トーストくん☆うんこもらす
文字数 6,070文字
「犯人 のてがかりになるような情報 がほしいぴょん。こういうときこそ天 のたすけをかりるときぴょん。女神 さま-!」
はあい。なんでしょう。
探偵役 はぴょん子 さんがやっているし、ヒマ なのでマンガ よんでましたよ。
「女神 さまも自由 ぴょんね……。わくわく☆ドリームランド はファンシー系 キャラクターコンテンツ ぴょん。事前 に設定資料 とかもつくってあるはずぴょん」
「いよいよ臆面 もなくメタネタ ぶっこんできましたね、ぴょん子 さん。たしかに企画段階 で、そういったものが用意 されています」
「女神 さまにそれをリーク してほしいぴょん! みんなの情報 をゲット できれば、犯人 をわりだすことができるかもしれないぴょん!!」
なるほど。
そこにきづくとは、さすがはぴょん子 さん。
というわけで。
ドリームランド のみんなを紹介するよ♪
………………
ぴょん子さん:おうちが貧乏だから詐欺まがいの商売に手を出しているよ。最近は中国で仕入れたパチものブランド鞄をフリマサイトに出品するのが日課なんだって。
トーストくん:ドリームランドでは珍しく気弱でナイーブ。授業中にうんこもらしたことがあるんだけど「今日のぼくはチョココロネだから」といって切りぬけたことがあるよ。あれ? 意外とメンタル強くね?
もこもこひつじさん:最高級ウールで保温性ばっちり。たまに女神さまがモップとまちがえてトイレ掃除に使うよ。でも乱暴に扱われるとそれはそれで興奮するんだって。こいつもド変態だね。
どんぶり大盛り白米くん:どんぶりにごはんをのっけただけの雑なデザインで、てあしがないからホバー飛行で移動するよ。じめんタイプのわざをむこうにできるから、序盤のジムリーダー戦で重宝するかも。
甘ーいスイーツどーなつちゃん:親に内緒で同人活動に精を出しているよ。夢小説とか書いているらしいんだけど、いったいどんな内容なのかな。隠れオタなので本人にその話をふると壁に頭を叩きつけて自決しようとするから注意してね。
レオンくん:リア充な仮面の下に野生の本性を隠した、カニバリ系のド変態だよ。世間体がいいやつほど裏の顔がヤバいっていう実例かもしれないね。
ぽてとくん:中国産じゃがいも(遺伝子組み換えでない)だよ。ぽてとくんにかぎらずじゃがいも警察はみんなメタボで、運動のあとは大量の汗をかいて全身から粉をふくよ。警察署の前を通るとデンプン臭がきつすぎて窒息しそうになるんだって。キモいね。
女神さま:ドリームランドの管理責任者さん(27)。今回の事件がスポンサーに知られる前にもみ消すことさえできれば問題ないので、実は犯人探しとかどうでもよかったりするよ。いっそ焼き肉パーティー開いて証拠隠滅しちゃおうかしらん。
………………
「うがああああああああっ!!!クソ みたいな情報 しかないぴょんっ!!」
「おちついて、ぴょん子 さん。そうはいってもきみだってかなりのもんだよ。摘発 されるまえに足 をあらったほうがいいんじゃないかな」
と、トースト くんがやさしくたしなめます。
すると床 にこぶしをたたきつけていたぴょん子 さんはおとなしくなって、
「ドリームランド のお友 だちがクソ のきわみなのはともかく、女神 さまの本音 がひどすぎるのがなによりショック だったぴょん。たよりにしてたのに……ぴょん」
「じぶんの保身 しかかんがえてない、だめな管理職 の見本 みたいなメンタル なつ。それにまさかレオン くんとおなじくらい焼 き肉 たべる気 まんまんだったとはおもわなかったなつ」
あ、ごめんなさい。
最近 はお金 なくておいしいものたべてないんですよー(核爆 )
てなわけでタン 塩 からいっちゃっていいですか?
「だめにきまってるぴょん!! せめて事件 を解決 してからにするぴょん!!」
「解決 したあとでもアウト なきがするけどなあ」
というふうに、わたしがぴょん子 さんとトースト くんにおこられている間 、ほかのみんなはめいめいに推理 をつづけています。
中 でもとくに熱心 そうな、もこもこひつじさんがこういいました。
「犯人 さがしのきほんとして『被害者 がいなくなってとくするのはだれか』をかんがえるべきだめえ。だからやっぱり、モ ーちゃんとあっぷるちゃんがいなくなったことで、ドリームランド のセンター をはるお友 だちがあやしいめえ」
そうですねえ。
できれば食料品関係 のメーカー とコラボ したいので、アニメ のオープニングソング をうたうキャラ は、たべもの系 のお友 だちからえらぶことになります。
ちなみに当初 はこんなイメージ でした。
あっぷるちゃん(国産 りんごをつかったジュース やグミ )
モ ーちゃん (ヨーグルト やバター などの乳製品 )
「ふむ……。百獣 の王 であるおれとしちゃ不満 がのこるものの、ライオン やうさぎ、それにひつじは最初 から除外 されるわけか。ジンギスカン というてもあるが、ファンシーキャラ とコラボ するにはいさかかロック すぎるし」
「じゃがいもも除外 していいぞ。そもそも刑事 だし犯人 であるはずもないが、そうでなくともおれは中国産 のやすものだからな。ほかのやつらとくらべると見劣 りする」
「あっぷるちゃんとモ ーちゃんは国産 ブランド ぴょんね。たしかにわかりやすいセールスポイント がないと、センター にはえらばれにくいかもしれないぴょん」
じゃあ候補 をリストアップ しますね。
トースト くん (有名店 のプレミアムブレッド )
どーなつちゃん (原宿 で大人気 ! 本格 オールドファッション )
白米 くん (新潟県産 コシヒカリ 。しかも新米 だよ!)
