決死の戦い・アレキサンドライト王女の強き意志

文字数 6,539文字

アレキサンドライト王女とバートン王子は凶悪なゴロツキ軍団・トキシックローズファミリーに乗っ取られたビジュエール城を、所々で待ち構える毒薔薇兵士たちを蹴散らしながら進み続ける。

広いとは言え、ここは王女の住まいだ。王族のみが知る抜け道を上手く駆使して、敵に遭遇するのを極力抑えつつ指定された目的地・玉座の間へ向かっていた。


王女の両親と使用人たち、国民の大半は避難したため無事だったが、逃げ遅れた使用人や兵士たちの一部は邪悪な魔法の犠牲となり、薔薇の花に変えられてしまった。

3人も中庭でお茶会をしていた所を、トキシックローズファミリーに突如襲撃された。

王女と王子が応戦するもわずかな隙を突かれ、パーチア姫はファミリーのナンバー2である魔女・シャロンにより魂を抜き取られてしまう。

そのまま仮死状態になった体ごとさらわれてしまったのだ。


そして2人はついに城の最奥部に辿り着いた。そこには奴らが待ち構えていた。

【??】

おーっほっほっほっほっ!

遅過ぎて待ちくたびれましてよ!

高笑いしたのはトキシックローズファミリーの総帥である女帝・アンジェローズ。

彼女は今までに何度もワールドを葬り乗っ取ろうとするも返り討ちにされ失敗して来た腹いせにと、今度はビジュエール王国を乗っ取ろうとしていたのだ。この女のワールドに対する執念深さは、もはやゾンビの類に近いものだった。

【アレキサンドライト王女】

約束通り来ました!

さぁ、パーチア姫を返しなさい!!

【??】

ふん、来ただけでそう簡単に返してやると思ってるの?バーカ!
アンジェローズのそばにいた魔女・シャロンが意地悪そうな笑みを浮かべ言う。

【シャロン】

そんな偉そうな事は、私たちに勝ってから言えっつーの!

ま、あんたたちには無理な話だけど!!

【アンジェローズ】

さあ、早くかかってきなさいな?

それとも、このわたくしを前にして恐れをなしたのかしら?

シャロンに続いて挑発的な言葉を発するアンジェローズ。

【アレキサンドライト王女】

友を救う事に、私は恐れなど抱きません!!

覚悟!!

王女は声を上げると同時に剣を構え、アンジェローズに向かって走り出した。

【アンジェローズ】

ふふふ…。
不敵な笑みを浮かべるアンジェローズ。すぐ横にいたシャロンは命令されたのを察し、右手を空に向けて掲げる。

先端からは青白い電光が奔っていた。

【シャロン】

遅いわよ!
ピカッ!ズドーン!!

【アレキサンドライト王女】

がぁっ!!!
シャロンの手から放たれた電撃により、彼女の身体は大きく跳ね飛ばされてしまう。

そのまま地面に転がってしまった。

【アレキサンドライト王女】

うぐっ…!!!
【バートン王子】

アレックス王女!!

バートン王子が急いで駆け寄ろうとするも――。

【アレキサンドライト王女】

来てはなりません…!この方は私が倒します!!
倒れた状態のまま顔を上げ、大声でそう言う彼女を見て王子は足を止めた。

【バートン王子】

王女…!!

【アレキサンドライト王女】

大丈夫です…あなたは…兵士たちを…!!

シャロンの攻撃によってすでにかなりの傷を負っていたアレキサンドライト王女。しかしそれでもなお立ち上がろうと懸命に持ちこたえていた。

そんな様子を確認したアンジェローズは邪悪に微笑む。そして手を振り上げ合図を送る。すると、周囲の兵士達は一斉に雄叫びをあげた。毒薔薇兵士が大勢おり、どうしようもない状況になっていた。

【アンジェローズ】

おーっほっほっほ!

あなたたちにもう勝ち目などないわ!!観念しなさい!

勝利を確信したアンジェローズは更に高笑いをする。

【バートン王子】

おのれ…毒薔薇女帝め!!

