第2話

文字数 1,039文字


お初にお目にかかります。柴田怜璃と申します。以後お見知りおきを。
人生を楽しむ14歳だ。高校受験中だが、受験勉強は嗜む程度に、というモットーで生きている。まあ、学志というぐらいだから、15歳になれば必然と勉学に励むようになるのではないか、と期待している。いや、そろそろ励まないと困るのは私だが、まあ追い詰められたら、自然と本気になるだろう。

そもそも私は中学受験をしたのに、また受験をしなければいけないという哀れな身なのだ。中学受験で失敗したわけではない。そう、内部進学でまた受験がある学校に進学してしまったのだ!柴田怜璃、痛恨のミス!

おっと、全く自己紹介をしていなかった。しかし、自己紹介とはなんだろう。14歳という自己も定まっていないような年頃に本当に自己紹介をしてしまっていいのだろうか。それは自己の可能性を制限する行為に等しいのではないのだろうか。私にとって自己とは常に移り変わっていくものである。「男子、三日会わざれば刮目して見よ」とはよく言ったものだ。私は男子ではないが、夏休み前の陰キャが夏休み明けに金髪になっているように、昨日の好きな食べ物と今日の好きな食べ物が漬物からパンケーキに変わることだって十分にありうるのだ。特に私のような多感な思春期の少女の女心は秋の空のように変わるのだ。自己紹介などする必要もあるまい。

ここまでくると、さっさとしろというクレームが聞こえてきそうだ。というわけで長い前置きを経て、自己紹介をしていこうと思う。
いまいち中学生の娘との距離感が掴めずに悩んでいる全国の保護者や変わっていると言われて悩んでいる全国の中学生たちにぜひ参考にしていただきたい。

柴田怜璃・14歳・8月3日生まれ
身長は月と同じ大きさで体重はリンゴ3個分だ。
北海道・函館市で生まれ、幼少期はちょっぴりお嬢様として育った。
趣味は深夜テンションでポエムを書くことで、後で見返しては悶えている。
最近では勉強をさぼりつつyoutubeを見ている。

...困った。思っていたより書くことがない。私が考えていたより私は中身のない人間だったようだ。まあいい。これから中身を増やしていけばいいだけだ。私には未来がある。その様を描くためにエッセーがある。たとえ中身が増えなくてもユーモアで生きていこうと思う。

今回はこれぐらいにしておこう。あまり書きすぎて書くネタがなくなっても困る。
私はこれからも書き続けていく所存である。これでも応援して下さる方は読み続けていただけたら泣いて喜ぶ所存である。














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