「わりとみんな、プレミアム 感 があるんだね。でもコラボ しやすそうなのはドーナツ じゃないかな。お子 さまにも人気 のおやつだし」
「まってほしいなつ! うちは犯人 じゃないなつ! そうやってきめつけるトースト くんのほうがよっぽどあやしいなつ!」
どーなつちゃんにそういわれて、トースト くんはぎょっとします。
しかしそこで、かれとなかよしのぴょん子 さんがこういいました。
「トースト くんがこんな事件 をおこせるとはおもえないぴょん。だってこいつ、きがよわくてすぐにうんこもらすファッキン こしぬけやろうだし、ぴょん」
「う、うん……。なんでかな、しんじてもらえたのにふくざつなきもちだよ……」
すると今度 は、どんぶり大盛 り白米 くんが、ぴょん子 さんのことばを鼻 でわらいます。
「いいや、トースト くんはやるときはやるおとこでござる。じつはかれがあっぷるちゃんのリコーダー をぺろぺろしてるところを、まえにみたことがあるでござる」
「は、白米 くん……!! だまっていてくれるって約束 してくれたじゃないか!!」
あらあら、トースト くんったら。
うんもれエピソード だけでなく、すきな子 のリコーダー をぺろぺろしていたなんて。
まるで黒歴史 のデパート ですね。
「きっとトースト くんはリコーダー だけでは満足 できなくなって、あっぷるちゃんの果実 にてをだしたのでござるよ」
「そういう白米 くんだってモ ーちゃんにふられてたじゃないか!! むりやりせまったら、うしろあしでけられたことだってしってるんだぞ!!」
容疑者 にリストアップ されたお友 だちは、おたがいに相手 をおとしいれようと必死 です。
みぐるしい争 いをさめた目 でながめつつ、ぽてとくんがこういいました。
「まあまあおちつけ。今 ちょうど本部 に連絡 して、きみたちにアリバイ があるかどうか、しらべてもらったところだ」
「で、どうだったぴょん?」
「ふふふ、犯人 をみつけるのは、おもいのほか簡単 だったな。容疑者 のなかでアリバイ がないのは――こいつだけだ」
そういってぽてとくんがゆびさしたのは、どんぶり大盛 り白米 くんでした。
,''"`゙```゙゙`ヽ、
,,,.r''" ∴ ∴ ∴ ∴ ヽ,,
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄./
\ (●) (●) /
\ フ /
}l≡≡≡l{
「ち、ちがうでござるっ!拙者 は犯人 でないでござるよっ!」
「ところが本部 で確認 したところ、おまえのいえからエクスカリバ ーがみつかった。モ ーちゃんをバラバラ にするときにつかわれた凶器 だろう」
エクスカリバ ー……?
と、だれもがツッコミ をいれたくなりましたが、それはそれとして、ようやく犯人 がみつかったことで、みんなはホッ としたごようす。
そしてわれさきにと、白米 くんをはがいじめにします。
「ふごっ……!! ふぐうっ!!」
「これでもう危険 はないなつ。モ ーちゃんを焼 き肉 するなんて、とんでもないサイコパス だったなつ」
「こいつはぼくの秘密 をバラ すようなクソ やろうだしね。あっぷるちゃんもおなじようにねらったにちがいないよ。きっとござるござるいいながら、かのじょのみつを……」
さるぐつわをかまされて、「ふごふご」とうめいている白米くん。
そのすがたをみつめながら、レオン くんがいいました。
「あたまにマイクロチップ をうめこむだけでは、てぬるいぞ。みんなでじかんをかけて苦 しめてやろう。こいつは泣 きさけびながら、モ ーちゃんとあっぷるちゃんにわびるのさ」
でしたら白米 くんを肴 に、焼 き肉 パーティー といきませんか?