兵士たちと戦っているバートン王子は悔しそうに叫ぶ。


しかし、そんな彼女たちの言葉の思惑を打ち砕くかのように――突然巨大な炎の柱が現れ、兵士たちを焼き尽くした。

あまりの出来事にアンジェローズたちは驚愕の表情を見せる。一体誰の仕業なのか……。そう思って周りを見回すが誰もいない。だがすぐにそれは誤りである事に気付く事になる。何故ならその攻撃の正体がすぐに分かったからだ。

燃え盛る炎の中から突如として現れたもの――それは体が光り輝く、髪をほどいたアレキサンドライト王女だったのだ。

赤紫に輝く長い髪をなびかせるその姿は、まさに勇敢そのものだった。

【アンジェローズ】

なっ!?

想定外の展開に、アンジェローズは驚きを隠せなかった。

それもそうだ。彼女は既にボロボロの状態でいるはずなのだ。普通であれば立ち上がる事さえも不可能なはずである。それにも関わらず今自分の目の前で立ち上がっているアレキサンドライト王女を見た時はとても信じられなかった。

【アンジェローズ】

(な…なぜ立てるのよ……!?)

このままではまずいと察した彼女は焦った顔を見せつつも再び目で指示を出した。シャテーニュはすぐに手を天に掲げ雷を放つ。巨大な雷がアレキサンドライト王女に直撃する――はずだった。

しかし雷を放った直後に異変が起きる事になる。アレキサンドライト王女の周りに光のバリアが張られ、雷撃をかき消してしまったのだ。

そして同時に辺りに突風が起こる。その威力はかなり強力だった。

吹き荒れる強風のせいで、近くに居た兵士達はその勢いに圧され地面を転がり回るくらいだった。アンジェローズやシャロンも立っているのがやっとの状態になりつつあった。

【アンジェローズ】

こ……こんなバカな……!!

予想もしていなかった事態に直面し動揺する彼女に対し、アレキサンドライト王女はゆっくりと歩き始めた。

先程受けたはずのダメージを全く感じさせないくらいに堂々と歩いて行く。まるで自分には何も効かないといった自信に満ちた歩み方である。

その様子を見てバートン王子は再び声を上げる。

【バートン王子】

アレックス王女、ボク様は愛するキミと妹のために、そしてキミと言う素晴らしい王女のいるこの国を守るため、共に戦うよ!

【アレキサンドライト王女】

ええ、頼りにしています。
2人の言葉を聞いたアンジェローズは装飾でいっぱいのドレス姿に似つかわしくない怒号を上げ、2人を口汚く罵る。

【アンジェローズ】

ふ…ふざけんじゃねぇぞてめぇら!!!!

そう叫び右手に持ったパラソルを高く掲げた後、それを勢いよく下ろす。

すると、上空には黒い雲が現れてそこから一筋のピンク色の光が放たれ王女に向かって行く。そこから何度も何度も、王女に向けて強力そうな雷が放たれる。

アンジェローズの攻撃に間違いはないはずだが、それでも彼女は怯まなかった。

【アレキサンドライト王女】

今の私は、さっきまでの私とは違うのです!

アレキサンドライト王女の前にバリアが張られる。覚醒した彼女の前に、アンジェローズの魔法など無意味だった。

次第に彼女の放つ雷が押されて行き遂に――。


ドガーンッ!!パリーンッ!ガシャーン!!!


雷は大きな音を立てて城の壁に大きな穴を開けると同時に消滅した。

それと同時に、彼女の持っていたパラソルも衝撃に耐え切れずバキバキに折れてしまった。

【アンジェローズ】

てめぇクソがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
一瞬唖然としたのち、再び怒り狂い暴言を吐くアンジェローズ。

【アレキサンドライト王女】

何でしょう?

【アンジェローズ】

あ?
正面で戦っていたはずの王女はいつの間にか、彼女の懐に入るように接近していた。

【アンジェローズ】

いっ!?

【アレキサンドライト王女】

隙あり!!
王女は渾身の力を込め、剣を一振りし凄まじい衝撃波を放つ。

【アンジェローズ】

きゃあああああああああっ!!!!!!!

