027.日陰くんと夜伽
文字数 1,030文字
帰宅し凪島さんとの一悶着を終えた日陰くんが、自分の家なのに凪島さんの私物で侵食されつつあるそのリビングで、妙にくつろげない気分を感じている午後10時過ぎのお話。
……とまぁ、冗談はさておき。
やたらと女の子が一杯まわりに居るのに、男が決定的なフラグを建てないままズルズルと引き伸ばして失敗したケースを知ってるから。
日陰くんが現実でそういう状況になっているんじゃないか――という危惧を込めた警鐘でもあるわね。