サバンナ 式 の供養 をしてあげたほうが、モ ーちゃんたちの魂 もうかばれますからね。
女神 であるわたしがそういうと、ドリームランド のお友 だちはそろってにっこり。
なんだかんだで、みんなA5ランク和牛 に興味 があったのです。
「――ちょっとまつぴょん!白米 くんは犯人 じゃないぴょん!!」
「ええ……せっかく事件 が解決 したってのに、いまさら蒸 しかえさないでほしいよ。きみも空気 がよめないなあ」
「だまれチョココロネ やろう!! いいからみんな、箸 をおくぴょん!!」
そういわれたので、焼 き肉 パーティー はおあずけです。
だれもがチラチラ とおいしそうなカルビ をみつめる中 、ぴょん子 さんはいいました。
「犯人 はモ ーちゃんをバラバラ にした、あっぷるちゃんをタレ にぶちこんだ。だからかのじょたちをどうにかするために事件 をおこした。ぴょん子 たちはいままで、そんなふうにかんがえていたぴょん。でも犯人 の目的 が、もっと別 のところにあるとしたら……ぴょん?」
「ど、どういうことなつ? ほかになにがあるっていうなつよ」
「つまりねらわれていたのは、モ ーちゃんでもなければ、あっぷるちゃんでもない。ぴょん子 たちがかんがえもしていなかったところだったわけだぴょん」
ぴょん子 さんは唐突 に、うえをゆびさします。
もちろんそこになにかあるわけもなく、わたしがドリームランド をみおろしているだけ。
ところが――。
「この事件 の真 のターゲット は、天 の女神 さまなのだぴょんっ!!」
ええ……。
モ ーちゃんたちが焼 き肉 にされることで、なんでわたしが犯人 にねらわれたことになるのでしょう?
はあい。なんでしょう。
「
「いよいよ
「
なるほど。
そこにきづくとは、さすがはぴょん
というわけで。
………………
ぴょん子さん:おうちが貧乏だから詐欺まがいの商売に手を出しているよ。最近は中国で仕入れたパチものブランド鞄をフリマサイトに出品するのが日課なんだって。
トーストくん:ドリームランドでは珍しく気弱でナイーブ。授業中にうんこもらしたことがあるんだけど「今日のぼくはチョココロネだから」といって切りぬけたことがあるよ。あれ? 意外とメンタル強くね?
もこもこひつじさん:最高級ウールで保温性ばっちり。たまに女神さまがモップとまちがえてトイレ掃除に使うよ。でも乱暴に扱われるとそれはそれで興奮するんだって。こいつもド変態だね。
どんぶり大盛り白米くん:どんぶりにごはんをのっけただけの雑なデザインで、てあしがないからホバー飛行で移動するよ。じめんタイプのわざをむこうにできるから、序盤のジムリーダー戦で重宝するかも。
甘ーいスイーツどーなつちゃん:親に内緒で同人活動に精を出しているよ。夢小説とか書いているらしいんだけど、いったいどんな内容なのかな。隠れオタなので本人にその話をふると壁に頭を叩きつけて自決しようとするから注意してね。
レオンくん:リア充な仮面の下に野生の本性を隠した、カニバリ系のド変態だよ。世間体がいいやつほど裏の顔がヤバいっていう実例かもしれないね。
ぽてとくん:中国産じゃがいも(遺伝子組み換えでない)だよ。ぽてとくんにかぎらずじゃがいも警察はみんなメタボで、運動のあとは大量の汗をかいて全身から粉をふくよ。警察署の前を通るとデンプン臭がきつすぎて窒息しそうになるんだって。キモいね。
女神さま:ドリームランドの管理責任者さん(27)。今回の事件がスポンサーに知られる前にもみ消すことさえできれば問題ないので、実は犯人探しとかどうでもよかったりするよ。いっそ焼き肉パーティー開いて証拠隠滅しちゃおうかしらん。
………………
「うがああああああああっ!!!
「おちついて、ぴょん
と、
すると
「
「じぶんの
あ、ごめんなさい。
てなわけで
「だめにきまってるぴょん!! せめて
「
というふうに、わたしがぴょん
「
そうですねえ。
できれば
ちなみに
あっぷるちゃん(
「ふむ……。
「じゃがいもも
「あっぷるちゃんと
じゃあ
どーなつちゃん (
「わりとみんな、
「まってほしいなつ! うちは
どーなつちゃんにそういわれて、
しかしそこで、かれとなかよしのぴょん
「
「う、うん……。なんでかな、しんじてもらえたのにふくざつなきもちだよ……」
すると
「いいや、
「は、
あらあら、
うんもれ
まるで
「きっと
「そういう
みぐるしい
「まあまあおちつけ。
「で、どうだったぴょん?」
「ふふふ、
そういってぽてとくんがゆびさしたのは、どんぶり
,''"`゙```゙゙`ヽ、
,,,.r''" ∴ ∴ ∴ ∴ ヽ,,
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄./
\ (●) (●) /
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「ち、ちがうでござるっ!
「ところが
と、だれもが
そしてわれさきにと、
「ふごっ……!! ふぐうっ!!」
「これでもう
「こいつはぼくの
さるぐつわをかまされて、「ふごふご」とうめいている白米くん。
そのすがたをみつめながら、
「あたまに
でしたら
なんだかんだで、みんなA5ランク
「――ちょっとまつぴょん!
「ええ……せっかく
「だまれ
そういわれたので、
だれもが
「
「ど、どういうことなつ? ほかになにがあるっていうなつよ」
「つまりねらわれていたのは、
ぴょん
もちろんそこになにかあるわけもなく、わたしが
ところが――。
「この
ええ……。