そのパワーは相当な物であり、彼女の体はたちまち吹っ飛び、城の壁に叩きつけられた。

そして彼女は再起不能となった。あの至近距離で覚醒した相手から攻撃を受ければ、彼女とてひとたまりもない。

【シャロン】

うっそ…アンジェローズ!
バートンを止めんと兵士たちと共に戦っていたシャロンが慌てて飛んで行き、彼女を起こす。

【シャロン】

あんたたちよくも…!!
意識を失ったアンジェローズの肩を支え、怒りに震えるシャロン。

【アレキサンドライト王女】

その状態で、まだ一戦交えるおつもりですか?

それを見つつも、凛とした姿勢を崩さない王女。

彼女の言う通り主が戦闘不能になっている今、戦うのは無謀に近い。しかも彼女は覚醒状態なのだ。

状況を飲み込み、シャロンは苦虫を噛み潰したような表情をする。

【シャロン】

ふ…ふんっ、こんなチンケな国、いつか必ず我ら一族の傘下にしてやるんだからね!

覚えてなさい!!

そのままシャロンは兵士たちに撤退命令を出し、そのままアンジェローズと共に消えてしまった。

それはトキシックローズファミリーの敗北を意味していたのだった。

【バートン王子】

よし、これで敵は全て片付いたみたいだね!

バートン王子はほっとする。どうやら他の兵士達もほぼ全員倒されたようだ。後はパーチア姫の魂を解放するだけである。

アレキサンドライト王女の覚醒は解け、髪色もいつもの青緑色に戻っていた。だがそれでもどこか気高く威厳のある姿のままである。その佇まいに王子は惚れ惚れとしていた。


そして先へ進み、アンジェローズのいた玉座のすぐ横にかけられていた鳥かごの中に、ピンク色に輝く光の球があった。これがパーチア姫の魂だ。

【アレキサンドライト王女】

パーチア姫、今自由にします。
王女が鳥かごの扉を開けると同時に、魂は勢いよく飛び出し、そのまま飛んで行った。

【バートン王子】

追いかけよう、魂の行き着く先にパーチアの体があるはずだ!

【アレキサンドライト王女】

はいっ!

2人は急いで後を追った。



魂が飛んで行った先は、罪人を拘置するための地下牢だった。もっとも、今はほとんど使われていないが。

その内の一室にパーチア姫はいた。寝心地の悪そうな木の板の寝床に横たえられている。かなりのミスマッチな組み合わせだ。

浮遊していた彼女の魂は胸の上で一度動きを止めると、そのままゆっくり降下し元の体に入り込んで行った。

【パーチア姫】

うーん…。
程なくして、パーチア姫が目を開く。

【アレキサンドライト王女】

パーチア姫!
【バートン王子】

パーチア!

【パーチア姫】

! ここは…。

あっ、アレックス王女様、お兄様!

ご無事だったのですね!

【アレキサンドライト王女】

良かった…あなたもご無事で!
意識が戻った彼女は、慌てて飛び起きた。

鉄格子の扉を開こうとするが、鍵がかかっている。

【アレキサンドライト王女】

パーチア姫、離れていて下さい。

そう言い、アレキサンドライト王女は剣を出して一振りする。

キィィィン!!扉を閉ざす南京錠は年季が入っているのもあり、その一発で壊れた。



あれからすぐに邪悪な魔法は解け、犠牲となっていた城の者たちは全員元の姿に戻る事が出来た。

城を覆っていた紫のイバラもすっかり消え去り、元の美しい景観を取り戻した。もっとも、アンジェローズの雷撃によって壊れた壁はそのままだったが。

現在、時は経ち夕刻。玉座の間には同国の作業員たちが集結し、先程の戦いで壊れた壁の修理に取りかかっている。

その近くで3人は会話していた。王女も今は時間帯の関係で髪色が青緑から赤紫に変わりかけており、服装もシックなドレス姿となっている。

【パーチア姫】

ごめんなさい、あなた様やお兄様を危険な目に遭わせてしまって…。

【アレキサンドライト王女】

ふふふ、そうやってすぐ謝ってしまう所、あなたの悪い癖ですよ。

【バートン王子】

そうさパーチア、愛する家族のピンチに駆けつけない訳がないじゃないか!

