(二)‐2
文字数 449文字
合宿から帰ってから、私は摘んでハンカチに挟んで持って帰ってきていた四つ葉のクローバーを押し花にして、しおりを作った。あなたと私を結びつけてくれた幸運のお守りとして。読んでいる本に挟んでいつでもあなたを思い出せるように大事にしていたの。
その後、あなたの噂をときどき耳にしたわ。他の女と仲がいいとか、新入生みんなに声をかけているとか、誰々とデートしていたとか、それ以上の仲じゃないかとか。私自身も何度か他の女とあなたが一緒にいるところを目撃した。でもそれは同じ授業を受けている学生とか、同じサークルの仲間とか、私の友人だった。だから私は気にしなかった。しおりにした四つ葉のクローバーを見ると、あなたとの絆を感じることが出来たから。それにあなたは私のことをきちんと愛してくれた。それは学生時代もそうだったし、あなたが一足先に卒業した後でもそうだった。あなたが新入社員だった頃は、時間のやりくりや慣れない仕事での疲れや忙しさでなかなか会えないこともあったけど、それでも私に会いに来てくれたよね。
(続く)
その後、あなたの噂をときどき耳にしたわ。他の女と仲がいいとか、新入生みんなに声をかけているとか、誰々とデートしていたとか、それ以上の仲じゃないかとか。私自身も何度か他の女とあなたが一緒にいるところを目撃した。でもそれは同じ授業を受けている学生とか、同じサークルの仲間とか、私の友人だった。だから私は気にしなかった。しおりにした四つ葉のクローバーを見ると、あなたとの絆を感じることが出来たから。それにあなたは私のことをきちんと愛してくれた。それは学生時代もそうだったし、あなたが一足先に卒業した後でもそうだった。あなたが新入社員だった頃は、時間のやりくりや慣れない仕事での疲れや忙しさでなかなか会えないこともあったけど、それでも私に会いに来てくれたよね。
(続く)