第6話 恋する脚本家

文字数 7,500文字



 昼飯時となり、人が落ち着いた体育館を四人揃って抜ける。鈴涼もすっかり元の様子を取り戻したようで、若干目が腫れていること以外には問題はないだろう。健吾いわく「本日のメインイベントは終了」とのことらしい。しかし鈴涼にとっては珍しい高校の文化祭だ。興味をそそられながら辺りを見回しているので、もうしばらくは楽しもうという結論になった。

「そうそう、みんなに会って欲しい人がいるんだよね」

 校舎の中庭の外れ。ベンチが備え付けられていたのでそこで足を休めていた。午後に向けて外部の人と思しき人間の往来は多く、まだまだ賑わいは続きそうである。そんな中で、本日の主催者が次の予定について言い出した。一同が屋台で買った焼きそばを啜る手を止める。

「会わせたい人?」

 俺は数本の麺を割り箸で掴んだまま聞き返す。三百円というお手軽な値段の割にそこそこ量があり、それでいて案外おいしい。文化祭という空気に当てられているせいでもあるとは思うが、さっきからみんな手を止めていなかったあたり俺の舌も間違ってはいないのだろう。

「あの舞台の脚本を書いてくれた人さ」

 先程見た『文学部物語』――健吾はネタを提供しただけだと言っていた。彼から見えていた世界があんな風だったはずは無いから、もちろん脚本家が居るのだろう。しかしながら、実際に会うというのはこれまたなんだか恥ずかしい。彼だか彼女だか知らないが、脚本家の中では既に俺たちの印象があのステージ上の役者で固まっているかもしれないのだ。俺はあの主人公みたいに覇気がないし、関係値だって大きく違う。

「会っても迷惑なだけじゃないか?」

 口からぽろ、とこぼれたそれが率直な意見だった。当事者としての羞恥心を抜きに考えればとても良い脚本を書いてくれたのに、俺たちの現在を見せたところで脚本家を困惑させかねない。しかし健吾は割り箸を持ったままの右手で、いやいやと否定を示した。

「彼女自身が会いたがってるんだよ。だからその辺は大丈夫さ。協力してもらってお礼ってことで、どうにか頼むよ」

 勝手に協力体制を整えたのはお前だろう――と言いかけたが、結果的には鈴涼にとって良い刺激を与えてくれたと言えるかもしれないのだ。それに向こうが会いたがっているのなら、断る理由も特には浮かばない。

「茉莉菜、鈴涼。それで良いか?」

「まぁ、一応こっちからもお礼を言うのが筋ってモンでしょ。あたしは良いわよ」

「私も。会ってみたい」

 二人とも思っていたよりは乗り気なようである。それならばと、健吾は残っていた焼きそばを急いで口に含んでスマートフォンを取り出した。そして素早い指の動きの後で端末を耳へと持っていくと、数回のコールが漏れ出る。それが止まる頃には、健吾の咀嚼は終わっていた。

「あ、もしもし? オレだけど……うん。みんな会ってくれるってさ。だからこの後、二年生の準備室に居てくれるかい? ん、それじゃ」

 手早い連絡を終えると、彼はこちらと目を合わせてニヤリと笑った。そんなことを平常運転でしているから、脚本家にも信じてもらえないのだ。


 三田高校の校舎は三階建てだった。それだけ聞くと小ぢんまりとした校舎を想像してしまうが、廊下は横幅があり、文化祭で人がごった返している今でさえ移動にゆとりがある。教室の数も多いらしく様々な場所で面白そうな企画をしているが、生徒的には全部回り切るのが大変だから困ると健吾が苦笑いで言った。

「三田高は部活動が盛んだからね。だからこそ、ステージイベントもあれほどの人気とクオリティなのさ」

 確かにバンドも演劇も、学生の趣味を越えた領域の発表だった。辺りを見渡せば、制作発表会、部活動体験、黒板アートなんてものをしている教室まである。茉莉菜と鈴涼は後で寄りたい場所を決めたりしていた。俺も珍しさに気になるところはあったが、どうせ着いて行くことになりそうだから敢えて口にするようなことはしない。