【パーチア姫】

…。最高の兄と友人を持って、わたくしは本当に幸せ者ですわ。

ですがくれぐれもご無理はなさらないで下さいませ。

2人は笑い、黙って頷いた。

【バートン王子】

しかし流石はアレックス王女、見事だったよ。

【アレキサンドライト王女】

私だけの手柄ではありませんよ、バートン王子。

あなたの心強い手助けがなければ勝利を手にする事は出来ませんでした、ありがとう。

【バートン王子】

ははは…そう言ってもらえて光栄だよ。

キミのためならどこへでもお供するさ!

お礼を言われ、照れる王子。そんな彼につられて王女も笑ったのだった。

これからも互いの絆が引き裂かれる事は決してないだろう。



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【バートン王子】

まさか、アレックス王女があんなに強くなるとはなぁ…。

【パーチア姫】

わたくしも、お兄様からお話を聞いてビックリしましたわ。

ミネローレ城への帰路に着く道中、小型機の中で兄妹はアレキサンドライト王女の覚醒について雑談していた。

普段もそうだが、本当に彼女の実力には感服せざるを得ない。

【パーチア姫】

アレックス王女様がビジュエール王国の女王に就任された暁には、国の安泰は間違いなく約束されますわね。

【バートン王子】

ん?ちょっと待ってくれ。

彼女はボク様の所へ嫁ぐ予定なんだぞ。

【パーチア姫】

あら?そのためにはまずお兄様が、王女様に振り向いてもらえるように努力しませんと。

【バートン王子】

…え?えぇ~っ!?

彼女、もしかしてボク様に気がないのかい!?

【パーチア姫】

ただの頼れる友人だそうで、恋愛感情はないそうですわ。

【バートン王子】

そ、そんな…。

よし、だったら今夜から王子としての魅力をさらに磨くぞっ!!

【パーチア姫】

頑張って下さいませ、お兄様…。

(根本的な所を変える気はないのですね…)


おしまい。

【今回の主要以外の登場人物】


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【アレキサンドライト王女(Princess Alexandrite)】

→ワールド内の宝石・鉱石の産出国として有名な王国『ビジュエール国』の王女。愛称は『アレックス』。

凛々しい男装姿と勇敢で優しい性格から、王国民からは老若男女問わず慕われる。

また剣術と近接格闘術の達人であり、後者に関しては軍の戦闘訓練担当だった元教官から訓練を受けているため、繊細なテクニックで屈強な兵士さえも打ち負かす程の腕前を持つ。

なおドレスは必要時にしか着用しない(着るとしてもシックなデザインの物が基本)。


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誕:4月29日

年:21歳・♀

出:ビジュエール国

趣:乗馬、散歩

好:自分の国と国民たちです

嫌:女だからと下に見られる事、性別で束縛される事、装飾の多い冠やドレス

【バートン王子(Prince Burton)】

→ビジュエール国の友好国の一つ・ミネローレ王国の王子。典型的なボク様系ナルシストおバカ王子である。

ただ王族である事はちゃんと自覚しているので品性も勇気もしっかり持ち合わせており、下品なものや悪者・卑怯者は嫌う。

アレキサンドライト王女に恋をしておりオープンにアタックしているが、毎回軽くあしらわれている。


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誕:9月15日

年:22歳・♂

出:ミネローレ王国

趣:部屋に飾った自画像を眺める事

好:アレックス王女ほど美しい女性はいないと断言しよう!

