第三十六話、援軍
文字数 1,349文字
馬上である。モディオル率いる国軍はフエネ平原をつっきるように東に向かっていた。
モディオルの部下であるカルデは眉をしかめた。味方は千二百人しかいない。
カデルは念を押した。
モディオルは答えた。
フエネ平原、白髪の男がザレクスの営舎を訪ねてきた。
ジダトレはザレクスの父であり、オラム砦の副司令官をしている。
ザレクスは言った。
何ともないと言われると、それはそれで残念な気持ちにザレクスはなった。
ベネトは眉をしかめた。兵の質にもよるが、千二百の援軍が来てくれれば戦況を変えることができる。
ザレクスは肩をすくめた。