開戦!帝国軍
文字数 1,407文字
ブロッス帝国士官ブリードが指揮する帝国軍の前にギン達4人が現れ、4人という数の少なさに一瞬戸惑うブリードであったが、すぐに冷静さを取り戻す。
「ふん、何事かと思ったがたった4人で我らに刃向かうなど愚かなこと。返り討ちにしてくれるわ!」
そんな中槍隊の攻撃を受け流しながら、ムルカがルルーに対して大声で叫ぶ。
「ルルー!何故貴殿がここに?それにそちらの方々は?」
ルルーも大声で叫び返す。
「ムルカ様!お助けに参りました!この者達については後程説明いたします」
「あい分かった!ルルーよ砦に傷を負った兵の方々がまだ多くおられる!砦に入って貴殿の治癒魔法で治してやってくれ!」
その話を聞いてブライアンが言葉を漏らす。
「あのオッサンわりと無茶をいうな」
「でも何とかして砦に入らないと数の前に押し切られてしまうわ」
ブライアンとルルーの会話を聞いたギンが2人とエイムに指示を出す。
「ブライアン、ルルーを守りながら砦までの突入路を確保してくれ。エイムは2人を魔法で援護するんだ。弓の射程に気をつけろ」
ブライアンは意気揚々と返答するが、エイムはギンの動きが気になり尋ね返す。
「おう!任せろ!」
「でも、ギンさんはどうするんですか?」
「俺は敵の本隊を叩く。あの指揮官らしき男を無力化すればこの戦いを終わらすことが出来る」
「お1人で大丈夫ですか?」
エイムの心配の声にギンは強く言葉を返す。
「あのムルカという人と協力してなんとかする。だからお前もブライアン達と協力してやるんだ」
「分かりました!お気をつけて」
そう言ってギン、エイムたち3人は別行動をとる。
その動きを見た帝国軍の士官の1人がブリードに指示を仰ぐ。
「ブリード様!あの3人を追いますか」
「その必要はない!弓隊で十分だ!」
エイム達3人はブリードが指揮する本隊から離れて弓隊の方へ向かうがどう突破するかを相談する。
「さてと、じゃあルルーは俺の後ろにいろ。俺が大楯で弓を防ぐ」
「ちょっと待って念には念を入れて防御魔法をかけるわ。念のためエイムにもね」
「はい。お願いします」
「じゃあいくわよ」
ルルーが呪文の詠唱を始めていく。
「我を加護し神ミッツよ、わが信仰と力を糧に我の望みに応えよ。我と我の望みし者を守護し給へ。守護壁 」
ルルーとエイムたちの周りに光の膜が纏われる。
「これで多少の攻撃は大丈夫だけど持続時間は短いから過信は禁物よ」
「分かった!それじゃあいくぞ」
ブライアンはルルーを自分の後方に配置し、弓隊をかき分ける。何人かは斧で切りつけるが、兵の数が多く盾でも防ぎきれず、腕に矢が刺さるが防御壁で傷がつかずに済んでいる。そんな中エイムが呪文の詠唱を始める。
「風を司りし者よ、古の盟約に従ひて我の望みに応えよ。彼の者らを竜巻の中へ包み給へ。竜巻の結び 」
エイムが魔法で起こした竜巻が弓兵の多くを巻き込み包み、砦より遠くへ運ばれる。それを見たルルーは驚愕した。
「すごい……なんて魔法なの」
あっけにとられるルルーに対してブライアンが声を掛ける。
「残りの敵は俺が引き付ける。砦へ走れ!」
「分かったわ!あなたも気を付けてね」
そう言ってルルーは敵の追撃を心配することなく砦に入城することが出来た。そんな時神官戦士の1人がルルーに言った。
「ルルー殿!何故こちらへ」
「皆さんをお助けに参りました」
その頃、ギンはブリードの周りの兵を剣で数名討ち果たし。ついにブリードと対峙する。
「ふん、何事かと思ったがたった4人で我らに刃向かうなど愚かなこと。返り討ちにしてくれるわ!」
そんな中槍隊の攻撃を受け流しながら、ムルカがルルーに対して大声で叫ぶ。
「ルルー!何故貴殿がここに?それにそちらの方々は?」
ルルーも大声で叫び返す。
「ムルカ様!お助けに参りました!この者達については後程説明いたします」
「あい分かった!ルルーよ砦に傷を負った兵の方々がまだ多くおられる!砦に入って貴殿の治癒魔法で治してやってくれ!」
その話を聞いてブライアンが言葉を漏らす。
「あのオッサンわりと無茶をいうな」
「でも何とかして砦に入らないと数の前に押し切られてしまうわ」
ブライアンとルルーの会話を聞いたギンが2人とエイムに指示を出す。
「ブライアン、ルルーを守りながら砦までの突入路を確保してくれ。エイムは2人を魔法で援護するんだ。弓の射程に気をつけろ」
ブライアンは意気揚々と返答するが、エイムはギンの動きが気になり尋ね返す。
「おう!任せろ!」
「でも、ギンさんはどうするんですか?」
「俺は敵の本隊を叩く。あの指揮官らしき男を無力化すればこの戦いを終わらすことが出来る」
「お1人で大丈夫ですか?」
エイムの心配の声にギンは強く言葉を返す。
「あのムルカという人と協力してなんとかする。だからお前もブライアン達と協力してやるんだ」
「分かりました!お気をつけて」
そう言ってギン、エイムたち3人は別行動をとる。
その動きを見た帝国軍の士官の1人がブリードに指示を仰ぐ。
「ブリード様!あの3人を追いますか」
「その必要はない!弓隊で十分だ!」
エイム達3人はブリードが指揮する本隊から離れて弓隊の方へ向かうがどう突破するかを相談する。
「さてと、じゃあルルーは俺の後ろにいろ。俺が大楯で弓を防ぐ」
「ちょっと待って念には念を入れて防御魔法をかけるわ。念のためエイムにもね」
「はい。お願いします」
「じゃあいくわよ」
ルルーが呪文の詠唱を始めていく。
「我を加護し神ミッツよ、わが信仰と力を糧に我の望みに応えよ。我と我の望みし者を守護し給へ。
ルルーとエイムたちの周りに光の膜が纏われる。
「これで多少の攻撃は大丈夫だけど持続時間は短いから過信は禁物よ」
「分かった!それじゃあいくぞ」
ブライアンはルルーを自分の後方に配置し、弓隊をかき分ける。何人かは斧で切りつけるが、兵の数が多く盾でも防ぎきれず、腕に矢が刺さるが防御壁で傷がつかずに済んでいる。そんな中エイムが呪文の詠唱を始める。
「風を司りし者よ、古の盟約に従ひて我の望みに応えよ。彼の者らを竜巻の中へ包み給へ。
エイムが魔法で起こした竜巻が弓兵の多くを巻き込み包み、砦より遠くへ運ばれる。それを見たルルーは驚愕した。
「すごい……なんて魔法なの」
あっけにとられるルルーに対してブライアンが声を掛ける。
「残りの敵は俺が引き付ける。砦へ走れ!」
「分かったわ!あなたも気を付けてね」
そう言ってルルーは敵の追撃を心配することなく砦に入城することが出来た。そんな時神官戦士の1人がルルーに言った。
「ルルー殿!何故こちらへ」
「皆さんをお助けに参りました」
その頃、ギンはブリードの周りの兵を剣で数名討ち果たし。ついにブリードと対峙する。