嫌:下品なもの、卑怯者

【パーチア姫(Princess Parchia)】

→バートン王子の妹でミネローレ王国の王女。言わずもがな、彼女は兄と違いまともな人格である。

時々暴走する兄を止める役目を持つも彼のあまりのおバカっぷりに呆れており、そのせいで最低1日1回はほぼ必ず周りに謝ってしまう。

ただし嫌ってはおらず、むしろオープンかつ正々堂々とした姿勢を内心尊敬している。

友好条約を結ぶビジュエール国の王女・アレキサンドライトとは親友同士。


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誕:4月8日

年:20歳・♀

出:ミネローレ王国

趣:プリザーブドフラワー作り

好:ハスの花、動物全般

嫌:梅干し

【アンジェローズ(Angerose)】

→ワールドの平和をおびやかす悪のゴロツキ軍団、通称『トキシックローズファミリー』を率いる女帝。

性格は自惚れ屋で傲慢かつずる賢い。さらに『世界は自分で回っている』と本気で思っている、極めて危険な人格の持ち主。普段はお嬢様口調で話すが、本性を現すとキレ散らかし、非常に汚い言葉遣いへと変わる。

しかし何度倒されてもその信念とワールドへの執着心から、一向に反省する気配はない。そのためフィールドのみならず、ワールド全域でも危険人物として通達が出ている。

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登場人物紹介

【ポジ詩月(Posi-Shizuki)】

→詩月のポジティブな感情が人の姿になった生き物。前向きで常に明るい事を考える。

ただし、現実世界の非情かつ最低な人間の事は大嫌い。もちろん創作世界の平和を乱そうとする連中も大嫌いである。

容姿は詩月本体に似ている(ただし美化2000%)。テンションが上がると声がでかくなる。

ネガ詩月とはいつも一緒にいる。周りを盛り上げるムードメーカー。


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誕生日:8月1日
年齢:詩月と同じ・♀
出身地:福岡県某所
趣味:ネットサーフィン、イラストを描く事
好きな物:ゲーム(特に音楽ゲーム)、動物(特に猫)
嫌いな物:現実の非情かつ最低な人間、平和を乱す連中、アリ、あと軍曹。こいつらだけは絶対無理!!

【ネガ詩月(Nega-Shizuki)】

→詩月のネガティブな感情が人の姿になった生き物。後ろ向きで根暗な方だが、最近は若干明るい子になりつつある。

しづキャラたちの中でも特に、現実世界の非情かつ最低な人間や創作世界の平和を乱そうとする連中を憎悪している。

恐らくしづキャラワールドの中では最強。怒りが一定値を超えると『スーパーネガ詩月』に変貌し、しばらく手が付けられなくなる。

しかし怒らせさえしなければ根はとても良い奴。


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誕生日:8月1日
年齢:詩月と同じ・♀
出身地:福岡県某所
趣味:静かな所でのんびりする、妄想する
好きな物:ポジに伸びた髪を切ってもらう事、創作世界の住人たち、動物(特に猫)
嫌いな物:現実の非情かつ最低な人間、平和を乱す連中、承認欲求

【パト・タクティズム(Pato Taktithm)】

→詩月の創作の総称『Shizuchara Allstars(しづキャラオールスターズ)』の看板息子兼、オリジナルコンセプト『Tap Spinners』の男主人公。リズの双子の弟。

気が弱いヘタレだが、正義感は人一倍強い。戦闘の際は果敢に立ち向かったりと、男らしい一面も持っている。

また修理からスクリプト関係までとあらゆる機械をいじるのが得意で、爆弾を解除した経験も。

将来の夢はコンピューターエンジニアになり、最先端技術の発展に貢献する事。


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誕生日:1月1日
年齢:12歳・♂
出身地:スコアランド
趣味:ダンス、機械いじり
好きな物:もちろん、音楽が一番好きだよ!
嫌いな物:ピーマン。あの苦味がダメなんだ…。

【リズ・タクティズム(Riz Taktithm)】

→詩月の創作の総称『Shizuchara Allstars(しづキャラオールスターズ)』の看板娘兼、オリジナルコンセプト『Tap Spinners』の女主人公。パトの双子の姉。

