第48話

文字数 7,528文字

 「…伸明さんが来る? …この家に?…」

 一呼吸置くと、つい大声を出した…

 自分でも、意外なほど、大きな声だった…

 眼前のナオキが、おどけて、耳を塞いだほどだった…

 私は、ナオキのその子供っぽい仕草に、我に返ったというか…

 落ち着きを取り戻した…

 「…ごめんなさい…大きな声を出して…」

 「…いや…いいんだ…綾乃さんが、まさか、そんな大きな声を出すとは、思わなかった…」

 ナオキが、ニヤリとした…

 「…綾乃さんの意外な一面を見たというか…とにかく、諏訪野さんが、大切なことがわかった…」

 私は、ナオキの言葉に、

 「…」

 と、なにも言えなかった…

 押し黙るしか、なかった…

 「…綾乃さんは、諏訪野さんのことを、どう思ってるの?…」

 「…わからない…」

 即答した…

 「…わからないって、どうして、わからないの?…」

 「…自分でも、どうしていいか、わからない…」

 「…それは、一体?…」

 「…伸明さんの結婚は、自分では、現実的とは、思えない…だから、どうしても、実感が湧かない…それに、病気もある…」

 「…」

 「…正直、自分の面倒を見るのに、手一杯…恋だ、愛だ、言ってられる状態じゃない…それに、今、ナオキ…アナタと、こうしている…この時間も悪くない…正直、居心地がいい…だから、そんなことを、色々考えると、モラトリアムというか、現状維持…ただ、このまま、ゆっくりと、時間が過ぎれば、いいとも思う…」

 私の言葉に、ナオキが、考え込んだ…

 ひどく、真面目な表情になった…

 しばし、沈黙した後、

 「…綾乃さんの気持ちは、わかる…」

 と、ゆっくりと言った…

 「…綾乃さんは、まだ退院したばかりだし、体力は、戻ってない…だけど、時間は、持てあましている…だから、つい色々なことを、考える…」

 「…」

 「…でも、それは、たぶん、諏訪野さんも同じだ…」

 「…どうして、同じなの?…」

 「…綾乃さんと、置かれた状況は、違うが、悩んでいることに、変わりはない…」

 「…」

 「…誰でも、皆、悩みはある…そして、たぶん、諏訪野さんも、綾乃さんも、今、一般の人よりも、悩んでいる…そういうことさ…」

 「…」

 「…そして、なにより、綾乃さんは、諏訪野さんと、会わなければ、ダメだ…きちんと話さなければ、ダメだ…そうしないと、周りがゴチャゴチャ言って、その意見に惑わされる…流される…」

 ナオキが、至極真面目な表情で、語った…

 私は、ナオキが、言ったことはわかるが、なんだか、至極真面目な表情をしているナオキが面白く、つい、

 「…プッ!…」

 と、吹き出してしまった…

 私の予想外の言動に、今度は、ナオキが目を丸くした…

 「…綾乃さん…どうしたの? …いきなり? …なにか、ボクが、面白いことを、言った?…」

 「…いえ…そうじゃないの…ナオキ、アナタが、至極真面目な顔で言うから…」

 「…それは、そうだろう…こんなこと、笑いながら、言う人間はいないよ…」

 「…でも、ナオキが、すごく真剣だから…そんな表情をしたナオキを見たら、一体、何年ぶりに、そんな表情をしたナオキを見るのだろうと、思って、つい…」

 「…それは、テレビを見ないからさ…テレビで、キャスターをしているときは、いつも、真面目さ…」

 ナオキが、反論した…

 私は、ナオキの言い分に、またも、

 「…プッ!…」

 と、吹き出してしまった…

 「…なに、綾乃さん…なにが、おかしいの?…」

 ナオキが、戸惑う…

 「…だって、ナオキ…アナタ、子供のように、ムキになって反論して…」

 私が指摘すると、ナオキは、一瞬、表情が、固まった…

 それから、ゆっくりと、

 「…綾乃さんには、叶わない…」

 と、嘆いた…

 「…こっちが、主導権を握って話していると思うと、いつのまにか、綾乃さんが、主導権を握ってる…」

 「…」

 「…これじゃ、お手上げだ…」

 そう言って、両手を上げた…

 「…とにかく、諏訪野さんとは、近日中に、綾乃さんに、連絡するように、言ってある…この家で会ってもいいし、どこか、近くの店で、会ってもいい…とにかく、会って話すことだ…話せば、わかることもあるし、そもそも、話さなければ、なにもわからない…」

