第2話

文字数 655文字

まあその別世界のりっちゃんが言うには、


私が危ないので、守りにきた、とのことなのだが……。

りっちゃん……そっちの世界の私は死んじゃったって、どうしてなの……?

……。


殺されたんだ……。


……そしてまだ犯人は捕まってない

こ、殺された……!?
……ああ……
い、一体誰に!!?

それが……まだ分からないんだ。


警察からは……僕は何も教えてもらえない……。



それどころか、僕自身も容疑者扱いなんだ……。


僕が……紗奈を殺すわけないのに……

悔しそうに唇をかみ、瞳を潤ませる、りっちゃん。

……そんな時、ラビが現れたんだ。


僕の世界と近い世界だけど、紗奈が生きてる世界があるって。


でも、かなり近い世界だから、助けないと危険だよって……

(……ラビ……?)
こっちの世界では、まだ何も起きていない感じ……?

う、うん……


怪しい人……も特に思い当たらないかも……

そうか……。



……ラビ、どうしたらいいと思う?

そこにラビがボンっと姿を現す。


クスクス。紗奈ちゃんこんにちはー

ラ、ラビ……。


あなたカナトさんに魔界送りにされたはずじゃ……

あっはは、まさか。


一旦自分で戻ったんだよ。面倒そうだったから

な……
クスクス、残念だったね
思わずラビをにらむ私。
りっちゃん、こんなやつ、信用しちゃだめだよっ!
私の大声に、ちょっとだけ面食らうりっちゃん。

……そうかもしれないけど……。


……僕の世界で紗奈が死んだことは事実で、


ラビは本当に紗奈が生きている世界に連れてきてくれた。


だから……きっと君が危ないのも、本当だと思う……

う、うーん……。

確かにそういわれればそうなんだけど……

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登場人物紹介

星崎 紗奈 (ほしざき さな)


17歳 専門学生


本編の主人公。

ラビス

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↓(以下ネタバレ含む人物:表情など)


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ラビス

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律?

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