第5話
文字数 595文字
【 毛布に包まれて 】
遠くから誰かの声が微かに聞こえました。
「・・・ーん、・・・きー、・・・うなー!」
その声は段々ハッキリしてきて三人は目を開けました。
「まりん!みさき!ゆうな!一体どこにいたの?なかなか家に入って来ないから心配しちゃったわ!」
お母さんの声でした。
三人は自分の家の玄関の前に立っていました。お互いの服をしっかりと掴んで。
ゆうながお母さんに向かって言いました。
「あのね!猫ちゃん見つけたの!」
まりんとみさきは慌てました。
女王様に秘密と言われたことを思い出したからです。
「えーとね!えーと、ゆうながまた一人で勝手に行っちゃったの!」
みさきがこれ以上ゆうなに喋らせないように早口で言いました。
「そうなの!えーと、だからね、二人で連れて戻ってきたところなの!」
まりんもその後に続いて言いました。
「そうなの?ゆうな、一人でどこかに行っちゃダメよ!迷子になっちゃうわよ!さあ、さあ、三人とも、早くお家に入って!もう寝る時間よ!」
それから三人は歯磨きをしてパジャマに着替えて、あっという間にベットに入りました。
女王様のお城までたくさん歩いたので三人ともクタクタでした。
ゆうなはもうスヤスヤと寝息を立てています。
まりんとみさきも暖かい毛布に包まれてウトウトし始めました。
外では、強い風が吹き始め、窓が、ガタガタと揺れています。
どこか遠くから、小さくニャオーンと鳴く声が聞こえた気がしました。
遠くから誰かの声が微かに聞こえました。
「・・・ーん、・・・きー、・・・うなー!」
その声は段々ハッキリしてきて三人は目を開けました。
「まりん!みさき!ゆうな!一体どこにいたの?なかなか家に入って来ないから心配しちゃったわ!」
お母さんの声でした。
三人は自分の家の玄関の前に立っていました。お互いの服をしっかりと掴んで。
ゆうながお母さんに向かって言いました。
「あのね!猫ちゃん見つけたの!」
まりんとみさきは慌てました。
女王様に秘密と言われたことを思い出したからです。
「えーとね!えーと、ゆうながまた一人で勝手に行っちゃったの!」
みさきがこれ以上ゆうなに喋らせないように早口で言いました。
「そうなの!えーと、だからね、二人で連れて戻ってきたところなの!」
まりんもその後に続いて言いました。
「そうなの?ゆうな、一人でどこかに行っちゃダメよ!迷子になっちゃうわよ!さあ、さあ、三人とも、早くお家に入って!もう寝る時間よ!」
それから三人は歯磨きをしてパジャマに着替えて、あっという間にベットに入りました。
女王様のお城までたくさん歩いたので三人ともクタクタでした。
ゆうなはもうスヤスヤと寝息を立てています。
まりんとみさきも暖かい毛布に包まれてウトウトし始めました。
外では、強い風が吹き始め、窓が、ガタガタと揺れています。
どこか遠くから、小さくニャオーンと鳴く声が聞こえた気がしました。