 それだけ言うと、ビールを飲んだ…

 「…せっかくのビールが、ぬるくなった…」

 ナオキが、嘆いた…


 私たちは、それ以上、話さなかった…

 私は、まだ病み上がりだし、体調は、完璧には、ほど遠い…

 これ以上は、カラダに負担がかかる…

 だから、

 「…申し訳ないけど、もう寝るわ…」

 と、ナオキに告げて、寝室に戻った…

 「…わかった…綾乃さんのカラダの負担になるようなことを、長々と話して、申し訳なかった…」

 私は、それには、答えなかった…

 私とナオキは、寝室は別…

 ナオキは、ジュン君のいた部屋を使っている…

 ナオキは、ただの同居人…

 すでに、男女の関係はない…

 すでに、パートナーでもない…

 繰り返すが、ただの同居人…

 ただし、私の数少ない、家族と同様な大切な存在だった…

 また、ナオキとて、今さら、私をどうこうしようとは、露ほども思ってないに違いない…

 私にしても、そうだが、諏訪野伸明と、結婚するかもしれない状況で、他の男と、セックスをすることは、ありえない…

 男女の関係になることは、ありえない…

 なにより、私は、まだ、病み上がり…

 そんなことができる状況ではない…

 いや、たとえ、そんなことができる状況でも、もはや、ナオキとセックスすることは、ありえない…

 なぜなら、諏訪野伸明との結婚が、完全にご破算になっていないからだ…

 完全に、ご破算になれば、フリーだから、ありかもしれない…

 しかし、そうでなければ、ナオキとのセックスはありえない…

 そんなことをすれば、諏訪野伸明を裏切ることになるからだ…

 そして、それを、ナオキもまた、わかっているに違いない…

 なにしろ、ナオキと私は、十数年の付き合い…

 だから、互いがなにを考えているか、わかっている…

 そして、わかっていることもあるし、ナオキが、また、そんな状況で、私を求めて来ないことも、またわかっている…

 他の男と、結婚するかもしれない私と関係することは、ありえない…

 そんなことをすれば、信義違反…

 私は、その男を裏切ることになる…

 そして、その男=諏訪野伸明と、ナオキは、仲がいい…

 ウマが合う…

 だから、伸明との関係からも、ナオキは、私を求めてくることは、ありえない…

 そんなことを、漠然と考えていると、いつしか、眠りについた…

 
 私が、朝、目覚めると、すでに、ナオキの姿はなかった…

 会社に出社した後だった…

 リモート出社では、まだ、会社は、回せない…

 どうしても、社長である、ナオキが、社長室に出向くしかないのであろう…

 私は、思った…

 私は、ひとりで、サイフォンで、コーヒーを入れて、飲んだ…

 昔から、コーヒーは好きだった…

 ずっと、以前、まだ学生の頃、ひとりで、喫茶店に入ったが、出されたコーヒーが、でがらしのコーヒーだった…

 でがらし=すでに、一度、客に出したコーヒー豆で、抽出したコーヒーだった…

 だから、まるで、薄い紅茶のようだった…

 私は、ひどいと、憤ったが、なにも言えなかった…

 まだ、二十歳前の学生だったからだ…

 正確には、高校生だったからだ…

 だが、今の年齢では、躊躇うことなく、文句を言える…

 オバサンになったからだ(笑)…

 若い頃は、口に出せなかったことも、口に出せるようになった…

 思えば、その喫茶店の主も、こちらが、女子高生だから、文句も言えないと、思って、でがらしのコーヒーを出したのだろう…

 ある程度の年齢なら、客に叱られる…

 それを見越して、したのだろう…

 個人経営の喫茶店だったが、おそらく、もうないに違いない…

 そんな商売をしていたら、客を失う…

 信用を失う…

 どこの市で、飲んだのは、わかるが、具体的に、どこの店だったかは、忘れている…

 覚えていない…

 今では、ネットで検索すれば、たとえ、その店が独自にホームページを持っていなくても、地図等でわかるが、そもそも、どの店だったか、忘れているので、調べることができない…

