主人公の話
文字数 584文字
なあ。
はい？ どうしたの？
ふと思ったんだけどさ……
作者の作る物語ってさ、小説に限らず主人公が勇者じゃない事が多く無いか？
ああ……そうかも。
でも勇者じゃ無くっても特別な存在って事がほとんどだよ。
例えば？
公開している小説で言うなら……
完全に勇者な「聖剣の光」・モブキャラだったのに無理やり勇者にされた「少年と神と邪神」・ただの冒険家である「お供の日記」があるね。
他にも殺し屋だったり雑用係だったりするかな。
特別枠で言えば四神を継ぐ者や、光の魔力を受け継ぐ剣士。特殊な魔力を持つ一族の少年。魔王。ドラゴン。勇者の息子（勇者ではない）……そんな感じかな？
勇者が主人公にした方が話が作りやすく無いか？
どうだろうね？
そもそも勇者という存在が無い物語もあるし、勇者と対立する物語もあるし。
要は使い方なんじゃないかと。
そもそもただの素人だし。
じゃあ、俺が主人公の話とか出来るんじゃね？
何と戦うつもりなんだ……
別に戦わなくても良いだろ。
ほのぼの日常系だよ！
家に帰って来たぜ！
ご飯を食べるぜ！
風呂に入るぜ！
寝るぜ！
…………
…………
……おい、クソつまんねえじゃねえか！
ほのぼの日常系だよ。
いや、ねえから！
ほのぼの要素どこにもねえから！
ほのぼの日常系じゃ無くて、ただの日常じゃねえか！
さて、帰ってご飯食べて風呂に入って寝ようかな。
作者め……覚えてやがれ！
日常と日常系って違いますよね。
