最高の冒険を ~魔法を捨てた冒険者たちのダンジョン攻略~ 

文字数 1,511文字

天野 星屑 様作
掲載サイト*なろう

【作品のあらすじ】
様々なプレイヤーが、様々な方法で楽しむVRMMORPG(ゲームの中に入って冒険できるオンラインゲーム)《The Other World》。ついに正式サービスを迎えたその日、その世界は閉ざされ、プレイヤーたちは現実世界へ戻ることはできなくなった。そんななか主人公たちは、見たことない景色を見るために、経験したことのない冒険をするために行動する。様々な様相を示す大自然を行き、数々のダンジョンに挑む彼らは、どのような景色を見るのか。

最強、などといった謳い文句はあえてつけていません。主人公は弓使いです。
(あらすじそのまま引用)

【P10の簡単な内容説明】
何人制などの制限があるのか、このページでは分からないが、主人公は4人パーティで行動し、宿を探そうとしている。

【書き出し五文字】
解散したと
(博多弁じゃありませんよー)

【これまでどんな内容だったのかを予想】

冒頭で、解散というワードが出てくるので、大勢の仲間たちがいたがそれぞれにパーティを作り解散する前までを描いているのだろう。と、すると閉じ込められることになった経緯や、その瞬間のプレイヤーたちの動向。落ち着くまでの話合い、気持ちの切り替え、これからどうしていくのかなどを話し合う場面が描かれていたと、想像できる。他、読者への理解を深めるための、基本的なゲームシステムや、世界観などの説明もなされていたはずである。もちろん、パーティ編成についてもバランスなどを考え、閉じ込められた仲間たちで話し合ったり、連絡報なども決めたに違いない。


【P10について】

この物語は、三つのバランスで出来ている。まずは、リアリティの持たせ方。ゲームという世界ではあるが、どちらかと言うと無人島でのサバイバルのような、”生き抜くためには”に重点が置かれているように思われる。その為、主人公の心理も丁寧に書かれているし、どんな世界観の中で、何が出来るのか、何をなすべきなのかについても丁寧に描かれている。次に、プレイヤーが活き活きしているように描くための効果。会話はテンポが良く、それぞれが意見を出し合い協力し合う、”共存”と”助け合い”というもの感じられる。ページの冒頭ではまるで”生きることに貪欲さ”を感じないように思える会話も、その後では何が必要だろうかという、展開に変わっていることから、陽気さを表していたのか、とも思えるし、何より楽し気である。
もう一つは、細かな設定説明である。これにより、どんな世界観で、どんなゲームシステムで、どのような人たちがこの世界に挑むのかがイメージしやすい。悲観的ではないので、自分もパーティに入りたいなという気持ちにさえさせてくれる。

【この物語の先の展開を妄想】

恐らく、物語はまだ序章に過ぎない。これから為すべきこと、が想像できるように描かれている。レベルもまだ低く、所持金も心許ない彼ら。P10の時点では冒険前日といった雰囲気が漂っている。これからが本番なのだ。物語は全体に明るいことから、積極的に知らない場所、見たことのない場所へ向かうに違いない。しかし、まずはレベル上げだろう。ゲームシステムも自由度が高そうである。やれることが多いと言事は、物語も広がりを見せるのだろう。この時点では出来ないことも増えていくかもしれない。
あなたも是非、彼らと一緒に冒険してみませんか?
RPGなどをプレイしたことのある方なら、すぐになじめる世界観でもあります。もし、自分がゲームの中に居たならば、こんな時はどうなるんだろう?という疑問についても詳しく説明されており、想像がし易いです。ぜひ、お手に取られてみてくださいね。
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