第68話 君だけが知っているその場所へ

文字数 181文字

輝きを失った石を抱きしめて、輝け、輝けと声を掛けた。
もっと高く、もっと空の上、その青さを見つけて、
透き通るような光、思い出すよ。
一筋の雲に乗って、どこまでも自由に生きた。
君だけが知っているその場所へ、その石を持って行こう。
呼ぶ声に応える、窓から見える先に、
小さな奇蹟に出会える。
そして、もっと高く、もっと空の上、その青さに心惹かれたら、
穏やかな笑顔だったと思う。
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