 珍しいと言えば、健吾が俺たちを先導する最中にやたらと声を掛けられることが多かったことだ。「よぉ」とか「やぁ」とか手を振るだけの二言三言の会話や、一瞬立ち止まる場面も何度かあった。無論、高校デビューに成功した彼のことを考えればごく自然なことなのだが、やはり思い出の奥底に貼り付いた違和感が拭えない。ギャルっぽい二人組に笑顔で足を止められた時なんか、茉莉菜ですら「ほぉ」と呟いていた。

「ここだよ」

 そうしている内に着いた教室の扉には、『2年生』とマジックで書かれたA4用紙がテープで貼られていた。上を見ると『化学準備室』というプレートが当てられており、日頃とは違う役割を与えられた悲しき部屋なのだと悟る。

「今は二年生の準備室、もといサボり場ってトコかな。ちょっと呼んでくるから待っててよ」

 健吾に言われるがまま、物怖じせずに扉を開ける様子を見ていた。その間、いくつかの瞳がこちらを物珍しそうにじっと捉える。

「すみませーん。中峰さん居るー?」

 教室には十人弱の生徒がおり、殆ど全員が怪訝な表情だ。確かに上級生が後輩を呼び出しているという状況は否が応でも注目を浴びる。果たしてそれは相手方に迷惑なのではなかろうか――という考えは至って正しかったようで、教室の後ろの方からわぁわぁと言いながら駆け寄ってくる少女が見えた。

 少女は目の前の健吾に比べて十数センチ低く、鈴涼と並ぶくらい小柄な体格をしていた。焦げ茶色の髪を片側で三つ編みのお下げにしており、制服も気崩しが見られない。派手な生徒が多い三田高では珍しいタイプに感じられた。

「野沢先輩、声大きい! 私、嘘言って打ち上げ抜けて来たから目立ちたくないんですよ!」

「ごめんごめん。でも、用事は早く済ませておいた方が文化祭を楽しめるでしょ?」

「そうですけど! あぁ、ここじゃ目立つから、場所変えさせて下さい!」

 語気がハキハキとしていて実に活発な女の子だ。目の前のチャラ男を両手で押し出すと、俺たちと目が合う。

「あ……その、お見苦しいところを」

「いえいえ」

 なんだか日頃から健吾に振り回されている様子が想像できてしまって親近感を覚える。彼女もまた、とんでも行動力を身につけた男の餌食となってしまったのだろう。

 俺たちは外に出て校舎の裏手に回り、人気の少ないスペースへと連れ出された。雑草がちらほらと見受けられる辺り、来客を想定していない場所なのだろう。周囲に見える数人の人間もみんな三田高の制服を身に纏っている。ダンボール等を重ねているのを見ると、裏方の生徒が利用しているのだと推測できた。

 立ち止まったところで、健吾が手のひらを返した手で脚本家の少女を紹介してくれる。

「紹介するよ。彼女が例の脚本家。二年の中峰さんだ」

「中峰さっ、桜です! さくらは花の桜一文字です! よろしくお願いします!」

 中峰はガバと深々頭を下げると、起き上がってくるときはまた凄い勢いで戻ってきた。お下げが跳ね上がってビックリ箱の中身みたいな挙動だ。ぎこちない様子といい緊張しているのだろう。何だか隣に立つ健吾のことを親鳥でも見るかのようにちらちら目線を送っていた。

「あ、じゃあオレはこれで。ちょっと用事あるからさ」

「えっ! ちょっと! 野沢先輩!?

