高木 瀾(らん) (4)
文字数 802文字
私は後方支援チームに連絡。
『ちょ……ちょっと待って……』
「4号鬼の聴覚センサが捕捉した音声データを元に……私の近くに居る『国防戦機』その他の大型のヴィークルやパワーローダーの位置を推測。その結果を4号鬼に送ってくれ」
『
向こうでも……どうやら
「それと……そっちで今起きてる事が一段落してからでいい。『国防戦機・特号機』と『護国軍鬼・零号鬼』に対抗出来そうなモノが有った。使える人が居たら、私が今居る辺りに寄越してくれ」
『
「ごめん……お小言は……後にしてもらえるとありがたい」
『また、そうやってごまかす……』
そう言って、私は、今、見付けたモノの画像を送る。
内臓をブチ撒けてる死体が1つと……VRスーツを剥ぎ取られ、ほぼ裸の状態で気を失なっている裸の生者は……一応、視界に入れないようにして。
そして……私は
「『ガジくん』……付いて来てくれ」
「がじっ♪」
やがて……ヘルメットの内側に有るヘッド・マウント式のモニタに敵機の推定位置が表示され……。
引き金を引く……。
銃声……。
続いて、私は起き上がり……。
「案外……やりにくいな……」
少し移動してから……再び、仰向けになり、
だが……向こうの制御AIも……
……いや……確認した訳では無いが……多分……。
それに……私の推測が大外れでも……死ぬのは私だけで済む筈……これも多分だが……。