あの日の記憶⑵
文字数 362文字
11歳の私を、もう一人の自分が遠くから見ているという不思議な夢を。
彼が、例の“バイクのお兄ちゃん”なのだろう。
顔がぼんやりとしてはっきりと見えない。
鈴の音とともに現れた、黒い猫。
猫に導かれるようにして、駆け出した瞬間────。
プップ────ッ‼
文字数 362文字
11歳の私を、もう一人の自分が遠くから見ているという不思議な夢を。
彼が、例の“バイクのお兄ちゃん”なのだろう。
顔がぼんやりとしてはっきりと見えない。
プップ────ッ‼