 私は、そんなこと、思い出した…

 苦い思い出だが、今となっては、懐かしい思い出…

 そして、それが、私の商売に対する原点になっていたのかもしれない…

 商売というか、人間関係における原点というか…

 商売に対する原点は、信用であるということ…

 それが、大事だと痛感した…

 一度いっただけの店だが、もう二度と訪れることはないと思った…

 文句は言わないが、態度に出す…

 そういうことだ…

 その喫茶店の主と話した記憶はないが、信用できない人間と、思った…

 それが、その喫茶店の主の評価だった…

 そして、私だけでなく、きっと他の客にも、似たようなことを、何度もしていたに違いない…

 今となっては、そう思える…

 そのたびに、信用を失っていったに違いない…

 そして、廃業…

 終着点は、そこだったろう…

 人間性が、商売に出た典型だった…

 私は、それを思い出すと、結局は、ひとは、信用できるか、否かが、究極の評価というか、分かれ目になると、思った…

 美人もブスも、関係ない…

 イケメンもブザイクも、関係ない…

 ルックスも、頭の良さも、生まれの良さも、なにも、関係ない…

 つまり、能力の善し悪しも、なにも関係ないということだ…

 その人間を信用できるか、否か、それが、すべてだった…

 その人間を信用できなければ、その人間が、どんな報告をしようと、まったく、信用することができない…

 なにを言っても、なにも言わないのと同じになる…

 なにを言っても、信用できないからだ…

 それが、私の対人関係の基本と言うか、その喫茶店での出来事が、その後の私の人格形成に大きな影響を与えた…

 それを、思えば、その喫茶店の主は、恩人だった(爆笑)…

 最強の半面教師だった(爆笑)…


 諏訪野伸明から、連絡があったのは、そんなことを、考えている最中だった…

 早朝だから、連絡をするのに、打ってつけと、思ったのかもしれない…

 スマホの呼び出し音が鳴っているのに、気付いた私は、急いで、電話に出た…

 ナオキだと、思ったからだ…

 なにか、私に言いそびれたことがあるのだろうと思った…

 だから、どこから電話があったのか、表示された電話番号を見なかった…

 だから、

 「…もしもし、なに?…」

 と、高圧的な言い方をした…

 電話の相手は、ナオキ以外に考えられないからだ…

 が、

 相手は、ナオキではなかった…

 だから、相手は、面食らったというか…

 戸惑ったらしい…

 「…諏訪野ですが、おはようございます…」

 と、申し訳ないような小声で、声が聞こえてきた…

 …エッ?…

 …諏訪野さん?…

 私は、内心、慌てた…

 と、同時に、今、ナオキの名前を出していないことに、安堵した…

 ナオキの名前をいえば、ナオキと同居していたことが、バレる…

 あるいは、すでに知っているかもしれないが、自分が結婚するかもしれない女が、自分とは、別の男と、同居していると、知って、少なくとも、気分がいい男は、この世の中に、いないだろう…

 私は、一瞬、言葉に詰まったが、

 「…おはようございます…」

 と、返した…

 すると、相手も、

 「…」

 と、無言だった…

 どう返していいか、わからなかったのかもしれない…

 少し間を置いて、

 「…誰かと、間違えたようですね…」

 と、声が聞こえてきた…

 今度は、私が、黙る番だった…

 私は、内心ビクビクだった…

 諏訪野伸明の口から、藤原ナオキの名前が、いつ出てくるか、焦っていた…

 が、

 伸明は、なにも言わなかった…

 それ以上、言及しなかった…

 あるいは、知っていて、黙っていた可能性もある…

 問い詰めれば、私が、困るし、真実を知れば、自分もまた、いい気はしない…

 だから、これ以上、この話題を続けないのが、賢明だった…

 私にしても、今現在、ナオキと同居はしているが、やましい関係でもなんでもない…

 だが、それを主張しても、信じない人間は、なにを言っても信じない…

 だから、あえて、なにも言わないのが、お互いに、賢明だった…

 そこまで、考えたとき、

 「…ご無沙汰しています…」

 という声が聞こえてきた…

 そして、その声が、なにより、遠慮がちで、はにかむような感じだった…

 だから、その声を聞くと、私自身、ホッとしたというか…

 こんなときに、横柄な上から目線の声で、

 「…誰と間違えたんだ!…」

 と、怒鳴られでもしたら、目も当てられないからだ…

 が、

 諏訪野伸明は、そんな人間ではなかった…

 また、そんな人間ではないと、信じていたから、私は、結婚を前提に付き合った…

 そういうことだ…

 「…昨日、藤原さんと、電話で話したんですが、藤原さんから、聞いてますか?…」

 「…ハイ…」

 即答した…

 「…私と会いたいと…」

 「…そうです…」

 諏訪野伸明が、応じた…

 「…最近、全然、会ってない…」

 「…そうですね…」

 「…だから、やはり、直接会って、話したい…」

 「…いつですか?…」

 「…今日は、どうでしょう?…」

 「…今日? …私は、構いません…ご承知の通り、病み上がりですし…いつでも、家にいますから…」

 「…わかりました…でしたら、今日の午前中にでも、そちらに伺います…家は、藤原さんに聞いて、わかってますから、近くまで、行ったら、また、電話します…近くの店で、昼食でも食べながら、話しましょう…」


 そう言うと、一方的に、伸明は、電話を切った…

 私は、唖然とした…

 伸明から、電話が来るのは、藤原ナオキから聞いて、わかっていたが、こんなに早くとは、思ってなかった…

 朝一番…

 まるで、昔の牛乳配達…

 新聞配達だ…

 一方で、そんなにも、早く伝えたかったんだろうか?