 しかし彼は見た目の通りの薄情さを披露してみせた。じゃあね、と軽快な足取りで去って行く彼に呆気に取られて、俺たちですら何も言うことはできなかった。

 中峰はたっぷり五秒以上固まってから、ガクガクと首を回してこちらを見た。その瞳がどことなく潤んでいて「飼い主に放された子犬はこんな感じなんだろうなぁ」などとくだらない感想を抱いていた。見てられなくなって、仕方なく健吾の役を引き継ぐことにする。

「とりあえず、俺たちの自己紹介もしようか?」

 うんうんと何度も頷かれた。子どもみたいになんとも感情豊かな女の子だ。

「えっと、俺が日向。日向一晴だ」

「あたし、岩本茉莉菜。気軽に茉莉菜って呼んでね、中峰さん」

 茉莉菜は努めて明るい声を出し、そのにこやかな様子のおかげで中峰も少し落ち着いたみたいだ。気が利くな、なんて言おうものならこの場を凍てつかせてしまうのは確定なので自重する。

「それでこの子が……」

「もがみすずり、です」

 長い睫毛の下の瞳は真っ直ぐに中峰を見つめていた。鈴涼の目は大きく黒いので、じっと観察されるだけでも強い視線を感じることが多い。俺も出会って初めの頃は何か取り憑いているんじゃないかと勘違いさせられていたものだ。しかし過去当人に尋ねたところ、無意識の癖なのだと苦笑いで教えてくれた。

 中峰も例に漏れず、挙句緊張の果てに「中峰桜ですっ」ともう一度自己紹介をしてしまう。快活そうな性格でも、彼女の本質は人見知りで上がり症の一面があるようだ。

「そんなに緊張しなくても大丈夫よ。あたしたちも……あのー、ほら。あのジャラジャラ男のツレなんだから! 軽い感じでお話しましょ?」

 ――初対面の相手と円滑に話すために株を下げられる健吾よ、哀れなり。

 心の中で合掌してしまうのは、多分昔なら俺がその立場に居たからだ。まさか健吾とそんな共通項が生まれるとは思ってもみなかった。彼の名前を出したのは効果的なようで、中峰は殆ど独り言みたいな声でぶつぶつ言う。

「そ、そうですよね。野沢先輩のお友達なら、そんな悪い人たちなこと無いですもんね……」

 どうやら健吾は中峰に結構信頼されているらしい。彼女は、よし! と俺たちにも聞こえる声で思い直すと、強張った面持ちで改めてこちらを見据えた。

「きょ、今日みなさんとお会いしたかったのは、その、直接お詫びをしたくて」

「お詫び? あたしたち、悪いことされた覚えなんて無いけど……?」

「いえ! 悪事とか狼藉とかの類ではなくてですねっ」

「なくて?」

「肖像権侵害というか、オマージュしてしまったことというか……」

「あぁ、舞台の登場人物のことね」

 先程の演劇――一樹、麻莉恵、健二、そして鈴香の物語。全員が俺たちの名前をもじっていて、そして健吾からの情報提供により性格も寄せた部分があるようだった。もちろん俺と一樹が似ているなどとは認める気はないのだが。

「中峰……さんが悪いことは何も無いだろ。悪意があったとしたら健吾の方だ」

 つい話に入ってしまい、隣のキャスケットにキッと睨まれる。この程度すら許されないおのれの身分もなかなか不遇だ。中峰はそんな俺たちの小さな火花には気づかず、「そのー……」と若干目を泳がせた後で言った。

「怒らせてしまっていないかなぁ、と。何せ演劇用の台本にする際に、監督の人から『もっとキャラクターを濃く見せなさい!』なんて言われたもので。あ! でも誤解しないで下さいね!? 部員のみんなは皆さんだってこと知らないので……」

 それは恐らく、事実が人においそれと話すべきものではないのと、脚本を円滑に通すためだろう。創作の中に第三者への私情を挟むことは好ましくないと考える人も居るだろうし、ましてや舞台。全員で作るものならば、余計にその辺りの意図は汲むことができる。

