第8話

文字数 395文字

 また同じような夢。
 海外で両親とホテルに泊まっていて、今日飛行機に乗って帰るというのに、わたし外で友だち(ヤマモトさん)に会っていたりして荷造り何もできていない。

 母と顔を合わせ、叱られると思ったら、にこにこして「待ってるから早くしたくして」と言う。

 泣きそうになりながらトランクに荷物を詰めると、意外にもあっというまに終わる。
 母が「お風呂に入ったら」と言ってくれるのでお湯を浴びる。
 時計を見ると三時半を回っている。飛行機の予定は四時。

 両親を見るとゆったり新聞など読んでいる。

 私、泣きそうになりながらホテルの備品の、淡いピンクベージュの革のベルト(ホテルの備品?)を自分のウエストにねじこみ、そのベルト、先の部分が少しめくれてしまっているのだけどとにかくねじこみ、したく出来る。

 飛行機四時じゃなかったのかな? と思いながら部屋を出ようとするところで目がさめる。

 すっごく疲れた。

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