2-1.タクシー
文字数 470文字
2023年3月23日(木) -2日目-
美羽が目を覚ますと、夜行バスに乗っていた。 ぼーっとして窓の外を見る。もう日が出ている。
(あれ?私、昨日どうしてたっけ・・・?)
記憶が曖昧だった。寝ぼけた思考がようやくまとまってきたとき、夜行バスは東京駅に着いた。
美羽はスーツケースとワイン瓶を頭上の荷物入れから取り出すと、夜行バスを降りて東京駅に入った。
山手線で高輪ゲートウェイ駅に到着すると、タクシーを呼んだ。
運転手に叔母が別荘として利用している白金台のマンションの近くの神社を目的地として告げ、タクシーが進んだ。
✳︎
しばらくタクシーは進み、目的地ではない変な所で止まった。そして後部座席のドアが開いた。
「あ、ここ、どこでしょうか?知らない場所なんですけど?」
美羽が怪訝な顔でタクシー運転手に問いかける。
タクシー運転手は何も答えなかった。
すると一人の短いスカートで黒スーツの30前後の黒髪の女性が乗り込んできて後部座席の美羽の隣に座り込んだ。
「あ・・・あの・・・」
タクシーはそのままドアが閉まると進み始めた。
美羽が目を覚ますと、夜行バスに乗っていた。 ぼーっとして窓の外を見る。もう日が出ている。
(あれ?私、昨日どうしてたっけ・・・?)
記憶が曖昧だった。寝ぼけた思考がようやくまとまってきたとき、夜行バスは東京駅に着いた。
美羽はスーツケースとワイン瓶を頭上の荷物入れから取り出すと、夜行バスを降りて東京駅に入った。
山手線で高輪ゲートウェイ駅に到着すると、タクシーを呼んだ。
運転手に叔母が別荘として利用している白金台のマンションの近くの神社を目的地として告げ、タクシーが進んだ。
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しばらくタクシーは進み、目的地ではない変な所で止まった。そして後部座席のドアが開いた。
「あ、ここ、どこでしょうか?知らない場所なんですけど?」
美羽が怪訝な顔でタクシー運転手に問いかける。
タクシー運転手は何も答えなかった。
すると一人の短いスカートで黒スーツの30前後の黒髪の女性が乗り込んできて後部座席の美羽の隣に座り込んだ。
「あ・・・あの・・・」
タクシーはそのままドアが閉まると進み始めた。