「ぜーんぜん! みんなめちゃくちゃ面影あったわよ! ……でも、あたしとすずちゃんはあんなに衝撃的な出会い方してないけどね」

 ――そんなところ未だに引き摺るなよ。

 せっかく良いフォローを入れているのだから苦言は仕舞っておくのが吉だろうに。それを聞いた中峰が困って複雑な顔を作る。これ以上茉莉菜がナイーブな心に塩を塗ってしまう前に、俺は睨まれ覚悟で彼女を諌める。

「その辺は健吾のせいってことで決着がついただろ」

「……そうだったわね」

 あからさまに嫌な顔を作っているところを見ると、忠言耳に逆らうという程では無いらしい。

「それとその、もう一つありまして」

「なんだ?」

「――結末。ラストシーンについてです」

 小柄な少女は背筋をしっかりと伸ばして言った。俺たちに対する不安は両手の先を絡めて押し込め、目を逸らすことは決してなかった。

「野沢先輩から、みなさんのご事情は聞いています。過去にどういうことがあったのか。今、どういう状況なのか」

「そうだったのか」

 あの舞台の最後は、みんながこれからの友情を誓って卒業――俺たちが手にすることが叶わなかった未来を描いているようだった。現実では四人が揃うこともなく、そして物語と同じように文学部すら無くなってしまった。

 もし鈴涼が眠っていなければ。舞台の鈴香が言った通り、俺たちの関係は続いていたのかもしれない。今よりもっと純粋で、この夏の快晴のように青い季節が巡っていたのだろう。

 中峰は記憶の無い少女を見ていた。鈴涼の方はと言うと、彼女はさっきから真剣な眼差しで、一瞬も脚本家から目を離さないでいる。自らの過去に関わるわけではないのに、こんなにも興味を示しているのは始めてかもしれない。

「あのラストシーンは、話してくれた先輩を見て思いついたんです。先輩はそれまですごく楽しそうだったのに、最後は凄く悲しそうな顔をしていました」

 あの一連のエピソードは、間違っても他人に話すようなことじゃない。今も苦しむ誰かが居て、健吾も承知していたはずだ。それでもこの少女に全てを話したあいつの心を、俺はまだ理解できない。けれど、その時の健吾の様子を回顧した中峰の暗い表情が、見てもいないあいつの顔と重なった気がした。

「だからせめて、物語の中でくらいは笑えるようにって。私の独断で考えさせてもらいました」

 物語は決してハッピーエンドではない。見ていた観客からすれば、切なさの残る不完全燃焼な脚本だったかもしれない。でも俺たちだけにとっては紛れもないハッピーエンドだった。

「……迷惑じゃありませんでしたか?」

 横をちらと見ると茉莉菜がほんの少しだけ俯いている。多分中峰は気づかないくらい、自分の悔恨を押し殺して。きっと彼女だって、中峰に感謝こそすれ怒りの感情など抱いていないのだ。しかし、この状況で茉莉菜に口を開かせるのは少なくとも酷だと思った。だから俺は代弁をする心持ちで、さっき彼女がしていたように笑顔を作って中峰に告げる。

「あの脚本は、当事者から見ても良く出来てたよ。素晴らしかった」

「ほ、本当ですか? よかったぁ……」

 実際、ただの中学生のエピソードを舞台演劇にまで昇華させたのだ。同じように物語を書いたことがある身として、中峰の努力が並大抵ではなかったことは幾らでも想像がつく。日常からインスピレーションを受けることは意外と難しい。それを中峰は他人の過去から練り上げてみせたのだ。会場中から贈られた拍手の雨が、中峰に与えられるべき賛辞の評価に他ならない。彼女は安堵の息を漏らしてから、実は、と続けて語る。

