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文字数 379文字



ゴールのない長い旅の終わりの代わりに
とりあえず立てたフラグの
姿がひとまず見えて来たから
後から来る仲間たちを一人待つ
お供に持ち合わせていた
先人達の作ったガイドブック
訪れた先から少しずつ消えてなくなったから
残りは後わずかで身軽になっていく
ここから先はまだ誰も歩いていない
細く長そうな狭い道だから
日記のようなエッセイでも綴って
マイペースに歩いていこうか
子供の頃に描いた夢からは
少し遠い場所を歩いてるけど
似ているところはたくさんあると思うんだ
一人ぼっちじゃ今はないし
近いようで遠い向こう側には
たくさんの笑顔が見えている
足元は見えにくくて平坦じゃないけど
踏みしめて踏ん張れる場所がある
簡単には後戻りはできないけれど
また何度でも立ち止まって
休むことはできるから
ひたすら前に進むだけ
この先にもしかしたら
悲しみが待ち受けているかもしれないけど
それも楽しみながら
自分らしく進む

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