
自分が最大限の才能を発揮できる武器を手にしたことで自分を救ってくれた人間に最大の恩を返せる機会が訪れた一方で、戦えば不幸になる人間を生み出すことも事実だった。
本当に今の俺の正義は正しいのか?
かつて自分の信じた正義が生み出した無数の悲劇と破壊を脳裏に呼び起こした青年は再び"アルジェの鷹"となることを恐れていたが、イブラヒの漏らした一言が彼の決意を固めた。
「私も戦うつもりだ…。」
立ち上がってそう言ったイブラヒの顔を青年は思わず見上げた。その顔を決意をこめた表情で見返して、イブラヒは続けた。
「私だけではない。私の妻や娘達…、民族の全員が戦いに参加する。戦う場所は戦場ではないかもしれんが…。」
そして、我らとともに戦うということはお前も誇り高き我が民族の一人であるということだ。例え、血が繋がっていなかったとしても、死した後もな…。
そう言い残してイブラヒが立ち去っていた後、暫くの間、薄暗い静寂の中で自分が今まで殺めてきた者達の声、そしてこれから手にかけるであろう人々の命に思いを馳せた青年は固めた決意とともに軍服を手に取り、その袖に縫い付けられた親衛隊の腕章を勢い良く剥ぎ取ると、暖炉の炎の中に放り捨てた。鉤爪の十字徽章を湛えた鮮血色の帯が紅蓮の炎に飲まれて爆ぜる傍らで、決意を固めた青年はイブラヒがライフルとともに持ち込んできたワルサーPPKを手に取り、その銃把に彫り込まれたドイツ語の一言が暖炉の炎に反射して浮かび上がるのを見つめていた。
"誇り高き アルジェの鷲"…。
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登場人物紹介

*ウィリアム・ロバート・カークス


本作の主人公。階級は大尉。米陸軍特殊戦用特殊部隊「ゴースト」のブラボー分隊を率いる。

八年前、ベトナム戦争従軍中、ベトナム共和国ダクラク省のチューチリンで起きた"事件"がトラウマとなり、現在でも戦闘中に襲ってくるフラッシュバックに悩まされている。


ゲネルバでの大使館占拠事件の際には、MC-51SD消音カービンを使用し、サブアームにサプレッサーを装着したH&K P9Sを使用する。


#特徴

黒人

身長は一八〇センチ台前半。

髪の毛はチリ毛だが、短く刈っている上に何らかの帽子などを被っていることが多いため、人前に見せることは少ない。

#イーノック・アルバーン


第七五レンジャー連隊・斥候狙撃班に所属する若きアメリカ兵。階級は登場時は上等兵、「ゴースト」の作戦に参加したことで伍長へと昇進した。


彼の兄で、ベトナム時代のウィリアムの戦友だった故ヴェスパ・アルバーンの代わりに、「ゴースト」へと招集される。


実戦を経験したことはないが、狙撃の技術に関しては、兄譲りの才能を見せる。


#特徴

白人

身長一八〇センチ前半台

短い茶髪 

*クレイグ・マッケンジー

元Navy SEALsの隊員でアールと同じ部隊に所属していたが、参加したカンボジアでのある作戦が原因で精神を病み、カナダに逃亡する。その後、孤児だったレジーナを迎え入れ、イエローナイフの山奥深くで二人で暮らしていたが、ウィリアム達の説得、そして自身の恐怖を克服したいという願いとレジーナの将来のために、「ゴースト」に参加し、再び兵士となる道を選ぶ……。


*特徴

年齢29歳

くせ毛、褐色の肌

出生の記録は不明だが、アメリカ先住民の血を強く引く。

*アール・ハンフリーズ


序章から登場。階級は少尉。「ゴースト」ブラボー分隊の副官として、指揮官のウィリアムを支える。 

その多くが、戸籍上は何らかの理由で死亡・行方不明扱いになり、偽物の戸籍と名前を与えられて生活している「ゴースト」の退院達の中では珍しく、彼の名前は本名であり、戸籍も本来の彼のものである。


ゲネルバ大使館占拠事件では、ウィリアムと同じくMC-51SD消音カービンをメイン装備として使用する他、H&K HK69グレネードランチャーも使用する。


#特徴

白人

身長一九〇センチ

金髪の短髪

*イアン・バトラー


「ゴースト」ブラボー分隊の隊員の一人で階級は先任曹長。戦闘技能では狙撃に優れ、しばしば部隊を支援するスナイパーとしての役割を与えられる。

年齢は四十代後半であり、「ゴースト」の隊員達の中では最年長で、長い間、軍務についていたことは確かだが、正確な軍歴は分隊長のウィリアムでも知らない。


ゲネルバ大使館占拠事件では、降下してくる本隊を支援するため、サプレッサーを装着したレミントンM40A1を使用して、敷地内のゲネルバ革命軍兵士を狙撃する。


#特徴

白人

やや白髪かかり始めた髪の毛

*ジョシュア・ティーガーデン 


「ゴースト」ブラボー分隊の通信手を務める一等軍曹。巻き毛がかった金髪が特徴。周囲の空気を敏感に感じとり、部隊の規律を乱さないようにしている。


各種通信機器の扱いに長け、リーと同様に通信機器に関してはソビエト製のものや旧ドイツ、日本製のものでも扱える。


#特徴

白人

身長一八〇センチ台前半

金髪

*トム・リー・ミンク


「ゴースト」ブラボー分隊の隊員の一人で、階級は一等軍曹。身長一七〇センチと「ゴースト」の中では小柄な体格だが、各種戦闘能力は高く、特に近距離でのナイフ戦闘技能と爆発物の扱いには優れている。特にミサイル、ロケット系の兵器に関しては、特殊訓練の結果、ソビエト製兵器でも使用できる。


気の強い性格から、他の隊員と口論になることもあるが、基本的には仲間思いで優しい性格である。

だが、敵となったものに対しては容赦のない暴力性を発揮する。


同部隊のアーヴィング一等軍曹とはベトナム戦争時から同じ部隊に所属しており、二人の間には特別な絆がある。


#特徴

アジア系アメリカ人

身長一七〇センチ

*アーヴィング・S・アトキンソン 


「ゴースト」ブラボー分隊の隊員の一人で機銃手を務める大柄な黒人兵士。 階級は一等軍曹。


その大柄な体格とは逆に性格は心優しく、穏やかであり、部隊の中でいざこざが起こったときの仲裁も彼がすることが多い。


トム・リー・ミンクとはベトナム戦争時代からの戦友。


#特徴

黒人

身長一九五センチ

*ハワード・レイエス


「ゴースト」ブラボー分隊の隊員で、前衛を務める。階級は曹長。

父親は不明、母親はメキシコからの不法移民でヒスパニック系の血を引く。7歳の時、母親が国境の向こう側へ送還されてからは、移民が集合するスラム街で生活。学校にも通っていなかったが、自発的に本から学んだことで、米国の一般レベルを上回る知能、知識を持ち、スペイン語をはじめとする語学に堪能。


ゲネルバでの作戦時には、部隊の先頭を切って勇敢に突撃したが、後にウィリアムの身代わりとなって死亡する。

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