「野沢先輩から頼まれた時、無理だと思ってたんです。それも本人さんたちにはサプライズで見せるなんて、私には荷が重いとばかり」

 相当心配だったのだろう。吐き出した息につられて伸びていた背中が少しだけ縮こまった。これだけ素直な人が書いてくれたのなら、こちらとしても妙な思惑を感じない。彼女に依頼した健吾の判断は大正解だ。俺はふと、思い出した疑問を聞いてみることにした。

「思えば、一体どういう経緯で健吾から頼まれたんだ?」

 その質問には、中峰は珍しく目を横に逸らした。何かを思い出すように「えーと」と声を引き延ばす。余程答えづらいのか若干頬を紅潮させており、さては友人がとんでもないことをやらかしたんじゃないかと気が気でない。

「そ、それはですね。以前、個人的な一件で野沢先輩に助けられまして。その貸し、というかツケ……を理由にふっかけられました」

 ――杞憂だった。

 はぁ、という声が出てしまったのは、いかにも健吾らしい理由だと思ったからだ。俺たちの知らない彼女のエピソードの中で、あのチャラ男は何かしら暗躍したのだろう。

「あぁでも、物語を書きたいと思ったのは私自身ですよ! 無理矢理書かされたとは決して思っていませんから!」

「わかってるよ。健吾にはあんまり迷惑かけないように言っておく」

 健吾がどんな恩義を着せたかは知らないが、今回の一件でどんなことだったとしても返済完了だろう。黙っていた茉莉菜がちょっとだけキャスケットを上げて、中峰にちゃんと向き合った。その顔に翳りはなく、もうお節介なフォローは必要なさそうだった。

「今日は本当にありがとうね、中峰さん。他に私たちに言っておきたいこととかある?」

「あ……えっと、じゃあ失礼ながら、今日の舞台の感想とか聞かせてもらっても良いですか? 問題点とか違和感とか、今後の参考にしたいので何でも良いんですけど」

「違和感か。健吾の印象が全ぜ……んっ!?

 そこまで言いかけて、唐突に茉莉菜に横腹をどしと突かれる。もの凄い速度の手だった。訳が分からず身悶えていると、彼女は俺にしか聞こえない小さな声で言ってくる。

「健吾ことについては触れないこと」

「な、なんでだよ」

「あの子、健吾のこと好きだから」

 なんだその曖昧な理由は。そう言い返しかけたのは、栗色髪に沈んだ剣幕によって阻まれた。高校生になってさらに威圧感を増した本気の目。彼女もまた、俺の知らないところで感情の表し方を鍛えたのだろう。しかし次に中峰に向いた時には人の良い顔に切り替わっていた。頭の上に疑問符を浮かべる中峰に、打って変わった微笑みを向ける。

「そうね。強いて言うなら登場人物がちょっと美化されてたかなー、ってことくらい。自分が比較対象だからかもしれないけど、たまに違和感があったわ」

「な、なるほど! やっぱり実在の人物をモチーフにすると難しいですね……!」

 そんなにもオブラートに包んでいて、果たして俺たちの真意は伝わるのだろうか。ただ中峰も今の言葉で思うところが見つかった様子だし、彼女の求めた答えの一つにはなっているみたいだ。

「鈴涼は何かあるか?」

 俺は黙っていた鈴涼にも話を振ってみる。あの演劇に最も感情を――良い方の意味に限れば――揺れ動かされていたのは彼女だった。それならば、鈴涼の抱いた感想は中峰にとっても発見になるかもしれない。鈴涼は「うん」と頷いてから、ゆっくりとその透き通る声を風に乗せた。

「少しだけ『私』がわかった気がする。だから、ありがとう」

「? ……はい! どういたしまして!」

 とりあえずお返しを述べた中峰だが、鈴涼の言ったことの意味はこの場に居る誰もが理解できなかった気がする。鈴涼も少しそれを察したようで、手を口に当てながら言葉を探すが、それ以上は思い浮かばなかったようだった。
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