孤独な老人とサキュバス
文字数 1,275文字
サキュバスのミルリンは、今
都会で独り暮らしをていた孤独な老人と
一緒に暮らしている。
ゆるふわ天然サキュバスのミルリン。
独自の価値観を持つ彼女のことを、
人間が理解しようというのも無理なのかもしれない。
近所の噂好きな人間達は、
二人の生活する様に陰口を叩いていた。
たまたまそんな会話が聞こえてしまうミルリン。
もちろん、ミルリンは
老人から精気を吸ったりしていない。
そんなことをすれば、確実に死んでしまう。
ミルリンは偶然聞いてしまった
近所の人達がしてい噂話について、説明した。
毎晩、おじいちゃんは
ミルリンに抱きしめられながら眠る。
ミルリンがおじいちゃんに見せる夢は、
淫夢ではなく、幼い頃の原体験、
母の胸に抱かれて眠る安らぎ。
そして、ミルリンのふくよかな胸は
母性の象徴でもあるのだ。