第50話 インアナル・アフェア

文字数 4,088文字

「こ、これで、いいかしら……ご、ご主人様」

 ユリアがグランに立位で背を向け、腰を深く折る。
 片手で床を支えながら、もう片方の手をパンティに忍び込ませる。

「クスッ」

 クロエとミンに嘲笑される。
 「『ご主人様』も、まだマトモに言えないんだわ」。
 そんな二人の(あざけ)りが聞こえてくる。
 ユリアの闘争心に火がつく。
 生まれ持った淫乱さは血統書つきなので、売女の才能はある。
 後はご奉仕の場数さえ踏めば、クロエとミンなどに負けない。

 ユリアは上半身を折っているので、股の間からクロエとミンの股間が丸見えだ。
 クロエのロリ顔に不釣り合いな、秘部を覆い隠し、尻穴まで生えた黒々とした剛毛。
 ミンの、いかにも締まりの良さそうな秘部と尻穴。

(それでも、負けないわ!
 前回、グラン……様は、私のアソコを名器と称えてくれた。
 お口でのご奉仕もすぐ覚えるし、
 名器をたっぷり楽しんでもらうんだから!)
 
 ユリアの中で張ったばかりの牝奴隷の根から芽が出て、どんどん成長していく。

愚鈍(ぐどん)なお前に、丁寧に教えてやる。
 ユリア、返事は!?」

「は、はい、ご、ご主人様!」

「返事に気を取られて、オナニーの手が止まってるぞ。
 もっとイジくり回すんだ」

「申し訳ありません、ご主人様」

「ふむ、いい返事だ」

 クロエとミンに睨まれる。
 褒められたユリアは、勝ち誇った表情を浮かべている。

「では、教えてやる。
 すでに魔法技術院は、精力と魔力の比例関係について、公式に発表した。
 つまり女は、強い精子を穴ぼこから注入されるほど、魔力が上がる。
 強くなる」

 ユリアにも、グランの言わんとしていることが分かってきた。

 この発表に、処女軍団・ヴァルキリーを実質的に抱える神殿は、猛反発した。
 だが魔法技術院の発表には、論破できないエビデンスがある。
 清楚たれという神の教えと真実に又裂きにされ、各国の神殿は大騒ぎだ。

「あ、あん、つ、つまり、グラン……ご主人様にせ……、
 あぁん、精子をいただくほど、私は強く、
 あはぁん、なれるんです、……ね、ああ、いいっ」

 二度目のオナニーでも、すぐに感じてしまう。
 グランのイチネンボッキに接近した効果だ。

「さすがに賢者は、飲み込みが早い。
 さらに魔法技術院は、もう一つの発表を控えている」

 そこでグランが、言葉を切る。
 何事かと、ユリアは股の間からグランを見上げる。
 するとグランの手には、大小様々な玉を丈夫な紐で一つに繋いだ物が握られている。

「精子の吸収は、尻穴が最も適しているそうだ」

「ヒッ」

 思わずユリアは、悲鳴を洩らしてしまう。
 つまりグランは、自分の尻穴を犯す気だ。

「その通り。
 これから開戦まで、ユリア、お前とクロエ、ミンの三人のアナルを、
 可能な限り犯す」

 ユリアの心を見透かしたかのような、グランのアナルレイプ宣言。

「ご、ご主人様、で、でも、私のお……お尻の穴に、
 ご主人様の、その、立派なモノは……」

 ユリアの顔色が、瞳と髪の色と同じく青くなっていく。

「心配するな。
 イチネンボッキは女を凌辱するが、傷つけたり、痛めつけはしない。
 お前の懸念(けねん)どおり、尻穴は狭い。
 だったら、広げてやればいい。
 お前には特別に、このアナル・パールを使ってやる」

 クロエとミンが半分は羨望(せんぼう)、半分は嫉妬の目でユリアを睨む。
 彼女達は指で、アナルを開発された。
 なのにユリアだけ、道具を使ってもらえるなんて。

 だが、まだ牝奴隷に堕ちていないユリアには、
 アナル・パールが恐ろしくて仕方ない。
 あんな大きな玉を、お尻の穴に入れられるなんて……。
 けれど、あの程度の大きさが入らなければ、
 グランの人外の巨根を迎えることは不可能だ。

「このアナル・パールに、いつもの媚薬を塗って、と。
 よし。指で多少ほぐしたら、入れてやる。
 指にも、媚薬を塗ってやるからな」

「アウッ!」

 言い終えた直後、グランの人差し指がアナルに突き刺さる。
 媚薬のせいか、尻穴は指を根本までスッポリと飲み込む。

「アッグウゥ!」

 グランの人差し指が尻穴を出入りしながら、円を描くように動く。
 脳天を直撃する快感に、ユリアは獣の咆哮を洩らす。

「この程度で騒ぐな。ほら、指を一本追加してやる」

「オッギョウゥ!」

 グランの中指が、根本まで差し込まれる。
 その動きが、人差し指とシンクロする。

「おい、誰がオナニーを止めていいと言った?
 前の穴も、イジり続けろ。
 いいか、どこまでも性欲に貪欲になれ。
 その姿勢があって初めて、イチネンボッキは真価を発揮する」

