詩小説『シークレット』3分の世界。全ての大人へ。

エピソード文字数 534文字

シークレット

まず炭火はお湯の沸く程度に。

お湯は熱からず、ぬるからず。

夏は涼しげに、冬はいかにも暖かく。

ハッシュタグ #by千利休。

花の名前も、花の言葉も知らない少女は。
四季折々に、色鮮やかに、可憐に芽吹くのでした。

シークレット。
花弁を撒き散らして。光の道は導かれるの。
甘い香りに誘われるがまま。彼女を夜道家まで送るの。

膨らむは夢は、やがて蕾と変わる。
耳にかけ直す髪。首筋に光る粒。
最期の最期で、彼女のアパートは謎めかされて。
何も出来ずに、立ち尽くすだけ。
手の平ゆらゆら。
花が咲くよに。

花は野の花のごとく生け。

刻限は早め、早めに。

雨降らずとも雨具の用意をし。

心を心とするのです。

ハッシュタグ #by千利休。

息を飲んで、瞬きの隙間、鼓動が刻まれる一瞬。
時間は止まる。音は生まれる。彼女のその輝きに。

シークレット。
花弁を撒き散らして。
誰もが辿り着けなかった園へと。

謎めいている彼女の恋愛遍歴。
そのエピソードは誰も知らない。

神秘的な彼女は輝くプリズム。
肩からずれ落ちた紐、セーターの鎖骨。

今宵も、舟を漕ぎ出すが、岸が見えたところで、霧がかかるよ。

手の平ゆらゆら。
花が咲くよに。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

主人公はあなたです。それぞれの恋愛模様を『詩小説』で。

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み