神楽坂さんのツールとEpub(2) 少し調整してみる

文字数 4,489文字

 久しぶりにCSSなんて触ると、ボケまくってる……。色々と気づいた点。

・アイコンイメージにパディングは要らないと思うので削る。
 吹き出しが、アイコンよりやや上に描かれているのは、アイコンイメージのパディングのせい。ちょっと、かっこわるいカモ……。

・前回の最後の方、パディングとマージンを勘違いしている。(すみません)

・何故、背景色を変えるだけでfukiRとかをゴッソリとコピーするんだ? 背景色だけ指定しろ!(自分でボケて、自分で突っ込み)

 というわけで、修正版のCSSを以下に掲載します。変更するのは前と同じく、iconLから下です。丸角表現も追記してます。アイコンサイズも10%から20%へと増量しています。(変化した部分を太字で書いておきます)

.iconL {
    float: left;
    padding-top: 0%;/* とりあえず0だけど残しく */
    padding-left: 0%;
    padding-right: 0%;
    padding-bottom: 0%;

    text-align: center;
    display: inline;
    width: 20%;
}
.iconR {
    float: right;
    padding-top: 0%;
    padding-left: 0%;
    padding-right: 0%;
    padding-bottom: 0%;

    text-align: center;
    display: inline;
    width: 20%;
    /* アイコン領域 20+0+0=20% */
}
.iconClear {
    clear: both;
}
/* 以下、吹き出しテキストの位置指定に利用 */
.fukiL {/* 左側吹き出し(右アイコンiconRと対で利用) */
    float: left;
    padding-top: 2%; /* これを削ると、文字と吹き出し枠間の余裕がなくなる*/
    padding-left: 2%; /* なので、少しはあった方が良い */
    padding-right: 2%;
    padding-bottom: 2%;
    text-align: left; /*文字は左寄せ*/
    display: inline;
    width: 75%;/*アイコンが10%幅なら85%に */
    border-radius: 1em; /* 角丸呪文 */
    -webkit-border-radius: 1em; /* 角丸呪文 */
    -moz-border-radius: 1em; /* 角丸呪文 */
    background: rgb(235, 235, 235);/* gray */

    /* 75+2+2=79%, ∴20%(アイコン)+79%(文字)=99%
        これでfloat崩れを起こさないはず 多分 */
    /* アイコンを大きくする場合は
       iconR(iconL)のwidthの数値を増加させますが、増加させただけ、
       fukiR(fukiL)のwidthを減少させて下さい */
}
.fukiR {/* 右側吹き出し(左アイコンiconLと対で利用) */
    float: right;
    padding-top: 2%;
    padding-left: 2%;
    padding-right: 2%;
    padding-bottom: 2%;
    text-align: left;
    display: inline;
    width: 75%;
    border-radius: 1em; /* 角丸呪文 */
    -webkit-border-radius: 1em; /* 角丸呪文 */
    -moz-border-radius: 1em; /* 角丸呪文 */
    background: rgb(235, 235, 235);/* gray */

}
/* 以下、吹き出しテキスト背景色の指定に利用
    <div class="fukiR fC1">等
    色の指定を忘れると、fukiRやfukiLで指定した灰色に。
    fCは fukidashi Color の意。
    RGB基本8色の無彩色(白・黒)を抜いて6色。その明暗で12色。
*/
.fC1{background:  rgb(255, 235, 235)}/*red*/
.fC2{background:  rgb(235, 255, 235)}/*green*/
.fC3{background:  rgb(255, 255, 235)}/*yellow*/
.fC4{background:  rgb(235, 235, 255)}/*blue*/
.fC5{background:  rgb(255, 235, 255)}/*magenta*/
.fC6{background:  rgb(235, 255, 255)}/*cyan*/
.fC7{background:  rgb(245, 225, 225)}/*dark red*/
.fC8{background:  rgb(225, 245, 225)}/*dark green*/
.fC9{background:  rgb(245, 245, 225)}/*dark yellow*/
.fC10{background: rgb(225, 225, 245)}/*dark blue*/
.fC11{background: rgb(245, 225, 245)}/*dark magenta*/
.fC12{background: rgb(225, 245, 245)}/*dark cyan*/
 CSSの変更はここまで。

