約束

夢の中であなたに逢う。
心が空を高く高くどこまでも昇っていった。
きっとあなたとならこのままどこまででも飛んでいくことができる……。

眼が覚め、夢だと気付く。
確かにあなたの息づかい、温もりを肌で感じることはなかった。

これからは本当に夢の中でしかあなたに逢えなくなる。

体中が何か得体のしれないものに締めつけられる。
とても苦しい。
心も締めつけられ、疲弊していく。
この現実を受け入れることは、死を受け入れることと同じだ。
途端に焦りを感じた。
逢いたい、逢いたい、あなたに逢いたい。今すぐに。

いつも同じ話題で笑顔を見せあった。
いつも互いを気遣いあった。
互いに無理はしていないか心配した。
二人は息の合ったダンスを踊っていた。

あなたの目を見つめると心が自然と軽くなった。
笑顔が自然と溢れだした。
僕のまとまりのない話にもついてきてくれた。

僕の心がどれだけあなたに救われたかを伝えたい。
僕にとってあなたの存在すべてが神々しい。
あなたのような存在に出逢うことは二度とないと感覚が教えてくれる。


あなたは僕に言った。
”私達は必ずまた逢える" と
"いつもあなたのそばにいる" と

僕はあなたの言葉を信じ続ける。
どこにいようとも、いつまでも。