わたくしもですわ。
ほら、ぐちゃぐちゃになっちゃいますの。
ゆづ先輩のところですね!
ついでに夕飯もごちそうに…。
ちょうどいいですわね。
出掛けるついでに依頼をこなしていきましょうか。
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飼い主がコンビニに行く間、犬の見張りをするだけでしたからね。
さて、駅に向かいましょう。
まずはこの川の掌線に乗って、海猫駅…つまり4つ目の駅で乗り換えですわね。
この電車は駅一つ一つの間隔が短くていいですよね。
いつも満員電車だけど…。
混んでる場所で落とし物探すのは大変だね…。
見つかってよかったけど。
うーん…、単純に、近くに魔法少女が少ないからかなぁ。
その後、なんとか二人は乗り換えの駅に着くことができた。
先輩は道になるとすぐ迷うのに、乗り換える電車や駅は覚えてるんですね。
ゆづ先輩も、依頼が来たと思って行ってみたら迷子になってるエリーからだったっていうのが多いって―――――――
ずっと寝てましたから、あっという間に感じるのでしょう。
この辺になってくると、急に建物が減ってきますわよね。
次の駅って、乗り換え駅である鼻の先駅じゃあありませんわよ?
え?ああ、カエルを探しているんだ。
よかったら一緒に探してくれない?
いやぁ、大きいのが見つかった。
二人ともどうもありがとうね。
覚悟してましたけど、近くで見るとやっぱりダメですわ…。
しっかりしてください、ゆづ先輩のとこまでもうすぐですよ。
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40分後に来た電車に乗り、最後の乗り換え駅に到着した二人。
わたくしはすこし寝ますわ。
最寄り駅に着いたら起こしてくださいまし…。
はい。
どうしても上手に食べれないから、先輩に聞こうと…。
あたし全然魚食べないんだよね。
こんなド田舎だからさ、魚ってあんま売ってないのよ。
そもそも質問するだけなら、マスコットに伝言すりゃ良かったんじゃないの?
にしても、そのためだけにこんなところ来るなんて、お前らも相当……
田舎!ド田舎!!
わたし達がどんだけ苦労したと思ってんの!?
こんなに大変な日は初めてでしたわ!
わたくしも今夜はここでご飯食べていきますの!