壁の仕掛け

文字数 663文字

(どう考えても、二人にしか無理だと思うが)
「それは分かってるわよ。でも、恥ずかしい」
「脱がないといけないんでしょうか?」
「勇者様、その間に仕掛けを解いてください」
 フローラにお願いされる。二人は服を脱いで、下着姿になる。
(あんな体見せつけられたら)
「あまり見ないで下さいね」
 マイラが涙目で訴えてくる。

(早く仕掛けを解かないと)
 しかし、集中できない。下着から二人の肌が見えているからだ。
「早くしてよね。んぁ。何、これ?」
「ひゃんっ。なにか、弱いところを刺激されてる」
(いたずらしても良いよね?)
 マイラ姫のお尻に触る。
「ひゃんっ。勇者様、何して……」
 今度はフローラ姫。
「ちょっ、何してるのよ」
 二人がお尻を振る。甘い匂いがしている。

(どうやって解くんだ?)
 そう言いながら、二人の弱いところ(あそこ)を触る。
「んぁ。勇者様、そこはダメぇ。はぁん」
「どこ、触ってるの? ぁん。なんか、気持ちいいかも」
 二人のパンツが濡れてきた。ヤバイ。もっといたずらしたくなる。
「早くしないと、ひゃんっ。ダメぇ。変な気分に」
「んぁ。私、我慢出来ないかも」
(あと、もう少し。………なんだが)
「勇者様、入れてぇ」
「下着、取ってぇ」
(実体がないから出来ません! と言うか、入れるって何よ?)

「乳首、引っ張らないでぇ」
「なに、揉んでるのよ」
(なにが起きてるんだ? やっと、解けたぞ)
「はあ、はあ」
「ダメかと思ったわ」
 戸棚が開いて、青い鍵が出てきた。
「きっと浴室の鍵ね」
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