第19話:薫子との再会と昔話1

文字数 1,693文字

「今晩どこに泊まるとの聞くので日航ホテルと答えると、今晩、一緒に飲まないと言った」
「僕は、1人旅で今日と明日の2日間、日航ホテル金沢を予約していると教えた」
「君さえ良ければ、こっちは大歓迎だと言うと、喜んでくれた」
「19時に、この店を閉めて、日航ホテルのフロント前に行きますと言った」

「今夜、ゆっくりと夕食を取りながら話をしたいわと言うと目が潤んでいた」
「それでは、今夜19時に待ってると言い店を出てホテル日航にへ帰った」
「15時過ぎ、ホテルにチェックイン、買ってきたウイスキーを飲みながら仮眠をとった」
「17時頃、目覚めて金沢の駅周辺を散策した」

「小一時間、散策し疲れ、途中のカフェに入り窓から人の動きを何となく見続けた」
「外を眺めながら、中学に入って、初めて、薫子と会った日の思い出や高校進学の話を仲間達、男女6人で語り合った日の事をはっきりと思い出した」
「そんな事を思い出していると18時半を過ぎ店を出て10分で、日航ホテルに帰った」

「その後、フロント前のラウンジで薫子を待った」
「すると程なくして、清水君と言う声を聞いて、振り返ると、薫子が来た」
「今晩、中華、寿司、どっちが言いと聞くと、久しぶりに中華を食べたいわと言った」
「そこで、ホテルの29階の中華料理『桃季』に入った」

「何を飲むと聞くと、余り強くないからワインが良いと告げた」
「ライトな赤が良いと話したのでウエイターに試飲させてもらいボトル1本入れた」
「夕飯すましてきたので、あまり食べられないと言うので、コースセットを1人前でも良いかとウエイターに聞くとOKといわれ注文した」
「すると、前菜盛り合わせから出て来て、赤ワインで再会を祝して乾杯した」


「清水が、薫子に、学校を卒業してKW高校に入ってからの話を聞きたいと語った」
「薫子が、中学時代、理数系よりも文系、商業系を目指していたが、特に大学に入りたいと言う願望は強くなかったのでKW高校普通科に入学したと話した」
「それよりも、私の前に、素敵な男性が現れないかなと考えていたと述べた」

「ワインの飲んで少し顔が、赤くなり、好みのタイプは、がっちりした体格で、正義漢が強くて、理数系が強く、聡明な、清水君みたいな人がいないかなと考えた」
「そんな事を笑いながら言った」
「あんまり、おだてるなよと、清水も笑顔になった」

「その後はと、清水が聞くと、あの頃景気が良くて普通高校ででも成績が、そこそこ良ければ、地元の銀行には入れたので入行したと答えた」
「なんで地区で一番優秀な普通高校に入って成績も悪くないのに大学に入らなかったのか、不思議に思っていたよと、清水が言った」

「清水君が、同じ高校に入ってくれたら良かったと思った位よと言った」
「そうしたら、一緒の大学に入ったのにねと、笑いながら言った」。
「次に、薫子が、清水君こそ、KW高校には入れたのに入らず」
「なんで、八王子の工業専門学校に行ったのよと聞いた」

「うちは、貧しく市営団地に住み、中学を卒業したら、もう一つ上の学校が最後と言われた」
「両親に、そう言われて考えく、工業専門学校しか、残らなかったと話した」
「すえると、へーそうだったのと驚いていた」
「でも清水君は、1年の時は、社会と数学以外は、普通位の成績だった」

「それが、2年生になると、クラスのベスト10に入った」
「その後は、急激に成績を上げたよねと、語った」
「それは、国立高専に入れば月謝も安いし奨学金をもらいながら家に負担をかけさせないためにを選んだのだというと、そんな事情だったのと感心した」

「英語も家の近所の教会の日曜ミサの後の無料の英語教室で勉強したと説明」
「そんなに苦労していたのと言い、全然、そう見えなかったと言った」
「そんな恥ずかしい事を他人に言えるかと語気を荒げて清水が答えた」
「薫子が、中学を出て2年後、清水君に電話して高専祭の日程を聞いた」

「そして、私が、女友達と2人で高専祭りに行ったわよねと、思い出しながら話した」
「その時、柔道部で練習風景を見学できると聞き、柔道場へ向かった」
「そこで、練習を見学すると、清水君が、柔道の乱取り稽古をしていた」
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