 とも、思った…

 朝、何時に、電話をすればいいのか、常識は、わからないが、まだ、7時にも、なっていない…

 普通に考えれば、他人の家に電話をするには、早すぎる時間帯だ…

 にも、かかわらず、電話をかけてくるとは?

 それほど、重要なことなのだろうか?…

 だとしたら、それは、別れ話かも?

 とっさに、思った…

 諏訪野伸明の口から、直接、これまでのことは、なかったことにしたいと、言いたいのかもしれない…

 私は、思った…

 これまでの話の流れから、考えるに、それが、一番当てはまる…

 これは、私が、諏訪野伸明と結婚したいとか、したくないとかとは、別の話…

 別次元の話だ…

 すでに、諏訪野伸明には、五井家当主としての立場がある…

 以前は、確かに、伸明のみならず、伸明の母の昭子も、私の入院する、五井記念病院の病室にやって来て、私と伸明の結婚を許すようなことを、言っていたが、あのときとは、状況が違う…

 あのときは、まだ、五井は、内紛状態には、なかった…

 が、

 それをいえば、今も五井は内紛状態には、ない…

 五井南家が、五井本家側に立ったことで、内紛が、終了したからだ…

 しかし、

 そこには、米倉平造の存在があり、あの佐藤ナナもいる…

 つまりは、内紛が、終了したが、内紛以前と、内紛以後は、五井本家を巡る状況が、変わった…

 そういうことだ…

 それを、考えると、あらためて、ここは、私から、身を引くべきだと、思った…

 これ以上、伸明の心を悩ませるのは、気が引ける…

 さらにいえば、私と伸明は、付き合っているといっても、どれほどの付き合いでもない…

 冷静に考えれば、結婚を前提として、付き合っているにしては、驚くほど、付き合いが浅かった…

 それは、私が、ジュン君の運転するクルマで、はねられて、病院に入院したこともあるし、諏訪野伸明が、仕事で忙しいこともある…

 だから、まるで、多忙な芸能人かなにかが、交際するように、実質的に会う時間がなかった…

 実質的に会う機会がなかった…

 それを考えると、それほど会う機会が、少なかったにも、かかわらず、互いが、結婚を意識したのが、不思議…

 おかしい(笑)…

 互いが、互いのことを、知らなすぎるのだ(笑)…

 これでは、仮に結婚すれば、どうなるのか、わからない…

 これでは、まるで、お見合いだ…

 一度か二度、会って、結婚を決める…

 それと同じだ…

 大昔、母の若い頃には、冗談で、

 …一回目のデートで、手を握り、二回目のデートで、キスをして、三回目のデートで結婚の約束をする…

 そんなことを、女の友人同士で、言い合ったそうだ(笑)…

 それと、似ている…

 だが、まあ、見合いが、悪いというわけではない…

 なまじ、会社の同僚や、学校の友人と結婚をして、いっしょに生活を送り、

 …こんな人とは、思わなかった…

 というのは、よく聞く話だ…

 公私というと、おおげさだが、会社や学校で見せる顔と、家で見せる顔がまるで、違うのだろう…

 学校や会社では、いつもニコニコと、いい人を演じていて、そのくせ、家では、他人の悪口ばかり…

 よく聞く話だ(笑)…

 要するに、裏表が激し過ぎるのだ…

 これは、極端すぎる例だが、皆、似たようなものだ(笑)…

 むしろ、見合いで結婚して、よくわからないまま、いっしょになった方が、幸せかもしれない…

 …このひとは、こんなひと!…

 そんな予備知識がないままに結婚するから、

 …あれ、なんか、思ってたのと、違う!…

 が、ない…

 だから、ゼロ…

 予備知識ゼロだから、相手が、どんなひとか、わからない…

 せいぜいが、学歴や職歴やルックス…

 どんな学校を出て、どんな会社に勤めているかしか、知らない…

 そして、わかるのが、初対面での互いの印象ぐらいだ…

 それで、結婚する方が、会社の同僚や、学校の友人と結婚するよりもいいかもしれない…

 予備知識がないから、裏切られることがない…

 互いに、どんなひとか、わからないからだ…

 私は、そんなことを、思った…

 いつのまにか、伸明の話から、見合いの話に、意識が飛んだ(笑)…

 それから、今日、これから、諏訪野伸明と、どんな話をするのだろう? 

 と、あらためて、思った…

 やはり、別れ話だろうか?

 それを思うと、身を切られるように辛かったが、やはり、覚悟はしなければ、ならない…

 いや、

 覚悟さえ、しておけば、思ったよりも、衝撃は浅い…

 ダメージは少ない…

 あらかじめ、誰かに殴られるとわかっていて、殴られるのと、いきなり殴られるのでは、痛みが、違う…

 そういうことだ…

 それを、思えば、覚悟ができた…

 別れる決意ができた…

 そういうことだった…

                
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