05 「嘘つきは誰?」
文字数 1,970文字
せやねえ。佐々木ちゃんも自分では、この通りの事を思ってるて、一応言うてるし、自分の目線から見ても、まあ僕からみると安田くんは嘘つきやし。で、安田くんもまあ、言っとることあべこべやけど信用してくれてるみたいやし。
それ以外やと、君ら二人に関しても、僕ら嘘つきやってところ見てへんし。
ってなるとこん中に嘘つきは一人もおらん、と、思う。
どうかな
(あのさあ、今ちょっと思ったんだけど、岸川さん視点では、佐々木か安田の少なくとも一方が嘘つきっていうのが。
説明として、「安田はおかしいから」って言ってたじゃないっすか。
安田が嘘つきとみて「(問題が)正しいこと言ってますよ」って話をしたじゃないですか?
そうすると、佐々木の説明が嘘になっちゃうんじゃない?)
私の中では嘘つきっていうのは確信があるから、言ってることに矛盾はないって思うけど。
▼岸川的へっぽこ推理▼
●佐々木「岸川と安田は正直者」
→ 佐々木「信じてますよ」という言質を自分の心理学より信じる。
→ 彼女は嘘をついていないのでこれは「真」。
→ 佐々木ちゃんは安田がおかしいのは知っているが、「信用している」ことに嘘はない。
●岸川「佐々木か安田の少なくともどちらか一方が嘘つき」
→ 安田が嘘というか反転のことを言っていることは認識してるので「嘘つき」
→ 佐々木ちゃんも信じることにしたし「真」
●安田「岸川は正直者」
→ 信用してくれてるよね? ということで「真」)
僕の目線からみると、心理学で君に振って君があべこべのこと言っとるのを知っとるから、「どちらか一方(安田)が嘘つき」。
……まあ、せやね?
だから、ややこしいねって言ってたのは、自分が佐々木ちゃんに心理学振っちゃったことで、佐々木ちゃんにも疑いを若干持っているという。ーーそこがややこしいよねって言う話やったんとちゃうん。
なんともちぐはぐで気持ち悪い感覚です。
しかしその感覚がなくなった瞬間、あなたたちの目の前には、自分が先ほどまで食べていた食べ物や飲み物がありました。
ーー白昼夢を見ていたようですが、何を見ていたかはっきりとは覚えていません。
しかし、あなた方の耳元にはしっかりと、誰かの声が届きます。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
最後の問題の答えはでないようになっている、らしい。
進行中、岸川は嘘がどうとかいう話がいまいち結びついておらず、「それぞれの腹の中と合致してるってことになればええんちゃうんけ」と思ってましたが、実際は飴にやられて嘘をつく「安田」は「嘘つきである」とするのも「真」のようです。
お恥ずかしいガバガバ推理でした(反省中)
取り逃がしたアイテム等もありますので、ぜひ一度シナリオをご覧ください。
TRPGシナリオ「あまいのににがい」 | みこと さま
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