第4話 女の子をこするのもきっと楽しいですよ
文字数 593文字
ううう
スマホ……
やっと買ったわしのスマホ……
ううう
欲しかったんじゃあ!きさまにこの思いがわかるかあ!
スマホ……スマホ……
ううう
こすりたかったよぉ
わしも
スマホをこすりたかったよぉ
ハローワークでも
牛丼屋でも
派遣先の工場でも
市役所の生活課でも
路地裏でも
みんなこすっちょる
たしかにそうみたいですねー
って
わたしはこちらの世界に
きたばかりだから
基本知識として
知っているだけですが
スマホ……
せっかくこすれると
思ったのに……
うおおおん
うおおおん
あ
あの
ご主人様
もしよろしければ
その
わたしをこすってもいいですよ?
わたしはもっぱらこすられるがわなので
男性がなにをたのしむのかは
わかりかねま
はわああ!
まったくそのとおりでございます!
当方女子にてございますので
殿方のお気持ちなど
わかりようがございませんでおじゃる!
うううう
スマホ……
スマホ……
わしのスマホ……
うおおおん
うおおおん
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