口論で勝てる者はいないくらい、非常に気が強くしっかりしている(※だからと言って頑固者や意地っ張りではない)。人を説得するのも得意。

実は料理が恐ろしく下手で、その不味さはもはや生き地獄そのもの(一応本人も自覚はしている)。

将来の夢は探検家になり、未知なる世界を旅する事。


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誕生日:1月1日
年齢:12歳・♀
出身地:スコアランド
趣味:ダンス、運動
好きな物:もちろん音楽だよ~!
嫌いな物:空豆

【ガンザード・Z・ジェット(Gunzard Z-Jet)】 

→パトとリズの母方の叔父、関西弁で喋る。愛称は『ジェット』。

格闘技の達人で、強い敵相手だとテンションが上がるタイプ。

また弱い相手に暴力を振るう行為が大嫌いで、DVや集団リンチをする連中は決して許さない。

格闘一本なので、恋愛に関してはちょっぴり奥手なようだ。


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誕生日:2月29日(平年は3月1日がお祝い日)
年齢:20歳・♂
出身地:スコアランド
趣味:トレーニング、バイクを乗り回す事
好きな物:優しい心
嫌いな物:自分より弱い者に暴力を振るう奴

【カロ・フランシス・スート(Carreau Francis Suit)】

→神に限りなく近い種族『神々しき一族』の女性。自分よりも相手に気を遣う優しい心の持ち主で、主に回復魔法を得意とする。

普段は物静かで大人しいが、キレると大変な事になるらしい。

ちなみにZ・ジェットに恋心を抱いているが、態度には出していない。最近は紅茶のブレンドにハマっているとか。


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誕生日:??(お祝い日:4月1日)
年齢:約700歳(外見は人間年齢で27歳くらい)・♀
出身地:次元聖域
趣味:ティータイム
好きな物:希望の光
嫌いな物:邪悪な心

【メトロ(Metro)】

→パト&リズ姉弟が家に飾っているメトロノームから生まれた、不思議な双子の精霊で姉の方。パートナーはパト。

パトが戦闘態勢に入る時限定で、体を日本刀に変化させる事が可能。

一応バラバラに行動する事も出来るが、基本は姉妹で1セット。もっぱら一緒にいる時が多い。


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誕生日:分かりません(お祝い日:12月31日)

年齢:年齢不詳・♀

出身地:ハーモニーシティ(=スコアランドの首都)のアンティークショップ

趣味:無

好きな物:無

嫌いな物:迷惑騒音

【ノーム(Nome)】

→パト&リズ姉弟が家に飾っているメトロノームから生まれた、不思議な双子の精霊で妹の方。パートナーはリズ。

リズが戦闘態勢に入る時限定で、体を日本刀に変化させる事が可能。

一応バラバラに行動する事も出来るが、基本は姉妹で1セット。もっぱら一緒にいる時が多い。


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誕生日:…さぁ?(お祝い日:12月31日)

年齢:年齢不詳・♀

出身地:ハーモニーシティ(=スコアランドの首都)のアンティークショップ

趣味:無

好きな物:無 

嫌いな物:リズムが取れない曲

【鳳凰団(ほうおうだん/Team Houou)】
→全ての次元の住人を鳳凰団の信者にするべく活動する、非常に傍迷惑な連中。
悪さをするのは三大幹部で、姐御系リーダー・孔雀(くじゃく/右の女性)、頭脳明晰な元海賊・ツバメ(左の水色バンダナの少年)、人造人間・イーグル(センターの大男)の3人構成。その上には大ボス・フェニックスがいる。
一応SCASシリーズの悪役兼メインキャラ勢のライバル的な立場で、メインキャラ勢が彼らの活動を阻止する事で、常にワールドの平和が保たれている。


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誕生日:3人とも不明

年齢:孔雀/推定20代前半・♀ ツバメ/8歳・♂ イーグル/年齢不詳・♂

出身地:3人とも不明

趣味:孔雀/貴金属収集 ツバメ/パルクール イーグル/何だソレ?美味いノカ?

好きな物:孔雀/アタイの美貌は世界一よ♪ ツバメ/潮風 イーグル/ハイオクガソリン

嫌いな物:孔雀/お姉様とお呼び! ツバメ/火 イーグル/鳳凰団に歯向かう奴、許せないガー!!

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