 吹き出しのカドを調整したい!という方は、CSS中の/*角丸呪文*/手前の1emの数字を、0.8emとか1.2emとかに変更して下さい。(CSS中に6ヶ所あります。)
 前回紹介した10pxだと、角の丸みの違いを見分けるのに、虫眼鏡が要るレベルかも。(どのようなViewerで見るのかに依存します。)
 こればっかりは、吹き出しに横長の長方形を使っている手前で、%指定だとおかしくなります。そのためパラメータをemで指定してます。(1em = 1文字の長さ。)

 前回同様に、xhtml側も、以下のように書き換えます。

 ・fukiRfukiLは、純粋に吹き出しの位置指定
 ・fC1とかfC2とかは、純粋に吹き出しテキストの背景色指定です。

 背景色指定に関しては、fC1~fC12まで、12色あります。そういえば、talkmakerさんも12色ですが、使っている色や順番は、私のオリジナルです。私は色指定の利権とか主張しませんので、ご自由にお使い下さい。

 もちろん、CSS中の色を示す3つの数値は、好きに代えて貰ってかまいませんし、12色じゃたりない、背景色プリセット256色化とか、1677万色化を目指して貰ってもかまいません。(いや、不要……)

 ※二つの指定語句(fukiRとかfC1とか)の間には、半角スペースを入れて下さい。
【元(アイコン左、セリフ右のパターン)】
<img src="../Images/てきとう.png" class="iconL" width="30%"/>
<div>
「芽衣!!芽衣!!(※セリフです)」
</div>
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【1・2行目を修正 ちなみにfC1明るい赤(ピンク)背景
<img src="../Images/てきとう.png" class="iconL" /
<div class="fukiR fC1"
「芽衣!!芽衣!!(※セリフです)」
</div>


【元(アイコン右、セリフ左のパターン)】
<img src="../Images/てきとう.png" class="iconR" width="30%"/>
<div>
「柚子!!柚子!!(※セリフです)」
</div>
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【1・2行目を修正 ちなみにfC2明るい緑背景
<img src="../Images/てきとう.png" class="iconR" /
<div class="fukiL fC2"
「柚子!!柚子!!(※セリフです)」
</div>

 ※なお、実際には</div>の前とかセリフの前には、スペースがいっぱい入ってると思いますが、上の例では略してます。セリフ直前の<div>を修正して下さい。
 ……という感じでどうでしょう?

 前回と同じく、自己責任でお使い下さい。
 私、個人的には、個人出版をドンドン推す立場です。

 私の環境では大丈夫でしたが、もしViewerが改行処理で手間取るなどしてfloat崩れを起こしていたら、fukiRやfukiLの、width=75%を、少し小さくしてみて下さい。隙間が増えますが……。

 そういえば個人的に、神楽坂先生のサンプルを読んでいて、最後のページに、かっこいい奥付がとかあったらいいかも、と思いました。もちろん、今のままでも素晴らしいです。

 talkmakerさんになくて、本にあるもの・・・・・・表1、表2、表3、表4、背表紙と奥付? Kindleなら背表紙は不要ですが。

 物語終わり→奥付→表3→表4と来ると、読了感が沸きます。(※個人の意見です)


 なお、talkmakerさんでは、改ページの概念は有りませんが、Epubでは可能だったと思います。キリの良いところで
 <div class="pagebreak"/>
 を挟むそうですが……。(半角の<、>に変換して下さい。)このあたり、私が説明しても車輪の再発明になるので、ネットで皆さん検索してみて下さい。


 そうそう、ちょっと古いですけど、ビューア別EPUB表示テストとか、面白かったです。
 

 ちなみに、神楽坂先生のスクリプトで作ったファイルから、縦書き化も試して、それなりに成功しました。私は縦書きでないと、読みにくいという古い人間です……(´;ω;`)ブワッ
 面白い事に、文庫本など本文は縦書きでも、奥付は大抵横書きですよね? これをEpubで実装すると、スタイル2個準備しなきゃ、です。

 Kindle Previewer(Ver2.94 Windows版)で縦書きmobiを閲覧すると、顔アイコンが、なぜかちょっと潰れるという……。また、希にfloat崩れが発生する部分有りと、まだまだ難ありですが、次回にでも紹介します。顔潰れのバグありのまま……(´;ω;`)ブワッ

 誰かが直してくれることを期待して……
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登場人物紹介

話す鹿
(いや、それ鹿じゃないだろ)

つっこみ担当

迷える羊
「解せぬ……」

旧・話す鹿(1~3節)

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