「オグッ! ひゃ、ひゃい、ほ、ほしゅいん、さ、あ」

「前回も叱ったはずだが。
 ユリア、ご主人様に分かるように話せ」

「ああっ、は、はい、ごごご、ご主人様!」

 指二本でアナルを()き回され、秘部は自分の指で愛撫している。
 股間から体全体に広がる快楽の荒波に、ユリアは溺れそうだ。

「ふむ、ほぐれてきたな。
 では、アナル・パールを入れてやる。
 事前に、俺の精子をまぶしておいた。
 つまり媚薬以外に、イチネンボッキも染み込んでいる。
 だから最高の快楽を、お前は得られる」

 グランが片頬を(ゆが)めて笑う。

 そう言われてユリアは、股の間からアナル・パールを覗いてみる。
 玉の色は紫色だが、所々に濃い白い染みがついている。

「グワギュッ!」

 グランが予告なしに、アナル・パールを尻穴に全て挿入する。
 グリングリンとした玉の感触を、尻穴から腸まで感じる。

「さて、始めるか。ま、すぐに終わらせるが。
 目的はあくまで、お前の尻穴に精子をブチ込むことだからな」

 言った直後、グランがアナル・パールを緩急をつけて出し入れする。
 尻穴から玉が出たり入ったりする度に、ユリアは獣の咆哮をあげる。
 括約筋を通って、腸を玉が突き上げる度に、気絶しそうなほど気持ちいい。

 ジョロ、シャアッー。

 あまりの気持ち良さに、ユリアは失禁してしまった。

「イチモツ入れる前から、小便洩らしたのか。
 賢者というジョブは、失禁が日課なのか?」

 グランが(いびつ)な笑みを浮かべる。
 だが自分で言っておきながら、ニンチが失禁するシーンが頭に浮かんでしまう。
 吐きそうだ。
 ニンチなら、普通に失禁しても不思議はない。

「ああ、ま、また、オシッコしてるとこ、男の人に見られちゃった」

 ユリアが尻穴を玉責めながらも、恥じ入ってしまう。

「小便自体は、悪くない。だがな、ユリア。
 ご主人様の前で小便したなら、謝るか見てもらうようにお願いするんだ」

「は、はい……ごしゅ……ご主人様……。
 ユリアがオシッコしてるところ、見てください」

 謝罪より放尿アピールを選ぶセンスに、毛並みのいい淫売の血が表れている。

「オヒホォッ!」

 グランがまた予告なしに、アナル・パールを一気に引き抜く。
 腸が引きずり出されそうな快感に、ユリアはイッてしまう。

「あ、あ、ご、ご主人様、ユリア、
 無断でイッてしまいました……。
 申し訳ございません」

 土下座が抜けている。
 が、即座に謝ったので、グランは叱らないことにした。

「おや? 
 アナル・パールに、茶色い染みと小さな固形物がついているぞ?
 ユリア、これは何だ?」

 グランが意地悪く、ユリアを追い詰める。

「ああ、申し訳ございません!
 そ、それは……私が毎日している、排泄物……です」

 恥辱と屈辱で、ユリアの顔は真っ赤だ。
 しかし恥ずかしいことを言う度に、欲情がどんどん湧き上がってくる。

「以後、尻は綺麗に拭け。
 尻穴は、常に奇麗にしておくんだ。
 これから毎日、尻穴をイジッてもらえるんだからな」

「はい、ご主人様」

「では早速、入れてやる。
 クロエとミンが控えているしな」

 グランが立ち上がる。
 クロエとミンが黙って脇に退(しりぞ)き、正座をする。

「フスッ!」

 巨根が尻穴に触れたと思った瞬間、亀の部分だけがゴソリと入ってくる。
 ユリアは、息が引きつってしまう。
 そのままの姿勢、つまり立位バックで、尻穴を犯されるようだ。

「オギャウッ!」

 直後、グランがイチモツを根本まで尻穴に叩き込む。
 括約筋は膨張し、腸が押し上げられる。

「ユリア、お前はアナルまでミミズが千匹いるのか?
 尻の壁まで、俺のイチモツに絡みついてきやがる。
 名器だな」

 獣の咆哮とともに、ユリアは歓喜の雄叫びをあげる。

「さて、お前等」

 ユリアの尻穴を犯しながら、グランがクロエとミンの顔を見る。

「先程も言ったが、戦争まで時間がない。
 しかしお前達は、宿から出られない。
 やり過ぎれば、セレナに気付かれる。
 レスペは全く気付かないだろうが」
 
 ユリアの尻を激しく犯しながら、グランが告げる。
 そんなグランの顔を、二匹の牝奴隷は神妙な面持ちで見ている。

「だから必然的に、セレナが寝ている夜、イチネンボッキをお前達に挿入する。
 これから開戦まで、寝る間もないと思え」

「はい、ご主人様」「はい、ご主人様」

 また、二人の牝の美しい声が重なる。

 人間界最大の神殿・デーアから実績を認められ、将来を嘱望(しょくぼう)されている聖女・クロエ。

 亡国の宮廷付き武闘家を父に持ち、自らも大国・ドラガンで武闘家としてのし上がってきた、誇り高き女・ミン。

 名門の魔法一族出身で、優秀な魔法使いの両親を持ち、賢者にまで上り詰めた知性の持ち主・ユリア。

 そんな三人の女は、日が昇るまで代わる代わる、尻の穴を犯された。
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